恋人は日本茶☆東京茶業青年団

もう日本茶しか愛せない東京のお茶屋若旦那衆「東京茶業青年団」の恋人(日本茶)を紹介する日記です。

新年度

2013-04-03 11:52:08 | Weblog

4月は、新しいスタートの月です。

1月は、心静かに自分を見つめ、4月は期待を胸にワクワクしながらスタートするのは、

きっと桜と「春」という季節がそうさせるのかも知れません。

新成人や、新社会人に向けて、サントリーの広告に、作家の伊集院静さんが

メッセージを出されています。毎回それを楽しみにしておりますが、

昨年のメッセージ「落ちたりんごを待つな」もとても素敵なものでした。

 

青年団に属させて頂いておりますので、気持ちは青年のまま、

仕事は青年クラスを卒業して、さらに社会に貢献したいと、

街を歩くフレッシュな若者を見るとつくづく感じます。

 

 

お茶の葉も、自分から摘みにいき、一番おいしいところを

みんなに飲んでもらえるようがんばりたいと思います!

今年も新茶の時期がいよいよはじまります。

 

おいしい新茶は、お近くの東京茶業組合加盟店で

 

「落ちるリンゴを待つな」 伊集院 静

  新社会人おめでとう。君は今どんな職場で出発の日を迎えただろうか。

  それがどんな仕事であれ、そこは君の人生の出発点になる。
  
  仕事とは何だろうか。君が生きている証が仕事だと私は思う。
  
  大変なことがあった東北の地にも、今、リンゴの花が咲こうとしている。

  皆、新しい出発に歩もうとしている。
  
  君はリンゴの実がなる木を見たことがあるか。リンゴ園の老人が言うには、
  
  一番リンゴらしい時に木から取ってやるのが、大切なことだ。
  
  落ちてからではリンゴではなくなるそうだ。それは仕事にも置きかえられる。
  
  落ちるリンゴを待っていてはダメだ。
 
  木に登ってリンゴを取りに行こう。
  
  そうして一番美味しいリンゴを皆に食べてもらおうじゃないか。
  
   一、二度木から落ちてもなんてことはない。
  
  リンゴの花のあの白の美しさも果汁のあふれる美味しさも
   
  厳しい冬があったからできたのだ。風に向かえ。苦節に耐えろ。
  
  常に何かに挑む姿勢が、今、この国で大切なことだ。
  
  夕暮れ、ヒザ小僧をこすりつつ一杯やろうじゃないか。
  

 

 

 


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