私のお気に入りの店。三和楼はなかなか旬にあわせたコースを出してくれる。今度は媽祖祭記念を題した「媽祖こーす」。これまたこの店の良いとこ取りコース。是非試す価値はありそうだ。
「以前のイメージ」
三和楼「上海」 045-681-2321 ブログ
700円(料理1品+スープ+漬け物+ご飯+デザート「マンゴプリン」)+おしぼり
以前から入ってみたかったのだが,構えがしっかりしていて,ランチにはどうも入りづらい感じがしていた。中華街の店も600円台でランチを提供する店も限られており,いよいよ700円台の店になってしまった。その最初が,三和楼である。
上海料理は,味付けもあっさりしており,素材感を十分に楽しめる。この店のランチはそれに値すものである。今回は「イカと野菜の炒め物」を頼んでみた。飾り包丁を入れられたイカが美しい。椎茸・タケノコ・インゲン・ピーマンなどが入っていた。まず食べてみて気が付くのが,薄味(上海料理)であるということである。物足りない人も多いと思うほどのあっさりとした仕上がりをしていた。私は,これにほんの少し醤油をたらし食べさせてもらった。薄味と言っても下味は付いている,それと生醤油が実に合うのだ。ここはザーサイではなく,キュウリの日本的な漬け物だった。料理の質としても,ザーサイよりはマッチしている感じがした。スープは濃厚な鶏ガラスープに具がふんだん入っている。良く煮込まれた大根が味がしみこんでいておいしかった。空の器をおいておいたら,さりげなくお変わりと交換してくれた。ご飯もおしゃれな器に提供され,おいしい。8月は,マンゴプリンがサービスとなっており,食後の口直しが完了。お茶もおいしい店だった。
コースもリーズナブルな2000円程度からある。しかし,4000円程度出した方がここの味が堪能できるはずである。お勧めの店である。
ランチ例)週替わりで特徴のあるメニューが並ぶ
A麻婆豆腐 Bイカの野菜炒め C干し貝柱と卵の炒め物 D厚揚げと季節の野菜の炒め物
上海料理は中華街でも少ない方である。その中でも私のお薦めは,開帝廟にある「三和楼」である。サービス業においては,基本は同然サービス(心遣い)である。中華街にそれが無いというわけではないが,どうも「身内を大切」にすると言うのが,「身内(知り合い)にだけサービスをあからさまにする」と言う店が多いのも,事実である。当然中華街の人には悪意は無いのだが,平等的な社会に馴染んでいる。日本人には,どうもこの常識は不快に見える場合が多い。その中で,三和楼は店全体がどの客にも一生懸命サービスをするという店では,素晴らしい「心」をもった店である。対して顔なじみで無い私に対しても全従業員(オーナーらしいご夫婦も含めて)が気配りをしてくれる。今日なども,お茶・お代わり等に対する心遣いも万全であった。
ランチは,700円(基本はデザートなし)とちっと高いが,その都度サービスが異なり,それを確認してから入店する方がよい。ランチメニューは店頭に大きめに表示されているので,それを確認してから入店すればよい。どれも魅力的なメニューが並んでいる。
座ればすぐに,熱いおしぼりが出され,お茶も出てくる。オーダーしてからの料理の出具合も早い。「イカと野菜の味噌炒め」を頼んでみた。筍・ピーマン・人参・干し椎茸と共に化粧包丁を加えられたイカが味噌(日本の味噌?)味で炒められている。この店の味は,素材の味を十分に確認できるほど,薄味である。しかしながらコクのある仕上がり(うまみがある)になっている。まして,今日は量も十分。本日のサービスとなっているのは「雲呑スープ(ほうれん草も入り彩りも良い)」も中型の器に入ってくる本格的なもの。ごはんも相変わらず美味しく,お代わりをする。大満足である。
ランチ例)4種が週替わり
Aイカと野菜の味噌炒めB鶏肉フクロダダケの炒め物C茄子の辛味炒めD玉子と蟹の炒め物
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