
中華街でも予算と希望を言えば、定番のコースではなくすぐにアレジしてくれる店。本来中華街はこういう店が多かったが急激に減ってきているのは残念である。香港路で長い間経営していた本店に隣接する店舗も作り出した、中で行き来できるのだから一店舗でもよいかもしれないが、外から見ると2店舗。
それぞれに特徴ある物も出されるので面白い。サービス精神旺盛なオーナーの雰囲気そのままの店である。以前は一品だったサービス価格の麺が、「生馬麺」「麻婆麺」の2種となった。そのラーメンより高いのが、中華風たこ焼き750円/個(基本2個単位だから1500円)。この500円麺は保昌においては驚きの価格なのである。
香港路では隣接する保昌、オーナーシェフはいろいろなことを提案。「レディースセット」
保昌の名物「中華海鮮たこ焼き」もつくコースが登場していた。たこ焼きだけで750円はするのだから得?
保昌「広東」 045-681-4437 木曜定休
「特徴」
1.いろいろな創作料理なども提供するオーナーシェフの料理店
2.「中華蛸焼き」「チャーシューカレー」等が最近では定番メニュになっている
3.隣接する満珠園も経営している
4.辛い料理も得意に店であるが、相談しないとメニューには少ない。
5.最近はランチメニューも数種出される用になってはた。
「ランチ」
600円・650円・750円(料理1品+スープ+御飯・香の物
支店では,ランチメニューがあるが,本店はない。これがこの店の特徴かもしれない。香港路の中央部に位置し,立地としては申し分ない位置である。店舗もさほど大きくないのに,2階もほとんど稼働していないようである。しかしながら,店内にはマスコミで紹介されたコマーシャルが新旧問わず張られている。極めつけは,とても来店したとは思われないベッカムの写真まで貼られている。由来等を聞くまでもなく,何か異質に感じるのは私だけであろうか。支店もそうではあるが,どうも店舗の管理は,なかなかのようである。
表に「ランチのお勧めメニュー」が小さなホワイトボードに下げられている。「パイコー炒飯」「牛角煮炒飯」(共に800円)であるが,店内のメニューでは見あたらない。案内の女性が私の顔を見て,メニューを麺・ご飯類の所を開いて,置いていく。配慮なのか,軽視なのか解らないが丁寧に吟味してみる。五目炒めご飯がある。店の比較をするのには良いメニューである。客席が10数席しかないのに,案内の女性は5名もいる。「五目炒めご飯」と注文すれば,女性は厨房に「中華丼」と言い直している。この女性達,中華街の掟通り,私語は中国語。何で,五目炒めご飯が「中華丼」と訳されてしまうのであろう,解せない。
飲み物の問い合わせに「入らない」といえば「暖かいお茶で良いですね」と美味しいジャスミン茶を提供してくれる店とは思えない対応(その後も何も言わずともつぎ足してくれる)。スープは庶民派の大根ベースの美味しいもの。小さいのが惜しい。すぐに「五目炒め飯」が来る。醤油ベースの珍しい仕上がり,食べてみれば味が濃い。スープ自体の風味を完全にころしている。確かに五目は入っているが下ごしらえが雑。ただ単に炒めたと言った方が過言ではない。支店のランチは非常に安価で魅力的であるのに本店の料理は興味を失わせる要素が多い。まして,ザーサイなども一切着かない。
良くマスコミにPRしている1個700円の法外な中華たこ焼きを売り物にしているのだから(食べたことはあるがそこまでの価値はない)しょうがないのかもしれない。客に何を提供したいのかを忘れてしまっているようである。私としては気に入っている店なので,非常に残念である。
ランチ例)特に設定無し 最近(2003)2品ほどランチメニューが出るようになってきた
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