一ヶ月前、私はネット上の人材バンクに登録し二件のスカウトを受けました。
先週、そのうち一件の面接・試験に行き、結果は採用見送りとなりました。
このスケッチは、「画力がある」という理由からキャラクターの絵を見たいと言う
要望に応え、送ったものです。
引越しのドサクサで他のスケッチが見つからず、相当昔の物(平成5年頃)を送る
事になりましたが、当日行ってみると面接官は「ディレクターが欲しい。こういった絵
(を描く能力)は必要ない。」と言われ、画力をアピールする意味はありませんでした。
●少年 戦士
平成5年7月5日の日付があります。当時、画力の向上のため、消しゴムを使わず
一発でレイアウトまでやる練習をしており、この絵もそうして描かれています。
当時の同人誌の知り合いに贈るために、他の原稿とまとめてコピー誌を三部ほど作り
郵送しました。彼らの多くが後に業界人となったので、影響があったかもしれません。
右のショットガンは少年の立ちと同縮尺です。10ゲージとは普通に警察が使う12ゲージ
より一回り大きい口径です。これらの武装を使いこなす特殊部隊の隊員という設定です。
●老兵
同様に描かれたものです。
老人と言っても身長は2m超で今だ現役という設定。
時々しゃばに戻ってきては現実とのギャップを感じて酒を飲むという絵が左上です。
これらのスケッチの課題に、性格付けを課してあります。漫然と描いていても
練習にならないという考えからでした。
● 少女 警官
少しおっとりした天然ぼけな感じを出しています。
左下の座りポーズの三角構図は、これらのスケッチ画を描く過程で画面の角
を埋めるために多用しました。
●少年 剣士
キャラクター自体は僕が子供のころから持ちキャラとして描いていた人物です。
当時あたりからファンタジー物がSFメカ物を圧迫するようになっており、その方向
を模索する次期でもありました。
前述のように、これらのスケッチは友人に対して公開してあります。彼らが真似
したとしても、ぼくは影響を与えた事を嬉しく思います。
ただ、プロとして著作権は放棄していませんので、これはご了承して戴きたいものです。
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