先日、共信印刷さんが解散すると言う話を聞きました。先月の話では、同人誌の印刷・
製本を一時休止するという事でしたが、イベントの開催が思うようにいかない現状では、
関連産業の収益も見込めないので致し方がない所です。5年近くお世話になってきたので
すがこんな形でお別れになるとは思ってもみませんでした。この場を借りてこれまでのお
礼を申し上げたいと思います。
今後、同人誌の発行をするには、別の印刷会社か、ネットでの電子書籍販売という選択
肢を取る事となります。
コミックマーケットの再開に関しては未だに不透明で、来年開催したとしても縮小開催
となるはずです。コミティアは別の方法を取って、ネットでのクラウドファンディングに
よって出資を募ると言う方法に成功し、今11月開催予定です。ただし、出店数を半数に
絞っての開催であるため、私は応募しませんでした。
二つのイベントの明暗を分けたのは、その主旨の差であたっと言えます。コミケは収益
を上げる事に特化してその経済規模は無視できない規模になりました。一方でコミティア
ではオリジナル・オンリーに限定し、売る事より作家間の交流に重視し近年出店数を伸ば
して来ました。その結果プロへの養成所という側面も強くなり、今回の出資もそうした環
境の恩得を受けた人たちからの援助が大きかったと思われます。
今後に関しては、電子書籍へ転換する人達の急増とともに、同人誌から離れる人達も増
えると言われています。印刷会社へネット入稿していた人は電子書籍に転換するハードル
が低いはずですが、アナログ原稿ですべてを進めていた人はまず原稿の電子化から始める
必要があります。私は紙の原稿にペン入れした後、コンビニのコピー機でスキャンして後
はPC上での作業にしていました。作業場所はPCが使えればどこでも良くスクリーントーン
への出費もなくなったので、時間的にも経済的にも縮小が可能でした。しかし勿論のこと
PC機器をそろえる必要があります。若い作家は作画の時点でPCを使っているので、入稿ま
で一貫した電子化が可能ですが、私の世代ではその辺がちぐはぐです。
原稿を作るモチベーションの話もよく聞かれていて、こうした流れに翻弄されて疲れて
しまった人も多いと思います。経済的に体力のない作家が創作を止めてしまうという残念
な状態もあるでしょう。アフターコロナは昔の状態に戻ることはなく、来年あるいは再来
年にならないと新型コロナウィルスの脅威は無くなりません。先の見えない状況では何を
したらよいか分からないものです。私はそういう時は基礎的な準備をするのが最適だと考
えていますが、それは年齢的に落ち着いているからできる事かもしれません。
私の同人活動に関しては、上の理由から既存の本を書店で販売するに留まると思います。
来年の春以降に備えて準備をして行きたいと思います。
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自宅での騒音問題が続いていましたが、騒音計を使って約三週間に渡って測定を試みて
みました。それによると50db~70dbの間と言う数値を得ました。過去4年にわたって続い
てきた問題を機械によって決着すると言うのは好ましいことではありませんでしたが、私
が音に敏感な人間と呼ばれた事に釈然としない気持ちがあったので実行したのです。
騒音計は過去に近隣の施設から来ると思われる騒音を測定するために購入した物ですが、
その施設の問題は施設側の対応で解決しつつあります。50db~70dbと言う騒音レベルは、
生活騒音としては充分に大きいもので過去に継続していた分も考え合わせると告訴するに
相当するものですが、私にその気はありません。本人に責任能力がないと考えていますの
でこちらが訴訟に勝っても責任を負担するのは当事者周辺の者となるからです。あくまで
話し合いで解決するか、私がどこかへ移転するという方法を取る予定です。
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