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メカデザイナー山本薫のBlogです~2006・11・30 お仕事募集中 sp2q6z79@polka.ocn.ne.jp

近況57 事故2

2020-11-27 21:07:43 | 日記・エッセイ・コラム
  曲がった前輪 

事故の経緯に関しまして、まだ調査や手続きが進行中ですので差しさわりの無い部分を
書きます。

  この写真を撮った5分後、事故に遭いました。

 11月10日午後2時10分ごろ、市内の横断歩道上で私の自転車と軽自動車が衝突し
ました。両者の間には大型トラックが駐車していてお互いの視界がなく、出合頭の衝突と
なりました。この横断歩道には信号機がなく、歩行者は自分の判断で渡らなければいけな
いので、少々危険な場所とも言えます。
 軽自動車は左から私にぶつかり、気が付いた時には空中を飛ばされていて着地後は動く
事が出来ませんでした。幸いセンターラインの手前だったので二次事故は起きず、そのま
まの姿勢で救急車を待つしかありません。私は息ができない事から肋骨が折れている事を
悟り、リュックサックを脱ごうとしましたが左を外すのが精一杯でした。
 事故車の運転手が謝罪したので氏名を聞き、私も名乗ると程なく救急車が到着し、処置
の後、数分で病院に搬入されました。幸い救急病院のすぐそばだったのです。

  

 周囲の様子を聞いていると、どうやら肺に穴が開いたらしいと分かりました。空気や体
液を吸い出すドレーン管を挿入する為に左わき腹にメスを入れ、左腕を固定するベルトを
巻かれえてその夜は集中治療室で一晩過ごしました。驚いた事に肋骨や肩甲骨の骨折に対
してそれ以上の処置はなく、ギブスもなく歩行可能の診断がありました。肋骨と言うのは
肺の呼吸に伴って常に内側から拡張される力を受けます。それで、少し動くことで骨折部
がずれたと思ったら深呼吸して息を吐けば元の位置に戻る訳です。

 翌日、父が病を押して面会に訪れました。私は連絡しない様に頼んだのですが、警察関
係から連絡が行ったようです。その後救命病棟へ移動し2週間の療養生活を経験しました。

 

 単純な骨折なら良い骨休めだったかも知れません。しかし肺の穴から感染症が起き面倒
な事になりました。抗生物質の点滴を行い、血液検査で菌が消えるまで待たねばなりませ
ん。その間、常に咳が出て地獄の苦しみを経験しました。
 骨の再生自体は非常に順調で、毎日少しづつ回復する実感がありました。以前から毎日
カルシウムのサプリメントを飲んで居たのが良かったのかもしれません。カルシウムは骨
に貯金のように蓄積されて必要な時に放出されます。

 

 結局、全治1ヵ月という診断でしたが2週間で退院となりました。私自身親に心配をか
けたくないないので早く退院したいと言っていたのですが、病院側も救急患者が急に増え
て人員の不足をきたしていたらしく、利害の一致するところだったのです。
 現在でも寝た状態から起き上がる動作が困難ですが、日に日に回復が見られます。もう
2週間もすれば完全に復調するでしょう。

  

 自転車の方は前輪が完全に曲がって外れ、フロント・フォークも怪しい感じです。今後
フレームもチェックして再生不能なら全損扱いとなりますが、先日交換した後輪は無傷だ
ったので再生可能なようです。ただしこれを機会に買い替えるという選択肢もあるので、
その判断は2週間後となります。
 あと、使い慣れた眼鏡を二つとも壊してしまいました。一つは鉄のケースに入れてリュ
ックの中にあったのですが、運悪くつぶれていました。病院で眼鏡がないと不便なので、
瞬間接着剤を購入してつなげましたがレンズが真っ二つなので作り直すしかありません。
このメガネは高校の頃から手作業用として使い続けていたものなので、少し残念です。
 PCは無事で、現在この記事を書いています。キーボード側のバッテリーを新調したおか
げでバッテリー使用時間も2.5倍に伸びて今後に期待が持てます。これは一つの救いだった
と言えましょう。