コンペイトウです
今週もまた次々に新しい事柄が起きて注意を要しましたが、概ね学識者の予想の範疇で
あり特筆すべきことではないと思えました。要は予定された期間に適応した生活を続ける
ことであり、『その後』に備えることではないかと思えます。
国産の治療薬アビガンより一歩早く米国産のレムデシビルが承認され、治療に使われる
というニュースが聞かれました。緊急事態宣言は1カ月延長の方向で話が進み、学生達に
対して9月入学へのスライドが検討されているそうです。各種給付金制度が動き始めまし
たが、手続きなどで混乱があり中々進まない状況です。
肝心の感染拡大に関しては、外出禁止の効果によって一旦終息の方向へ向かい始めまし
た。しかし現時点で緊急事態宣言解除をすれば直ぐ元の状況に戻ってしまうという予測が
あり、また北海道では別種のコロナウィルスによる第二波が始まってるところから、継続
して第二波を警戒することになりました。
マスクや消毒液の供給が徐々にではありますが増える傾向にあり、私もストックがなく
なる前に補給ができそうです。ゴールデンウィークの折り返し地点となりましたが、外出
禁止とあって旅行者も少なく、皆近場で過ごす他ない苦しい状況が伺えます。
このまま5月末までこうした状況が続けば、予想された通りストレスから起きる事件が
多発する懸念があります。その前触れとして政治への不支持と不満がではじめています。
どの国のどの政権も突発的な異常事態に対応するには不慣れで、日本は災害が多い関係か
らいくらかマシな対応ができていましたが、長期化する緊急事態に対しては戦争未経験の
年齢層がほとんどな為、戸惑いが出始めてきたようです。
戦時の延長線としてこの事態に対処できている国は中長期的に強く、日本は長引けば長
引くほど不利となります。
専門家たちの間では、アフターコロナ社会は以前の社会に戻ることはないと予想されて
いますが、具体的にどうすべきかと言う提言はまだ表に出てきていません。大体において
は全体が一斉に歩調を合わせて動く必要性が後押しして、今まで移行できなかった新しい
制度へトランスフォームするという予想があります。日本ではテレワークへの移行が一機
に進んで、テクノロジー的には問題がなく効率も上がる事から、今後も定着するのではな
いかという見通しが聞かれます。学校の9月開始も成立すれば画期的な流れとなります。
外出禁止の需要から宅配サービスのウーバーイーツが業績を伸ばしており、全く新しい
雇用形態として定着しつつあります。一方で給付金制度はアフターコロナの失業対策とし
て限定的なベーシックインカムとなって残る可能性があります。10万円給付のために、
新たにマイナンバー登録したという話をよく聞きますが、国民に背番号をつけると不評だ
ったマイナンバーが給付金という目的を経て普及率を高める現実があるのです。
コロナの感染経路掌握の為に、了承を得てスマートフォンの位置情報を解析し、クラス
ターを算出した前例がありました。これを機に国民個人の管理が一層強まるのではないか
と予測する学識者もいます。実際問題として、テクノロジー的には問題がなく効率が上が
ることが確認されれば、テレワークと同様に一挙に導入される可能性があります。
そうすることで、今まで以上に犯罪に対する検挙率が上がったり、税収が上がったり、
どこで誰が不穏な動きをしているか算出できたり、と言った管理強化社会へ移行するかも
知れないと予想できるのです。
では、それは本当の意味で人間に幸せをもたらすのか、あるいは逆にディストピアへの
道になるのかといった考察は難しいと思います。それはやってみないと分からないし、お
そらくアフターコロナの大不況の前に正当化されてしまう公算が高いのです。
しかし現政権の人間がそこまで飛躍した考えについて行けず、官僚制度が反発を露わに
すれば、現実には至らずとん挫するかもしれません。その辺りは国民の支持率低下とのせ
めぎあいと個人レベルでの政治活動の後、決まる事です。
現在、エアコミケが開催されているそうです。Twitter内で参加意思を表明しているクリ
エーター情報を辿ることで、疑似的なコミケ体験をするイベントだそうですが、事後の効
果を検証することで今後の同人活動を占う事ができると考えられます。しかし、実際問題
として同人活動は個人個人の活動に帰されるものであって、イベントが先導するものでは
ありえないと私は考えています。