音楽人

民族楽器の収集、演奏を趣味に生きているおやじのはなし

花火見物

2016-08-08 12:15:50 | 民族楽器
土曜日は、淀川の花火大会があり、淡路で宴会をしながら花火見物をしました。広い和室で舞台もあったので、何かやってくれとのことで、琵琶を持って行きました。耳なし芳一を聞きたいとのリクエストがあったので、やったのですが、薩摩琵琶では決定版といえる作品がありません。ということで、自分で作ったのをやりました。50歳くらいの人は、この話をご存じありませんでした。それ以上の人は、学校の教科書で習ったようなのですが、私自身はどうだったかよく覚えておりません。昔なら、琵琶と言えば芳一という感じだったのですが・・・比較的、分かりやすい内容なので、解説がなくても分かるようですが、平家物語などになると、知らない言葉が結構出てくるので、初めてだと分かりにくいかも知れません。落語なども話の枕で、言葉の解説を入れたりしています。日本の古典では段々と分かる人が減ってゆくのでしょう。ところで、今民族音楽系の人の書いた本を読んでいますが、日本が外国の文化支援の一環で音楽支援をすると、日本音楽でもなく、現地の音楽でもなく西洋古典音楽になるとのことです。確かに日本はオーケストラを派遣したりしています。欧米が西洋音楽を世界に広めようとするのは分かるのですが、なぜ日本が同様のことをするのかは意味不明です。日本人はクラシック音楽は自分たちの音楽だと思っているところがあるようです。というか、日本人は日本の音楽を知らず、知っているのが西洋音楽だけということなのでしょう。でも、欧米人が見ても、また援助先の現地の人が見ても、西洋音楽は日本の音楽ではありません。それをなぜ日本人が広めようとするのでしょうか?自分の国の文化を失ってしまうと、単なる根なし草になってしまうように思うのですが。その本でも、日本人は人間になろうとするサルにたとえられていました。昔、南アフリカで日本人は名誉白人と言われていたようですが、それと同じようなものなのでしょうか。
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