町教委は9日までに、国指定史跡・吾妻古墳(全長127.8mの前方後円墳)の西に隣接する藤井39号墳(下都賀郡壬生町大字藤井)が墳丘直径約35mの円墳で、河原石が組み上げられた石室を持つことを確認した。
吾妻古墳に埋葬された人物と近しい人の墓だろうとする。
調査によると、同古墳は吾妻古墳より約50-70年後の七世紀前半に造られたとみられる。二段墳丘のうち一段目が極端に広い「下野型古墳」。
横穴式石室があり、幅約2m、高さ約1.8m、奥行き約5mで、河原石が「持ち送り」と呼ばれる当時の技術で組み上げられ、壁面は丸みを帯びた形状に仕上げられている。
吾妻古墳の石室壁は青みがかった巨大一枚岩だが、藤井39号墳との材質や大きさの違いは、古墳を築造できる豪族でも権力に大きな開きがあったことをうかがわせるという。
現地説明会は午前10時から。問合せは町歴史民俗資料館電話0282・82・8544。
[参考:下野新聞、前出・吾妻古墳]
吾妻古墳に埋葬された人物と近しい人の墓だろうとする。
調査によると、同古墳は吾妻古墳より約50-70年後の七世紀前半に造られたとみられる。二段墳丘のうち一段目が極端に広い「下野型古墳」。
横穴式石室があり、幅約2m、高さ約1.8m、奥行き約5mで、河原石が「持ち送り」と呼ばれる当時の技術で組み上げられ、壁面は丸みを帯びた形状に仕上げられている。
吾妻古墳の石室壁は青みがかった巨大一枚岩だが、藤井39号墳との材質や大きさの違いは、古墳を築造できる豪族でも権力に大きな開きがあったことをうかがわせるという。
現地説明会は午前10時から。問合せは町歴史民俗資料館電話0282・82・8544。
[参考:下野新聞、前出・吾妻古墳]