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三重県 「斎宮跡」柳原地区 「中院」の可能性より高まる 

2009年02月08日 | Weblog
大型建物跡を確認 中枢部の可能性がより高まる 現地説明会2/14
 斎宮歴史博物館は6日、斎宮跡の柳原地区で、斎宮寮の位の高い役人が執務に当たったとみられる、大型の建物跡を確認したと発表した。
同館は「これまでの調査成果と併せ、中枢部の可能性がより高まった」と、評価している。
 今回、南東端部分の調査区の南西で見つかった掘立柱建物跡は、過去の調査成果と併せると、東西11.25m、南北6.75mの大型の建物だと分かった。
 確認された大型建物は、何度も建て替えを繰り返していたことも判明し、重要な性格を持つ建物だったと考えられるとする。
 現地説明会は14日午前11時から。小雨決行。問合せは同館
[参考:伊勢新聞]

2008.9.4掲載分
 斎宮歴史博物館は2日、発掘調査を進めていた明和町斎宮の国史跡「斎宮跡」の柳原地区で、15棟の建物跡が見つかったと発表した。一帯は斎宮の事務を取り仕切った「斎宮頭(さいくうのかみ)」が執務していた「中院」の可能性が高まったという。
 6日午前11時から発掘結果の現地説明会を開く。事前申し込みは不要。問合わせは同博物館へ。 

 柳原区画は、「内院」とみられる牛葉東区画のすぐ北側にあたる。調査区の北端では、古代の大和と伊勢を結ぶ国家的な官道とみれれる遺構が発見されている。SB1080と名付けられた身舎は三面庇をもつ東西約15.2m×11mほどの建物跡とみられる。(今年2月9日の現地説明会資料より抜粋)
[参考:中日新聞、斎宮博物館HP]
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