トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

一発屋

2010-09-21 20:26:40 | トランスフォーマー・G2

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おっはーでござる!

日本マスメディアに限った事ではないでござるが、流行りモノ芸人には連日連夜TV画面の占領はおろかレコードデビューや映画吹き替え声優デビューにイメージビデオなどなど見ない日がない忙しく連投されるでござるが・・・ ある日を境に全くTV画面より消え、存在すらも消されてしまう使い捨て芸人が多いでござる。

人は彼らを敬意をこめて「一発屋」と呼ぶでござるが・・・ 確かに、何が面白いのか分からぬ芸人がモテはやされているのは理解できぬでござるが、じっくりと育てれば大化けする芸人まで一発屋にしてしまうのは如何なものでござろうか?

今宵はトランスフォーマーでは珍しい・・・ ちゅーか、公式設定でただ一人「一発屋」の役職名(通称)を持つデストロン軍団所属のサイバージェット航空兵、フーリガン(TRF-9、フーリガン、500円)の紹介でござる!

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本品は1995年に販売された「トランスフォーマーG2」商品でござるが、金型はサイバトロン所属のサイバージェット空中警護員、ジェットファイヤー(TRF-16、ジェットファイヤー、500円)と金型を共通する成型色変更商品でござる。

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本品はジェットファイヤーとの差別化もあるとはいえ、前代未聞の弩派手な虎縞模様の戦闘機と成ったでござる・・・

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確かに虎縞迷彩と呼ばれる迷彩パターンは軍用機でも使われているのでござるが、本当にオレンジ色の虎縞模様が再現されると冗談としか思えず、一発目のインパクトはデカイ存在でござる。 (笑)

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本品は500円の販売価格にも関わらず、F-14戦闘機風なデザインを活かした可変翼は可動し、着陸脚の車輪はダミーでござるが折りたたみは可能でござる。

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更にスプリングを使用しない新開発のサイコミサイル(2発)は予備も含めて気体下に取り付けが可能でござる。

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本品は、サイバージェットを踏むG2商品の一部は、タンポ印刷技術の発展と生産国を人件費の安い中国に変更したおかげで塗装に凝ることができ、無駄に派手な商品に仕上がった訳でござる。 500円の低価格商品に秘められたチャイナパワーの脅威を知らされた商品でござる。

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なお後にロボットマスタース商品として販売されたサイバージェット商品は翼や尾翼も塗装処理でござるが、本品の翼や尾翼はシール処理でござる。

コレは当時のプリント技術の限界だったのでござろうな。

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ロボットモードはトランスフォーマーとして海外で販売された某F-14戦闘機風可変ロボット玩具と似ているようで似せないデザインで造形されているのでござるが、フーリガンのカラーリングのまえでは戦乙女も裸足で逃げ出しそうでござる。

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しかしまあ、TVアニメでは作画の関係で迷彩塗装は敬遠されており、TVアニメとは関係ないG2では派手な迷彩も解禁となった訳でござるが、本品のカラーリングに加えてフーリガンの名前は誰が考えたのでござろうか?

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なお、フーリガンを含むサイバージェットやレーザーロッドは両軍に振り分けられている為か、商品自体にはG2デストロンのエンブレムがマーキングされておらず、お国事情による商品展開次第ではドチラ陣営でも販売できそうな商品でござる。

因みにサイバトロン側のサイバージェットにはディテールアップ・シール扱いでG2サイバトロンのエンブレムが付属するでござる。

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さて、フーリガンの設定は、いたずら好きのお調子者で常に騒ぎの元となっているそうでござる。

能力値は、体力(5)、知力(3)、速度(8)、耐久力(4)、階級(4)、勇気(3)、火力(7)、技能(6)で実力は有るとは云いにくい成績でござる。

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パッケージに記載されたエピソードでは、メガトロン(TRF-2、メガトロン・ミサイルタンク、1500円)の燃料タンクに砂糖を入れたのが発覚し、怒りを買って解体されかかった事もあるそうでござるが、説明書に印刷されたコミックでは、コンボイ(TRF-1、コンボイ・ミサイルトレーラー、1500円)を背中から奇襲して致命傷を負わせているでござる。 (笑)

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う~む・・・ 勇気(3)のくせに怖いもの知らずと言うか大胆というか・・・ まさに命を張った一発芸人の鑑と呼ぶべきでござるかな?

なお、海外版での役職はHIT AND RUNなのでござるが・・・ 如何訳して一発屋に成ったのか謎でござる。 しかしまあ、雰囲気は好いでござるよな。

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専用武器のサイコミサイルは設定上は脳波コントロールで100発100中の制度を誇り、ミサイル弾等も戦闘に合わせて使い分けるようでござるな、フーリガンのミサイルは「マルチシャワーミサイル」と呼ばれる多弾攻撃のようでござる。

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格闘戦時の得意技は、相手の頭を脇の下に抱え込み、背中の可変翼で首を切断する「フラップ・ギロチン」と呼ばれる残酷技でござるな。

ちゅーか・・・ 折角の虎縞模様なのに虎っぽい技の一つも無いでござる! (笑)

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なお、コンボイに致命傷を与えたフーリガンは・・・ 致命傷が原因で、より戦闘的に再プログラミングされたバトルコンボイ(TRF-13、バトルコンボイ、3800円)へのパワーアップの切っ掛けを与えてしまい自慢の翼を捥がれてしまうのでござるよな。

その後はサイバトロンに追われて地上を逃げ回るなかロードビック(TRF-12、ロードビックク、800円)に助けられる訳でござるな。 

無論、商品でもロードビックに搭乗可能でござるよ。

フーリガンは間違いなくG2に置ける「お笑い担当要員」でござる!