ごきげんようでござる！
前回は消防基地だったので今回は消防車・・・
ちゅーか、自称「消防車」に変形する「トランスフォーマー アニメイテッド」版オートボット部隊司令官、オプティマスプライム（ＴＡ－０１、オプティマスプライム、３７８０円）の紹介でござる！
本品は２００８年に海外で販売されたヴォイジャークラス版商品にメタリック塗装を施した商品で、単品販売とメガトロン（ＴＡ－０６、メガトロン、３７８０円）との対決セット（セットＡ、最強の対決、７３５０円）が販売されたでござる。
シリーズ第一弾レギュラーキャラ商品という事もあり、ＳＥＧＡのアーケードゲーム対応プロモーションカードが付属するでござる。
カードは単品版もセット版も同じモノで、説明書も単品版と共通でござる。
しかしまあ・・・ 拙者の地元では、ＳＥＧＡのトランスフォーマーゲーム筐体は稼動していないでござる。 （残念）
さて、アニメイテッド版オプティマスプライムは商品サイズ別５種（スプリーム・ヴォイジャー・デラックス・アクティベイダー・レジェンズ）で販売されており、ヴォイジャークラスの本品では、一応「消防車」らしいのでござるが、大体はトレーラーと表記されているでござる。
設定上では、荷台（？）の装備品を状況により変更できるそうで、本品はアニメ本編と同じ消防車でござるな。
確かに、消防車には見え辛いデザインでござるが、回転灯は標準装備で、放水銃（オプティマスライフル）を装備しているので消防車でござる。 （うん！）
そう！ 消防車とは本来、火を消す為に消火機器を搭載した車両でありデザインは２の次でござる。 消火目的が同じであれば赤でも黄色でも水色でも消防車でござる！
たとえ、男でも２０歳以上でも心が叫ぶなら「魔法少女」と同じ原理でござるな。 （笑）
しかも、本品の放水銃には歴代消防車系コンボイでは初となる水鉄砲機能が付加されているでござる！
確かにミサイル発射や電子音ギミックを搭載した消防車よりも消防車らしいギミックでござる。
なお、ＳＦチックなトレーラーのデザインはオリジナルぽいでござるが、たしか似たようなトラックのコンセプトカーをＴＶで見た気がするでござる？
そのトラックが何なのか分からないところが歯がゆいでござるよな？
ロボットモードの変形は細かく折りたたまれた上半身と下半身を回転させて変形するオートモフな連動変形機能及び、前輪と後輪の脚部収納などなど見所が多い商品な上にディフォルメが強いアニメデザインを程よくアレンジして完成させているでござる。
うむ。 メタリック塗装も映える商品なので、コレはコレで良いのでござるが、ＴＶアニメと同じ雰囲気を出すのであれば、海外版の方がよいと思うでござる。
しかし、販売年齢層を広く考えるのであれば、メタリック塗装の方が購買意欲が沸きそうであり、何よりコレクターは無駄に増やされたカラーバリエーションで日本版も海外版も買わされるハメになるのでござるよな。 （笑）
さて、商品ギミックは後頭部のレーバー操作でマスクが開閉する訳でござるが・・・
アニメに似せた素顔は、なんともマヌケ面でござるが、若々しくも凛々しい感じはするでござる。
武器のウルトラアックスとオプティマスライフルは背中に装着でき、取り外すとアニメさながらの体系が再現できるでござる。
アニメの作画は好きじゃないでござるが、本品の腰回り（逆三角形の胸板に小さい尻）は男心に惚れてしまう美しい線でござるな。
本品は必要以上にアニメのデザインをアレンジした為に、雰囲気が好いでござる。
ただ・・・ 残念なのは、ウルトラアックスの形状がアニメ作画と異なる事と両腕にウルトラアンカーが再現されていない事くらいでござるかな？
さて、本作のオプティマスプライムはオートボットの総司令官ではなく、部隊司令官に格下げされた若き戦士でござる。
ゆえに声優も若くて生真面目そうなイメージで、高橋広樹氏が抜擢されたのでござるが・・・ 高橋広樹氏といえば「ビーストウォーズⅡ」でスタースクリーム（Ｄ－１３、スタースクリーム＆ＢＢ。２５００円）やマンティス（Ｃ－２０、マンティス、１５００円）なども演じており、本人も初のコンボイ役でスタースクリーム（ＴＡ－０７、スタースクリーム、３７８０円）のキャスティグだと思っていたそうでござるな。 （笑）
いや～ 声優さんもイメージの異なるキャラクターを演じ分けるのでござるから大変でござる。
オプティマスプライムの性格設定は、未熟ながらリーダーの資質は十分にあり、素早い判断と行動力を持つが、責任感が強すぎる為に部下を蔑ろにしてしまう場合もあるそうでござる。
能力値は、体力（１０）、知力（１０）、速度（８）、耐久力（９）、地位（９）、勇気（１０）、火力（１０）、技能（１０）で、地位が９なのも部隊司令官ゆえの配慮でござるな？
まあ、完成された主人公よりも、戦いを通して成長していくキャラクターの成長物語の方が視聴者にも感情移入ができるのでコレはコレで良いでござるな。
日本では「あの映画がアニメになった！」をキャッチコピーに展開されたでござるが、もともと別作品なのでキャラクターの立ち居地まで同じにすることはないでござるな。
しかしまあ、数年前までは変形玩具はＴＶアニメーのイメージを壊すなどと言われていたでござるが、本品はＴＶアニメ以上にカッコイイ仕上がりに成っているでござる。
玩具技術（３Ｄ）はアニメの嘘（２Ｄ）を超えた訳でござる！
長年トランスフォーマーファンを続けていて好かったと思うでござるよ。
この気持ちは玩具を買わずにＴＶアニメだけ見ていた輩にはわからないでござろうな。 （笑）