テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

バナナ館 網元

2009-11-18 09:18:07 | 大衆食堂
 松山に部屋を借りる際に利用した不動産仲介業者がいうには、「土橋は昔、遊郭があった地域なので、家賃水準が安いんです」とのことでした。松山にずっと住んでいる人の話では、ちょっと前までは街娼もいたとか、いないとか。残念ながらテトキチはみかけたことがございません。そんなディープな地域に似つかわしいたたずまいの「バナナ館 網元」へ。こうして写真をみてみると、われながら横尾忠則のY字路シリーズみたいだなあ。



 前から行ってみたかった「バナナ館 網元」ですが、シャム社長が閉店が早いといっていたので、なかなか行く機会をもてませんでした。しかし、このシャム社長情報がガセ。夜の10時ぐらいまではあいているそうです。8時に閉まってしまうのは、八百屋さんの方の「バナナ館」だけでした。ということで、シャム社長と繰り出してみました。お店の前には、魚介類が売られています。



 この水槽のお魚くんたちも、食べたいといえば、さばいてくれます。



 水槽の奥には、水族館でお食事する人たちが。



 ちょっとボケました。つきだしの豆腐。大豆を丸ごと使用し、おからの出ない特製豆腐だそうです。濃厚な味わいでした。



 焼きカキを、2人で10個食べました。「1個250円~380円」という値段表示なので、自分が食べたのがいったいいくらなのかよくわかりません。



 身がプリプリしていて、たいへんおいしゅうございました(by岸朝子さん)。



 お刺身盛り合わせ。こちらも、1500円~3800円というような表示なので、いくら分のものなのか把握できません。この値段表示の幅が、もっと広かったのがイセエビだと思います。ハマチ、タイ、カツオ、シマアジで、こちらも文句ありません。



 緋扇貝を4つ焼いてもらいました(1個150円)。しまった身に、オヤジくさく、ちょっと醤油をたらして食べました。



 海鮮丼(450円)。これは、非常におトク感がありました。緑色のものは、沖縄の海ブドウです。愛媛県人がこよなく愛するじゃこ天は、揚げたてを投入してくれます。海ブドウの下に鯛などの刺身や貝の小柱などが盛り付けられています。宇和島のタイ飯のように、卵の黄身とタレをかけまわして食べました。安くてうまい、とはこのことですね。



 おまけに一ついただいたトラハゼの天ぷら。身がとろけるようでした。



 このほかに生ビール3杯、日本酒2合、ポテトフライなどをあわせて7400円ですみました。これは、オヤジたちが集結してくるわけです。意外なことに、男女のカップルや外人さんもみかけます。



 1人が帰りがけに海ぶどうをお土産に買うと、他人の食べているものは自分も食べたくなるの法則にしたがって、次々と海ぶどうをおみやげに買う人が出現しました。カキの季節の間に、また行ってみたいものです。

「バナナ館 網元」 松山市北藤原町2-1 089-933-8308