テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

山陰周遊⑤(津和野)

2009-11-07 09:59:23 | 国内旅行ー中国
 第4日目。朝8時に宿を出て、津和野を散策しました。駅前の交番には、津和野の象徴・鷺があしらわれています。警察官が「おはようございます」と挨拶してきたのにはびっくりしました。警官が挨拶してくると、たいていは「ちょっと自転車見せてもらっていいですか」てな具合につづくのでありまして、要するに職務質問の導入にすぎません。津和野の場合は、純粋の挨拶だったので驚いたのです。



 おそらく、街全体に、観光客に好印象をもって帰ってもらおうという意識が浸透しているのでしょう。その津和野の警察署です。瓦葺で周囲の景観に合うような外観につくられています。森鴎外の作品にちなんだという安寿と厨子王の記念撮影用顔出しパネルが置かれているのが、牧歌的といおうか、マヌケといおうか…。



 津和野でも、駅前から電線地中化が行われており、すっきりした街並みです。



 駅前商店街(というほどのものでもないのですが)をぬけていくと、昔の街並みが現れます。



 水路には鯉が。この鯉は、かなり大きかったです。



 津和野の伝統行事・鷺舞の銅像。この鷺舞をかたどった置物を購入しようと思ったのですが、つくっていた人が亡くなったとのことで、もうないのだそうです。後継者がいなかったということなのでしょうね。残念です。



 自称「日本五大稲荷」の一つ・太鼓谷稲成神社への道です。奉納された鳥居の列の中を行きます。この神社だけ、「稲荷」ではなく「稲成」と表記するのだそうです。



 坂道を登ったところに、神社は現れます。



 津和野が生んだ文豪・森鴎外の旧居です。



 こちらは、永明寺にある森鴎外のお墓です。



 萩・津和野といえば、70年代のアンノン族がくりだした代表的な街です。テトキチもディスカバー・ジャパンしてしまいました。しかし、今回見た限り、若いOL風の観光客はほとんどみかけませんでした。むしろ、かつてのアンノン族とその旦那、という感じの初老の夫婦をよくみかけました。昔の風情ある街並みを訪ねるなんていうのは、今の若い女性には流行らないんでしょうか。