テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

山陰周遊⑥(山口)

2009-11-08 06:51:00 | 国内旅行ー中国
 午後、津和野から山口へ。山口駅は県庁所在地の駅なのにこじんまりしています。その上、駅周辺のホテルがネットでみつかりませんでした。というわけで、駅2階の観光案内所へ。聞くと、1軒だけホテルがあるといいます。「観光案内所を通すと千円割引になるから、空き室があるか、聞いてみましょうか」とのこと。イギリスでは、観光案内所を通したら手数料をとられたのですが、山口では割引になるので、稲成神社の狐につままれたかのようです。



 市の真ん中を走る道路です。電線が地中化されてすっきりしていて、歩道が広くとられ、並木が美しく、まるでヨーロッパの道路のようです。しかも、湾曲していたりするところがいいですね。日本道路百選に選ばれるのもわかる気がします。松山にもこんな道があればいいのだけど。この道路の名前が「パークロード」です。とたんに力がぬけました。もう少しましな名称をつけられないのでしょうか。東京の渋谷に「公園通り」という名前の道がありますが、こちらの方がずっといいでしょう。田舎の人の感覚というのは、ちょっと、と思うことが多々あります。



 ザビエル記念聖堂。



 ザビエル像です。井戸端で説教したという故事のとおり、傍らに井戸がつくられています。



 愛媛県の県庁も立派な建物が今日に残っています。山口県の場合、機能的な新庁舎を建て、かつての庁舎は県政資料室として使用していました。



 こちらも資料室になっている旧県会議事堂です。休館日だったため、なかは見れませんでした。



 山口市内観光の目玉・瑠璃光寺五重塔です。国宝に指定されています。



 こちらはザビエル記念碑。ここには、観光客は一人もいませんでした。



 市内を1周してくたびれたのでベンチで休んでいると、「何しているの。一緒に遊ぼ」と近寄ってきたガキ1匹、ではなくて僕ちゃん1人。この頃は、子どもとなんて遊んでいたら、すぐさま不審者扱いされるので、丁重にお断りし、這這の体で逃げ出しました。




 最後に、大内氏の館跡に建てられた龍福寺へ。ガチョ~ン、修復中でした。出雲大社本殿につづき、最後にこれかよ。



 こうして、観光案内所でとってもらったホテルに向かいました。山口では、ビジネスホテルは新幹線の通る新山口駅周辺に、旅館は近くの湯田温泉に立地しているようです。そのため、山口駅周辺は宿泊施設の空白地帯になってしまっているようなのです。しかし、観光名所は山口駅近くに固まっています。ふつうの人は、観光後、湯田温泉にてご宿泊とするのかな。