山小屋だより

街歩きや山歩きで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、ご一緒に歩きましょう。

八ヶ岳・権現岳(最終回)

2018-07-29 05:00:00 | 八ヶ岳
※八ヶ岳シリーズの最終回です。



タクシーの乗りつけたのはここ「パノラマの湯」でした。



男湯は「赤岳」でした。
露天風呂から正面に富士山、左に茅ヶ岳がきれいにみえました。
この日は山から降りた登山者で混雑していました。




渡り廊下を過ぎたところに休憩室があります。



ここにはレストランもありました。
生ビールとおそばのセットです。




建物をでたところで左に茅ヶ岳がみえました。
このあたりでは一番大きな山です。



甲斐大和駅まで歩きます。





甲斐大和駅に着きました。
パノラマの湯から歩いて5分くらいでした。




ホームにあった表示板です。




反対側にはこんな表示板がありました。




小淵沢行きの電車がきました。




小淵沢駅です。
奥のホームは乗ってきた小海線のホームです。
ここで中央線に乗り換えます。




中央線。特急「あずさ」です。
車内は混雑していましたが、何とか座ることができました。


※梅雨の最中の山行で雨が心配でした。
でも、2日間共雨に遭いませんでした。
特に2日目は素晴らしい天気で、北アルプス・南アルプス・中央アルプスの
展望を楽しむことができました。雲海に浮かぶ富士山も素晴らしかったです。

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※台風12号は静かに通り過ぎました。
今日は昨日予定されていて延期になった夏まつりです。
午後からの開催なので、天気は大丈夫なようです。

八ヶ岳・権現岳(その10)

2018-07-28 05:00:00 | 八ヶ岳

青空がきれいです。



天女山に向かっています。




たくさんのチョウが地面に群がっています。



これだけで10頭はいました。



ヤマキマダラヒカゲというチョウでした。
小動物の死骸に群がっていたようです。
じっと待っていたのですが、ついに羽根を広げてくれませんでした。


こんな登山道が続きます。




天の河原に着きました。
ここで最後の休憩をしました。


南アルプスもだいぶ高くなりました。



富士山も見納めです。


休憩後、駐車場に向かいます。


ヤマツツジがまだ咲いていました。



終点はもうすぐのようです。



駐車場に着きました。
ここは標高1529mです。
この日の歩程は6時間40分でした。



駐車場はこんな感じです。
ここで、タクシーを呼びました。



約20分くらいでタクシーがきました。
これから温泉に向かいます。






八ヶ岳・権現岳(その9)

2018-07-27 05:00:00 | 八ヶ岳

樹林帯に入ります。



ここで小休止です。
そろそろ富士山ともお別れです。



歩いてきた方向を振り返ってみました。




標識がありました。
ここが前三ツ頭(標高2364m)でした。




標識が倒れていました。



カラマツ林の中を下ります。



クマザサが群生していました。


まだ芽吹いたばかりのカラマツです。



サラサドウダンが咲いていました。



すぐ近くにはツクバネウツギの花が・・・



花が2つ仲よく並んで咲きます。




サラサドウダンもよい色をしています。



たくさん咲いていました。




咲き始めは淡いピンク色をしています。



この両側にたくさんありました。



カラマツの松ぼっくりです。




新緑がきれいでした。
だいぶ下りてきたので、暑くなりました。






八ヶ岳・権現岳(その8)

2018-07-26 05:00:00 | 八ヶ岳

ハイマツ帯の中を登っています。



右が赤岳、左の尖った山が権現岳です。
歩いてきた登山道がよくみえます。



飛行機雲がまっすぐ伸びています。




阿弥陀岳と赤岳の雄姿です。




三ツ頭に着きました。
ここは標高2580mです。



右が西岳、左が編笠山です。
ブルーの屋根が青年小屋です。





中央アルプスです。




こちらは北アルプスです。
穂高連峰はまだ雪で真っ白です。




南アルプスです。




富士山もずっとお供してくれました。



富士山に向かって下りて行きます。




雲海に浮かんだ富士山・・・



分岐にでました。




やはり富士山・・・です。




樹林帯に入ります。



足元にミツバオウレンの実ができていました。
花後の姿を見るのもなかなか楽しいです。




八ヶ岳・権現岳(その7)

2018-07-25 05:00:00 | 八ヶ岳

南アルプスです。
右から仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、鳳凰三山・・・
これだけ全体が見られるのは珍しいと思います。




これから向かう三ツ頭とその奥にぽっかり浮かぶ富士山・・・



編笠山が低くなりました。
雲海が流れています。



複雑な姿をしたダケカンバと一緒に・・・



歩いてきた方向を振り返ってみました。



仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳・北岳・・・



御嶽山をもう一度・・・



白いイワカガミを見つけました。
ヤマイワカガミと呼んでいます。



スポットライトを浴びたコイワカガミです。



ミヤマキンバイも輝いていました。



コバイケイソウの葉っぱ・・・
これから白い花が咲きます。




少し平らな尾根にでました。




花びら(実際は苞)が4枚のミツバオウレン・・・




コイワカガミが群生しています。
暖かい日差しが気持ちよかったです。








八ヶ岳・権現岳(その6)

2018-07-24 05:00:00 | 八ヶ岳
昨夜遅く東北遠征から帰ってきました。
ブログ続けます。



阿弥陀岳と赤岳の間に横岳と硫黄岳の姿もみえます。



権現小屋に到着しました。
朝、青年小屋を出発してから約2時間の歩きでした。
小屋の管理人は外出中でした。



小屋の前の温度計は2℃を指していました。
日影には霜柱もできていました。
陽が当たっているところは10℃くらいあったと思います。



イワウメが咲いていました。
この花は雪解けと共に咲く花で、なかなか出会うことができません。



分岐にでました。
右に進めば赤岳です。
我々は左の三ツ頭に向かいます。



権現小屋とその奥はギボシです。




権現岳に着きました。
権現小屋から約10分の歩きでした。
この標識は集合写真用のようです。



少し登ったところが頂上です。
ここは狭いので記念撮影は難しいです。
でも今回は4人だったので、何とか全員で撮ることができました。



今回同行した私のザックです。
ワッペンはネパールのダウラギリで購入したものです。



下から眺めた権現岳の頂上です。
前回ここを歩いた時はガスっていてスルーしたところです。




奥秩父の山が雲海に浮かんでいます。



ムシトリスミレです。
葉っぱに粘液がありそれにくっついた虫が溶かされて栄養に
なるようです。
久しぶりの出会いでした。



これから向かう三ツ頭です。
その奥に富士山が浮かんでいます。




ここでメロンがでてきました。
富士山にもお裾分けしました。
甘くて美味しかったです。



映画になったというお菓子です。
これは女性からの差し入れでした。








八ヶ岳・権現岳(その5)

2018-07-22 05:00:00 | 八ヶ岳

岩場がでてきました。



クサリ場です。
足元を確認してゆっくり登ります。



通ってきたクサリ場です。



イワヒゲが咲いていました。
葉っぱが組み紐のようになっているのが特徴です。



素晴らしい展望です。




権現小屋が近くなってきました。




ミヤマキンバイがきれいです。



左が阿弥陀岳、右が赤岳です。





丸いドームのような蓼科山です。
その奥は新潟の妙高・火打・雨飾山あたりです。



尾根歩きになりました。




キバナシャクナゲが咲いていました。



背丈があまり高くならないシャクナゲです。
ハイマツの中でひっそりと咲いていました。




ハクサンイチゲにスポットライトが当たっていました。



光りが当たると花も違った姿をみせてくれます。
まもなく権現小屋に到着します。


今日から東北遠征です。
今晩泊まって23日の夜帰る予定です。


八ヶ岳・権現岳(その4)

2018-07-21 05:00:00 | 八ヶ岳

富士山をバックに津波のような雲海が浮かんでいます。



ミヤマキンバイが咲いていました。
葉っぱが3枚、花びらの中心が濃い色をしています。



チシマアマナも顔をだしていました。



太陽に向かって岩場を登っています。



編笠山と青年小屋です。
中央やや右奥に恵那山が浮かんでみえます。




五竜と鹿島槍・・・
左下にみえるのは車山高原の気象観測ドームです。


針ノ木岳の方向です。




左がギボシ・・・
中央が権現小屋・・・一番右奥が権現岳です。



蓼科山もなかなか形のよい山です。
その奥に雨飾山や妙高・火打など新潟の山がうっすらとみえています。



雲海がきれいです。



ミヤマハンノキの雄花がぶら下がっていました。




コイワカガミが輝いています。




ミヤマオダマキです。
少し離れた岩場に1株だけ咲いていました。




イワベンケイの雄株です。
雌雄異株で雄株は黄色い花、雌株はやや赤みがある花が咲きます。



岩の隙間から顔を出していたクモマナズナ・・・
タカネナズナとも呼ばれています。



ハクサンイチゲです。
白山で初めて発見されたので、このような名前がついています。
夏山の代表的な花です。
だいぶ登ってきました。






八ヶ岳・権現岳(その3)

2018-07-20 05:00:00 | 八ヶ岳

北アルプスです。
右から槍ヶ岳、大きく切れ落ちた大キレット、北穂高岳から奥穂高岳までの
穂高連峰がよくわかります。



乗鞍岳と御嶽山です。
手前の山は前日登った西岳です。


乗鞍岳です。
昨年の春に登りましたが、高山植物の宝庫でした。


御嶽山をズーミングしてみました。
噴煙は確認できませんでした。





中央アルプスです。
右から木曽駒ヶ岳、宝剣岳・・・
大きく切れ落ちた先が空木岳です。



手前が霧ヶ峰・・・
その奥の平にみえるところが美ヶ原高原です。
左下には雲の間から諏訪湖もみえていました。




右の北アルプスから左の富士山までパノラマで撮ってみました。
全体の位置関係を確認してください。
正面が編笠山、その右が西岳です。




富士山の頂上が白く輝いていました。



蓼科山です。
この山だけ単独で登ったことがあります。
やはり岩がゴツゴツとした山でした。




美ヶ原の奥に五竜・鹿島槍の姿が浮かんでいます。




ここは「のろし場(標高2530m)」というところです。
昔、のろしを上げて何かの合図を送ったようです。



八ヶ岳の主峰・赤岳がみえてきました。




コイワカガミの群生です。
この仲間では一番高いところに咲く花です。



ミネザクラが残っていました。
やはり標高が高いところに咲く桜です。




権現岳に向かって登っています。




乗鞍岳の左奥に加賀の白山が見えています。
白山はやはり花の名山として知られています。
ハクサン○○と名前のついた高山植物もかなりあります。


   ◎速 報

昨日の文化庁の審査結果は「北海道・北東北の縄文遺跡群」が
2020年の世界文化遺産を目指す候補に決定しました。
残念ながら「佐渡の金銀山」は推薦されませんでした。
みなさんのご支援に感謝いたします。


八ヶ岳・権現岳(その2)

2018-07-19 05:00:00 | 八ヶ岳

小屋のメニューです。
いろんなものが食べられます。



朝食は午前5時30分からでした。
入り口でご飯と味噌汁を受け取ります。




朝食メニューです。
シュウマイはこの宿の女将さんの手作りでした。



身支度を整えてから午前6時30分に出発しました。
ひんやりした空気が気持ちよかったです。




少し登ってから振り返ってみました。
編笠山がきれいにみえています。
手前の小屋が宿泊した「青年小屋」です。



右が乗鞍岳、左が御嶽山です。




北アルプスもみえてきました。




南アルプスです。
右から仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳です。



北岳をズーミングしてみました。
その奥に間ノ岳、農鳥岳もみえています。



北岳の左は鳳凰三山です。
地蔵岳のオベリスクが目印になっています。



富士山にアクセントをつけてみました。



北岳から鳳凰三山までのパノラマです。
久しぶりにきれいな雲海を目にしました。




コイワカガミが朝の挨拶をしてくれました。
雲一つない晴天です。
この先が楽しみになってきました。



   ◎速 報


平成30年度文化遺産国内推薦候補が本日文化庁から発表されます。
10時〜12時   世界委員会開催
13時〜      記者会見 → 国内推薦候補発表

佐渡金銀山が世界遺産に推薦されることを信じて発表を待ちたいと思います。

八ヶ岳・権現岳(その1)

2018-07-18 05:00:00 | 八ヶ岳

翌日(6月17日)の朝です。
部屋の窓から雲海に浮かぶ富士山が眺められました。



ズーミングしてみます。
雲海も少し焼けていました。



正面が編笠山です。
この中に登山道があります。



こんな感じの部屋でした。
ここに4人はゆったりでした。



朝食まで時間があったので、外にでてみました。
外から眺めた富士山です。



この奥が権現岳に向かう登山口です。
白い花はウラジロナナカマドの花です。



編笠山への登山口です。
ここから約30分くらいで頂上に立てるようです。



左がギボシ、右が権現岳です。




権現岳だけを切り取ってみました。
左の鞍部にみえるのは権現小屋です。



部屋の窓から乗鞍岳もみえました。




編笠山の頂上が朝日に輝いています。




上から誰かが下りてきています。



よくみたら自転車を担いでいました。




まるでカモシカのように岩場を下ってきます。



まだ朝の5時過ぎです。
どこからきたのか、尋ねようと思って玄関から外にでたら、
小屋に寄らずにそのまま立ち去ってしまいました。
この山域で自転車に乗れるような場所はありません。
不思議な出来事でした。





八ヶ岳・西岳(その7)

2018-07-17 05:00:00 | 八ヶ岳

テント場です。



青年小屋がみえてきました。



ここは標高2380mのところです。




小屋の入り口です。
「遠い飲み屋」という赤提灯が出迎えてくれました。
この日の歩程は5時間50分でした。




いろんなお土産もあります。



2階の個室に案内されました。
窓から編笠山が目の前にみえます。



一階の廊下を挟んで両側に部屋があります。
この小屋は最大150名くらい収容できるようです。



こんな暖簾がありました。




外から眺めた小屋のようすです。
我々の部屋は2階の一番左の部屋でした。




クロユリが咲いていました。



今年初めての出会いです。



このクロユリに初めて会ったのは山形の月山でした。
登山道の脇にたくさん群生していました。



ウラジロナナカマドです。
葉っぱの先端から半分くらいまでしか鋸歯がありません。



この日、編笠山に登る予定でしたが、頂上の雲がとれません。
諦めてコタツで先着していた山ガールと山談議でした。
好きな「缶酎ハイ」があったのは嬉しかったです。



たくさんの日本酒もありました。
コップ1杯¥500です。



夕食です。
アジフライは揚げ立てでアツアツでした。



食堂はこんな感じです。
愛知県からきたという「山ガール」が最後まで残って日本酒を
楽しんでいました。

八ヶ岳・西岳(その6)

2018-07-16 05:00:00 | 八ヶ岳

西岳の頂上はこんな感じです。
大きな岩がゴロゴロしていました。



編笠山に雲がかかってきました。
先を急ぎます。




コイワカガミが咲いていました。
この仲間では一番標高が高いところに咲く花です。



ミツバオウレンです。
白い花びらに見えるのはガクで、黄色いものが退化した花びらです。



このように群生していました。



葉っぱが3枚なので、ミツバです。



コケがきれいでした。



樹林帯の中を進みます。




小屋まで約40分です。



編笠山の頂上の雲がとれません。




コミヤマカタバミ・・・です。
低山に咲くミヤマカタバミと比べて葉っぱの角が丸いです。




花は晴れていないと開いてくれません。



シラビソの樹林帯です。



ミツバオウレンが足を止めます。




「乙女の水」に着きました。




ここは水量が豊富です。
この先のテント場からここまで約5分です。
テント場に水がないので、テントの人はここまで汲みにきます。
冷たくて美味しい水でした。


八ヶ岳・西岳(その5)

2018-07-15 05:00:00 | 八ヶ岳

かなり厳しい登りです。
このルートを歩く人は少ないようで、誰にも会いません。



こんなコケが生えていました。



これはフワフワしたコケでした。



大きなダケカンバです。



かなり荒れた登山道です。




サルオガセがびっしりと着生しています。



展望が開けました。
奥に見えるのが編笠山です。
ここでランチにしました。



雲海の下に街が広がっています。




ランチ後、登山開始です。



雲の間から青空が見えてきました。



西岳の頂上(標高2398m)に到着しました。
登山口から約4時間の歩程でした。



編笠山がよくみえています。
鞍部にある小屋がこれから向かう「青年小屋」です。
雨にならないうちに着きたいです。


八ヶ岳・西岳(その4)

2018-07-14 05:00:00 | 八ヶ岳

林道にでました。



ここを登って行きます。




レンゲツツジの蕾です。
この姿がレンゲの花に似ているので、レンゲツツジと
呼ばれるようになりました。



花と蕾がよい感じです。



有毒なのでシカも食べないようです。




こんな感じで咲いていました。



急な上りが続きます。




マイヅルソウ・・・



最初に出会ったキバナノコマノツメ・・・
葉っぱが駒(こま)の蹄に似ています。
これからまだまだでてきそうです。



リーダーからメロンの差し入れがありました。
甘くて美味しかったです。




シラビソの原生林です。



こんな上りが続きます。



ゴゼンタチバナです。
真ん中に花がありますが、まだ蕾でした。




サルオガセが落ちていました。




苔がきれいでした。




シラビソの新芽です。
ここはまだ春がきたばかりのようでした。