山小屋だより

街歩きや山歩きで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、ご一緒に歩きましょう。

福島・鹿狼山(最終回)

2016-05-18 05:00:00 | 福島の山

鹿狼山が見えてきました。



足元にキクザキイチゲが姿を見せてくれました。
真っ白で清楚な感じのする花です。



このカメラマンは汗っかきで何回もシャツを着替えていました。
汗をかいたシャツはザックの後ろにつけて乾かしています。




カタクリの群生です。



ここから急な上りが始まります。
階段ではなくロープを掴まって登ります。




頂上には神社が鎮座していました。




鹿狼山の頂上の標識です。
ここで記念写真を撮りました。



展望はこんな感じです。
奥の高い煙突は火力発電所の煙突です。




ムササビの巣がありました。
かなり高いところでした。



最後に神社に一礼してくれから下ります。



下に見えるのは「鹿狼の湯」です。
下りたら温泉で汗を流してから福島駅に向かいます。



カタクリです。




下りの登山道にも群生していました。



ユリワサビが咲いていました。
春早く咲く花です。



ブルーのキクザキイチゲです。
こんな花に出会うと嬉しくなります。



無事に「鹿狼の湯」に降りてきました。
ここから鹿狼山がよく見えます。
この日の歩きは約7時間でした。



鹿狼の湯からバスで福島駅に向かいました。
途中で鹿狼山が最後の別れを告げてくれました。




福島駅から新幹線に乗りました。
西の空が赤く燃えていました。

※福島県にはまだまだよい山がたくさんあります。
機会がありましたら、ぜひ福島を訪ねてみてください。


   ◎お知らせ

今日から5日間の予定で「韓国の山」に登ってきます。
順調ならば22日の夜、帰国する予定です。
しばらくの間、みなさんのところにもご訪問できませんが、ご容赦ください。


福島・鹿狼山(その4)

2016-05-17 05:00:00 | 福島の山

こんな標識がありました。




キブシです。
カンザシのような花です。




しばらく道路を歩きます。




あの標識の向こうは宮城県です。




カタクリが咲いていました。
東北の春は遅いようです。




かなり急な登山道です。



ピンクが鮮やかなアケボノスミレです。
落ち葉の間から顔を出していました。



正面奥に鹿狼山が見えています。





カタクリが足を止めます。



右に進みます。




左下が登山道ですが、落ち葉を嫌って上を歩いています。



この尾根にはカタクリがたくさん咲いていました。
逆光に輝くカタクリもなかなかきれいです。



登山道はよく踏まれています。
暖かい春の日差しが降り注いでいました。




ここにも分岐がありました。




それぞれ登山を楽しんでいます。



私はカタクリに呼び止められて足が前に進みません。




カメラマンも時には余裕をもって歩いています。
まもなく鹿狼山の頂上です。




福島・鹿狼山(その3)

2016-05-16 05:00:00 | 福島の山

読売新聞のカメラマンが写真を撮っています。
左から現地ガイドさん、みなみらんぼうさん、画家の中村みつをさん・・・
中村さんはほのぼのとした優しい挿絵を描いています。




かなり急な登りです。
一番最後は福島在住の女性ツアーリーダーです。
私とはベトナムの山旅でもご一緒でした。



地蔵森に着きました。
ここには三角点がありました。



この建物の中にお地蔵様が祀られています。



ここでランチでした。
宿でおにぎり弁当を作って貰いました。
大きなおにぎりが3個も入っていて、食べ切れませんでした。




ランチ後再び歩き出しました。



右は男性のツアーリーダーです。
いつも大きな荷物を背負っています。



木々の間から鹿狼山が見えています。
まだまだ先は遠いようです。



大きく下ります。



ヤマブキの芽吹きがきれいでした。




道路にでました。
山菜採りの車が止まっています。




五社壇に向かいます。




長い上りが続きます。



足元にエンレイソウが咲いていました。




五社壇に着きました。
地蔵森をでてから約1時間の歩きでした。




ここには小さな祠があるだけです。
少し休息してから次に向かいました。
七峰の内残すは鹿狼山だけになりました。

福島・鹿狼山(その2)

2016-05-15 05:00:00 | 福島の山

花嫁峠です。
昔、花嫁さんがこの峠を越えて嫁いだようです。
千葉県の房総半島にも花嫁街道というところがあります。
やはり花嫁さんが歩いて嫁いだ道です。



ミツバアケビが芽吹いていました。



登ってきた音羽山です。
低山ですが、かなりのアップダウンがあります。




左に向かいます。



音羽山から約30分で主義山に着きました。
あまり展望はよくありません。



シュンランが咲いていました。
昔は雑木林にたくさん咲いていてこの花を摘んで
遊びました。



ヤブレガサです。
このくらいが天ぷらにすると美味しいです。




笹の中を緩やかに下ります。




ナツトウダイが咲いていました。
トウダイグサの仲間です。



大きなアカマツが目立ちます。



ミツバツチグリです。
葉っぱが3枚でイチゴのように見えますが、イチゴと違って
茎の先端にたくさんの花を咲かせます。



権現堂山に向かいます。




ここはかなりの急登でした。



権現堂山に着きました。
主義山から約30分の歩きでした。



ここで小休止です。
らんぼうさんが何かメモっています。



大きく下ります。




ガイドさんが何か説明しています。
この境川を越えると福島県だそうです。
今までは宮城県を歩いていました。



らんぼうさんが県境を跨いでいます。
このコースは宮城県と福島県の境にある尾根コースです。
もう少し歩きます。




福島・鹿狼山(その1)

2016-05-14 05:00:00 | 福島の山
※福島にきて山の2つ目の山です。
この日は七つの峰を歩きます。



4月9日、宿の部屋から外を見ました。
よい天気です。




朝食もしっかり頂きました。




登山口までバスで移動しました。
カメラマンがらんぼうさんにインタビューしています。



登山口には何も標識がありません。
ここから鹿狼山まで7つの峰を越えて行きます。




登ったところに小さな標識がありました。



大きなアカマツが朽ちていました。



約25分ほどで金華山(標高235m)に着きました。



朽ちた木が横たわっています。




遠くに鹿狼山が見えていました。




エンレイソウが顔を出していました。




木を避けながらの登山です。



新緑が始まっていました。



小さなヤマツツジが咲いていました。
こんな花をみるとついカメラを向けたくなります。



大きなアカマツが凛として立っていました。



カタクリの花が咲いていました。
やはりまだ目覚めたばかりのようです。




金華山から約30分で音羽山(標高288m)に到着しました。



ここで休憩です。
読売新聞社のカメラマンはカメラを担いで歩くので、たいへんそうでした。
若さでカバーしていました。



ヤマツツジが咲き出していました。
明るい日差しを浴びて嬉しそうでした。



福島・霊山(その5)

2016-05-13 05:00:00 | 福島の山

次に向かったのが新地町でした。
ここは「みちのく潮風トレイル」の終点でもあり、出発点にもなっています。
青森県八戸市の蕪島から太平洋の海岸に沿って歩く総延長700キロの
ロングトレイルが整備されています。



こんな説明文がありました。




これがチェーンソウアートです。
根っこはそのままにしてあるので、持ち運びはできません。




いろんなアートが並んでいました。



これも枯れたヒマラヤ杉です。
黒くなっている部分はオイルが沁み込んだ跡だそうです。



新地町の役場に入ります。



壁がない広々とした役場です。



4階の屋上にでて津波のようすを聞きました。
正面奥は電車の駅舎を造っているそうです。



このあたり一帯が津波に襲われたそうです。
道路もまだ建設中でした。



屋上で説明を聞いている我々です。
役場の新人でしょうか?
2人の女性が熱心にメモをとっていました。



左奥に田んぼがみえますが、まだ土の下に何が埋まっているのか
わからないので田植えはできないそうです。



震災当時の写真がありました。
電車も津波で引っくり返ったようです。




さて、この日の宿に着きました。



奥に見える山が鹿狼山(かろうさん)です。
今回はあの山にも登ります。




宿の部屋から海が見えます。
高い煙突は火力発電所です。



海が静かです。
この海から津波が押し寄せたとは信じ難いです。



夕食まで時間があったので、部屋で仲間と小宴会でした。
隣の部屋にいた「らんぼうさん」も一緒に参加して山の話で盛り上がりました。
この「生酒」は期間限定でしたが、なかなか美味しかったです。




夕食です。
山の中の一軒宿でしたが、料理もなかなかよかったです。
のんびりと温泉に浸かって翌日の登山に備えました。


福島・霊山(その4)

2016-05-12 05:00:00 | 福島の山

こんな標識がありました。



あの岩が「弁天岩」だそうです。
登ることができるようですが、今回はパスでした。



このあたりの登山道もよく踏まれていました。



分岐です。
左に入って右から降りてきました。




最初に登った登山口にでました。

※約3時間40分の歩きでした。


   ◎相馬の桜


時間があったので、相馬で花見をしました。



桜の花が丁度満開でした。



両側にたくさんの石灯籠が並んでいます。




相馬中村神社にお参りします。



長い階段を登ります。




階段の脇に馬の彫刻がありました。



登山の無事を願ってお祈りします。



神社の裏手に廻ってみました。



馬の彫刻がありました。




相馬は「野馬追い」が有名です。
こんなポスターが貼ってありました。



帰りに眺めた桜です。



山に登って下りてから花見と・・・
贅沢な旅になりました。






福島・霊山(その3)

2016-05-11 05:00:00 | 福島の山

ここからの展望もよかったです。



広いところにでました。



こんな標識がありました。
昔はここに建物があったようです。




少し歩いたところにありました。




霊山(りょうぜん)のいわれです。
山陰には大山(だいせん)、蒜山(ひるぜん)という山を「せん、ぜん」と呼ぶ
山がありますが、東北では珍しいと思います。



ここでランチです。
それぞれ適当に座って持参した弁当を広げました。



変わった松の木がありました。
これでも1本の木です。
根元は一つですが、途中で4本に分かれています。
ヘビがカエルを飲みこんだように見えました。
上の写真で左奥に見えています。



休息後、再び出発しました。



「東物見岩」に向かいます。



ここが最高峰(標高825m)です。




ここからの展望もよかったです。



左に進みます。




このあたりはよく踏まれた登山道でした。



この先が少しガレているようです。



かなり細くなっていますが、足元に気をつけて歩けば
問題ありません。



樹林帯の中を歩きます。



マンサクがまだ咲いていました。
北国の春は少し遅いようです。



ナガハシスミレです。
花の後ろの距が長いのが特徴です。
昨年の春、長岡の郊外で見かけました。
主に日本海側に分布しているそうですが、太平洋側にもあることがわかりました。
関東では見たことがありません。
別名:テングスミレと呼ばれています。

福島・霊山(その2)

2016-05-10 05:00:00 | 福島の山

急な登りです。
私は真ん中を歩いていますが、何故かみんなは端っこを歩いています。




ショウジョウバカマが顔を出していました。
まだ、目覚めたばかりのようです。



この先にハシゴがあるようです。




この上が展望台になっているようです。
長いハシゴは少し間隔をおいて登ったほうがよいです。




足元を確認しながらゆっくり・・・です。



展望台からの眺めです。
中央奥に黒い塊が見えています。



ズーミングしてみました。
除染した土などを袋に詰めて保管している場所だそうです。



続いてこんな場所がありました。



左下にスタートした駐車場が見えます。
乗ってきたバスも見えています。
その右は紅彩館という宿泊施設です。
霊山登山の拠点として利用する人も多いようです。



ここは左に進みます。



岩山が見えてきました。
群馬県の妙義山のよく似ています。



正面奥に少し平らな岩があります。
ハシゴが架かっているので、行くことができるようです。




こんな名前がついていました。
5~6人くらいは立つことができました。




ここも左に向かいます。
前を歩いているのは読売新聞社の記者です。
昨年の秋の尾瀬でも一緒でした。




右から2番目の男性が「みなみらんぼう」さんです。
読売新聞の毎週木曜日の夕刊に「一歩二歩山歩」という題名で山の記事を
連載しています。






この先に「親不知・子不知」というところがあるようです。



少し岩が削られた場所でした。



らんぼうさんもザックを岩にこすりながら通過しています。
その後ろは「らんぼう隊」の隊長さんです。




岩の間の狭いところを通ります。
筑波山の「胎内くぐり」を思い出しました。




福島・霊山(その1)

2016-05-09 05:00:00 | 福島の山
※4月8日、福島県の霊山(りょうぜん)に登ってきました。



福島駅が集合場所です。
東北新幹線から眺めた日光連山です。
一番左が男体山です。



続いて那須連山が見えてきました。




福島駅に近くなると吾妻連峰が姿を見せてくれました。
正面に「兎の雪形」が現れています。



福島駅に到着しました。
駅を降りると大きなハートが出迎えてくれました。




これからバスで移動します。



バスの中です。
今回はみなみらんぼうさんの「春山特集」というプランに参加です。




桜がきれいでした。




ここには桜とレンギョウが競演していました。




伊達市の霊山(りょうぜん)登山口に到着しました。
福島県でも北のほうになります。




ここにはトイレがあります。



奥に見える山が霊山です。
鋭く切り立った岩山です。



出発前の準備体操です。





現地ガイドさんが登山ルートを説明しています。



出発しました。



かわいいスミレが挨拶してくれました。



大きくそびえている岩山です。



フキノトウもこのくらいが一番美味しいです。
トルのは写真だけです。