AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

『抱きしめちゃいけない』のPVを見逃しちゃいけない。(ときめき研究家)

2011-09-03 08:00:00 | ときめき研究家
DVDをまだ見ていない方は、一度ご覧になってからお読みいただくことをお勧めします。


『フライングゲット』のカップリング曲『抱きしめちゃいけない』は、稀代の名曲、2012年のリクエストアワーで1位になりうる曲である。

『フライングゲット』のゴージャスなサウンドとは対照的な、「ズンズンドコ、ズンズンドコ」というノーマルなリズムに、ゆったりとして、素朴で、どこか懐かしい、そして切ないメロディが心地よい。
ソロこそないが、数名のメンバーが入れ替わりで歌う歌声の個性も楽しめる。
何より歌詞がすんなり聞き取れるのがいい。

その歌詞だが、どうやら別れの歌のようである。堤防の道を、自転車を押して歩きながら、別れの前のひとときを過ごしている。二人ともまだ好き合っている様子なのに、どうして別れなければならないのか説明はない。理由は不要、あるいは想像してほしいということなのだろう。その手法は『ひこうき雲』にも通じる。森高千里の名曲『渡良瀬橋』にも。

最初は高校生カップルかとも思ったが、彼女の誕生日にワンピースを贈っているエピソードから、もう少し年長なのだろう。とすれば、別れの理由は彼の実家の事情か、それとも夢を追いかけて都会に出るのか。
最後の時に、思わず抱きしめたくなるのを、彼女を悲しませたくないからと堪えるというストイックな歌だ。「最後にもう一度抱きしめて」とか「ラストキッス」「ラストダンス」とかいう歌もある中で、どういう態度を取るべきかは、答はひとつではないだろう。

そんな『抱きしめちゃいけない』は名曲ではあるが、楽曲だけの評価なら、普通の名曲というレベルだろう。
この曲の価値を倍増させているのが、DVDに収録されているPVの奇跡的な出来映えである。

まず、全編が1シーン1カットで撮られている。その1曲の間に、メンバーが3~4名ずつ登場しては歌っているのだが、途中でミスがあれば最初から撮り直しという厳しい撮影である。どうやらテイク10でOKになったようだ。途中で、金色のポンポンの一部が破損したり、髪飾りがずれたりしてる箇所があるが、1カット撮影ならではの醍醐味だろう。
そして、メンバー全員がめまぐるしく衣装替えをしている。映っていない場所では、戦場のような慌ただしさで、あられもない姿で走り回っているのだろうが、画面上には全くそういう気配を感じさせないのは立派だ。
エンディング近くで、直前に着ていたタンクトップが脱ぎ捨てられていて、次のシーンでは一体どんな姿で現れるのか、よからぬ妄想をしてしまうが、実際には・・・(見ての通り)。

総選挙22位から40位のメンバー19人が、順位どおりに3人ずつ(最後の37位~40位は4人)現れて、1フレーズずつ歌っていくので、メンバーの顔と名前を一致させるのには最適のPVである。また、普段着に近い衣装が多いのも、メンバーの魅力を引き出している。
アンダーガールズの19名にとっては、21位以内の選抜に入るより、むしろお得な扱いだったのではないか。少なくともPVの出来だけを比べれば、遙かに『抱きしめちゃいけない』の方が魅力的で、何回も見たくなる。楽屋落ちで、メンバーも全く可愛くない『フライングゲット』のPVは、私は二度と見る気がしない。

PVの中で、どのメンバーも輝いている。
別れの歌なのに、ニコニコ笑いながら映っている。それでいいのだ。アイドルのパフォーマンスでは、曲の世界を表現することよりも、本人が輝くことが重要なのだから。
特に輝いているのが、22位で「センター」をゲットした梅田だ。初センターだと思うが、立派に努めているし、このPVのほのぼのとした空気を作り出すことに貢献している。
彼女のダンスは切れがいいという定評だが、このPVでは、彼女に限らずアイドルらしい少しもっさり、ドタドタしたステップがたまらない。意図的にそうしているとしたら神業だ。
平嶋、多田、仲川、須田、秦、松井咲など、好きなメンバー、気になるメンバーも全員輝いている。NMB山本が控えめな感じなのも、かえって魅力的だ。

1点だけ難癖をつけるなら、PVの最初に「1カットで撮っている」という解説は要らなかった。見ればわかるし、得意げな感じが無粋な「どや顔」だった。

『君のことが好きだから』が2位になった2010年のリクエストアワー。『抱きしめちゃいけない』は、その上を行く可能性がある。22位~40位のメンバーのファンの集結に期待する。
コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大場美奈を、AKBingoで見かけ... | トップ | 鈴木紫帆里、テーピング(ナッ... »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (エクトラム)
2011-09-03 12:53:50
確かに抱きしめちゃいけないのPVは最高でしたね。
総選挙ドキュメントにPVの撮影の様子が少し出てましたが、相当大変だったんでしょうね。出来ればメイキングが見たいですね。
返信する
メイキング (まゆきくりきゃん)
2011-09-03 12:35:19
タイプBの総選挙ドキュメントの中に、PVメイキングが映ってますよ。
そんなに長くはないですけどね。

PVのなっちゃんが、アイドルアイドルしていてかわいいです。
返信する
Unknown (かかし)
2011-09-03 10:04:52
なにを書こうが ちゅりを書けない 奴のブログはまぁ しれてる
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ときめき研究家」カテゴリの最新記事