倉敷ホーリネスチャーチ

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2016年中国教区夏季聖会 Ⅱ【説教】「聖くならなければ Ⅱ」 2016/7/18 加藤望師

2016年07月19日 | メッセージ
2016年中国教区夏季聖会 Ⅱ
【聖書】ヘブル人への手紙12章14~17節
【説教】「聖くならなければ Ⅱ」 

14:すべての人と相和し、また、自らきよくなるように努めなさい。きよくならなければ、だれも主を見ることはできない。

主の御名を賛美します。

 今年も中国教区夏季聖会が開かれる事となり、感謝いたします。午後の聖会もヘブル人への手紙から導いて頂きました。この箇所から以下3つの視点で見てまいります。
午前のメッセージでは、聖くなる事を求めなさい。一度でなく、何度も何度も求め続けなさい。洗礼を決心した時の聖めの瞬間だけでなく、生涯求め続けjる事が大切だと学びました。午後は「聖め」について3つの視点で見てまいります。

(1)聖めの大前提とは
まず全ての人の平和を求める事が前提です。神を知らない人にどう伝えて行くのかが大切ではと思います。ある修養会で韓国の牧師先生が「一度古いやり方の伝道を止め(上から目線の伝道の姿)イエスキリストの御名によって人を愛する事から始めなさい」と言われました。キリスト教の話を友人にすると「いや~、俺は煙草も酒も飲むから、止めたら一度覗くよ」とか、「修行が苦手で」とか。古い伝道でしたら、教会に来なさい! 酒も煙草も神が止めさせられます! などと高飛車な意見を言っていた事でしょう。そう言って誘っているクリスチャンもコリント人のような二重人格になってしまっているのかもしれませんね。すなわち外面だけが良い人間です。相手の全てを認め受け止め、主のなさってくださった愛を伝える者となるなら幸いです。

(2)聖めを妨げるものとは
聖書では、「苦い根」を持たないようにと記しています。苦い根とは、一度は聖められたのに、何か苦々しい何かが心に残っていることです。その時、古い自分、神から離れていた自分が甦ってしまうのです。するとどうなるのか? 人をねたみ、そしり、怨む心に満たされ、マイナスばかり思う人に陥ってしまうのです。今生かされている事に感謝する事ができますように。

(3)エサウのようにならないように
先祖アブラハムには12名の子があり、長男はエサウでした。ここで登場するのがヤコブ(後のイスラエル)。農作業を終えたエサウは腹を空かせ帰宅し、そこには美味しそうな豆ごはんがありました。それはヤコブのものでしたが、あまりの空腹にエサウは長子の権利とこの豆ごはんを交換してしまいました。父アブラハムは眼が見えず、余命もいくばくか。神の祝福を与えるため、エサウを探し祝福しました。しかしそれはエサウではなく、長子の権利を買ったヤコブだったのです。長男エサウは神の祝福を重要なものだと全く思わず、一食と交換してしまったのです。

 これを読まれている人は、神をないがしろにする人などおられないと思います。ですが、神を第一にしていますか? 神より目に見える金や物に心が向いているような事はありませんか? 仕事が順調な事は良い事ですが、それはあなたの力だけではなく、神のご愛があなたにある事を謙虚に覚えるなら幸いだと思います。また今無職の方や、苦難に向かっている人は、神の続いている訓練を受けているのだと思います。神の時が来るまで、邪悪な心になる事がありませんように。神に砕かれ、自らの明け渡しができますように。
 昼食時、久しぶりに信徒会が行なわれ、約20名で交わりがもてました。中国教区は広い教区で、隣の教会まで車で2時間もかかってしまいます。しかし私たちには同じ思いの兄弟姉妹がおられる事に、気づかせてくださいました。本当に感謝の交わりを頂きました。

今年の聖会に感謝いたします。また来年の聖会に期待いたします。


テケテケ

講師紹介
加藤 望牧師
牧師家庭に生まれる。東京聖書学院卒業後、1983年より1999年までアメリカ・カリフォルニア州に留学。Azusa Pacific University と同神学大学校にて非常勤講師として2年間教鞭を取る。1999年母子感染型B型肝硬変が悪化し緊急帰国。2002年アメリカにて脳死肝移植手術を受け一命を取り留め、第二の地上の人生を送り始めた。
2000年より現在まで広島福音教会主任牧師として奉職中。
教団西日本ブロック長。

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