この時期、行きたい美術展が目白押し。
行きたいと思いつつもばたばたしているところに、友人からサントリー美術館の「毛利家の至宝」展の招待状があるからとお誘いが。
この美術館のあるミッドタウンはもともと毛利のお屋敷があったところ。
東京ドーム2個分の広さの下屋敷だったという。(ちなみに上屋敷は日比谷公園だって)
あーこの辺りが大広間の入り口ねなんて遠い昔に想いを馳せながら、ぶらたもり風に歩いてみた。
3本の矢の逸話で有名な毛利元就の書をはじめ、文化レベルの高かった毛利家のお宝が展示。
数百年ぶりにお里帰りしたお宝もあり、不思議な縁を思う。
初見の雪舟の「四季山水図」は迫力あり。
筆致の力強さと緩急をつけながら、線の伸びやかさなど見入ってしまう。
さすが国宝ね~
写真は毛利家の庭のなごり。
当時は江戸城を向こうに見て、景色のいい庭との評判だったそう。

そして、もう一つ。
新国立美術館の「セザンヌ」展をはしご。
たくさんのセザンヌの作品をまとめて見るのは初めてかも。
サント=ビクトワール山や静物画の絵の印象が強く、インパクトある青色のイメージだったけど、
淡い色のきれいな色を使っての風景画などもたくさん描いていたことも知る。
ゴッホのような繊細な感じの人と思っていたけれど、だいぶ人物像が変わったわ。
セザンヌの心の葛藤と画風の変遷がよく判る美術展でした。
ここでは同時に「エルミタージュ展」も開催中。
さすがに3つのはしごはきついので次回に。チケットのみ購入。
国立博物館で開催中の「ボストン美術館」展にも行きたい~
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