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おごじょの気まぐれ日記

人生いろいろあるけど、
すべてを楽しもうっていうのがモットー。

ダディロングレッグス 千秋楽

2012年09月15日 | 井上芳雄君
「足ながおじさん」のミュージカル?
初めはどうかななんて思っていたけど、原作を読んで面白くて、これはいけると思って取った千秋楽のチケット。
この判断は正解だったようで、連日、満員御礼だったこの舞台。

脚本・演出 ジョン・ケアード
出演 ジルーシャ 坂本真綾 
   ジャーヴィス 井上芳雄

日本では有名な足ながおじさんの話だけれど、アメリカでもイギリスでも知名度のない作品だと言う。
びっくりだわ~
脚本・演出のジョン・ケアードさんは日本人の奥さん(この作品の訳詞を手がけている)からこの作品を教えてもらったそう。


2人芝居、派手な演出も、舞台装置もないシンプルなミュージカルなのに、なぜこんなに惹き付けられる?
話自体も明治の末に書かれたものと思わない新鮮さ。

まずはジルーシャ演じる坂本真綾さん。
透明感ある声質とイメージを膨らませてくれる演技力。
いや、演技と言うよりセリフを聞かせる力?
不幸な生い立ちにめげない、明るくたくましく善意に満ちた利発なジルーシャを見事に演じ、歌も上手いし、井上君の伸びやかな声と妙にマッチして。

井上君はお金だけはある、ちょっと偏屈なアメリカの富豪役。
社会事業として孤児のジルーシャの大学資金を援助する。
毎月送られてくる彼女からのウィットに富んだ明るい前向きな手紙に徐々に彼女に惹かれ始め・・・
冒頭は固めの歌声に渋い表情、それが徐々に変化していくさまが歌声の変化と態度で伝わってくる。

「卒業式」や「チャリティ」という曲など、終演後も頭から離れず。
とっても良質のお芝居をみたという、豊かな気持ちにしてくれたお芝居でした。

で、この日嬉しい発表が。
新年早々の再演が決定したとのこと。
2人芝居だから出来ることって井上君が言ってた。


そして、この公演では、「高いチケットを買っていただいている上に、大変心苦しいですが、東北の震災でも2000人以上の震災孤児が生まれたそうで、皆さんの力を少しお借りできれば」と「あしなが育英会」への募金を、井上君が長い足を強調して呼びかけていて、井上君の頼みとあればと思うファンも多かったでしょう。
私もそうだけど・・・
この日までで540万近くの募金が集まったそう。
3週間弱の公演期間を考えれば凄いことだ~

この日は、足なが育英会の会長さんも客席にいらしていました。



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