

里帰りして、桜島を目にするとあ~帰ってきたって思える。
ソウルフードならぬソウル風景?
世界遺産の富士山もいいけれど、私には桜島は格別。
どこから見てもほれぼれする。
先日、昭和30年以来の大爆発したみたいで、市内も大変なことになっていたけれど、私たちが帰った時も毎日噴火していた。

帰る飛行機の中からもこんな感じ


私が子どものころから火山灰が降る生活で、住民は上手く折り合いをつけて生活している。
たしかに灰が降るのは大変。
家の中はざらざら、コンタクトは痛い。
洗濯物も干すところを考える。車は傷つきやすい。
灰で体も汚れる。髪はごわごわ。
そして、灰は雪のように溶けないからちゃんと集めて、灰収集日にだす。
年よりの母たちはこれが結構重たいとはこぼしていたけれど。
その灰の袋には「克灰袋」と書いてあり、自分たちの自然を受け止めて普通に暮らしている様子が見て取れる。

火山灰があるのは日常であって、今回の噴火はいつもよりかなり大きなものだけれども、
改めて特別な感じでメディアに取り上げられているのを観ると釈然としない。
健康に悪いとか、灰の下で暮らす人たちをことさら大変なように扱っていたけれど、第3者の無関係な人たちの報道と感じてしまった。
そして、他の地域で起きたことを大変だな~と思いながら自分も観ていたことの傲慢さに気が付いた。