いやいや、今回もチケット代以上に楽しかったこのコンサート。
スタート曲の「ようこそ劇場へ」で、舞台に引き込まれます。
1部は井上君が「幸せの王子」という舞台(仮想)の出演30分前の楽屋という設定。
そこで、井上君がミュージカルナンバーをのびのびと楽しそうに歌い繋いでいく。
ミーマイではサリーの代わりにかわいらしい人型のふうせんを相手に。
ひとり「闇が広がる」は何回見ても、うっとりだし・・・
そして、2部は、井上君のおしゃべり炸裂!
もちろん、歌も!
マイケル・ジャクソンに尾崎豊、斎藤和義の曲など、
バラード調、ジャズ、ロックなどさまざまなジャンルから。
大好きな「Time to say Good Bye」も。
これは、今日までの自分に別れを告げて、さあ、またがんばって行こうと言う、再生の歌だそう。
今回のゲストは石丸幹二さん
同じ芸大出身で、しかも同じ先生の門下生同士だそうで。(その恩師も客席に)
キャッツを見てミュージカル俳優になりたいとの夢を持った井上少年は
パンフに載っている出演者のプロフィールから芸大出身者が多いことに気がつき、
ミュージカル俳優になるには芸大へ行けばいいんだと、道を決めたとか。
そんな芸大出身者のなかでも石丸幹二さんのことを目標にしていたそうで、
途中、劇団四季と東宝系に道は別れてしまったけれど、また、ここで交差することができたと
初共演を大変感慨深く思っている様子。
そして、お2人で、またまた「闇が広がる」
石丸さんは、まさに、今、帝劇で「トート」熱演中の身。
現トートと初代ルドルフの夢の共演
私は今年、何パターンでこの曲を聞くのか!と幸せに酔いしれながら、
この2人の「闇が~」も、心揺さぶられる。
一夜限りなんてもったいなーい。
そして、ソロで「This Is The Moment」(ジキルとハイド)を披露。
これも、良かった!!
さすが、四季の元看板スター。
いいお声です。
この時点で、心満タンなのに、
さらにアンコールで驚きのサプライズ。
赤い、モーツァルトのコートを着た井上君が登場。
袖から「キャンディード!、いや、違ったヴォルフガング!」と言うあの人の声。
そう、市村正親さん、登場~
すごーい!!
会場がどよめきました。ほんとにサプライズ!!!
市村さんの「それぞれのコンサート」で、ゲスト出演した井上君に、お返しに君のコンサートにも行くよと言っちゃっていたので、
ファンはわくわくしていたのに、10周年記念コンサートの予定には市村さんのお名前をなく、
やっぱりムリだったのかぁーと思っていたところ、
ちゃんと守ってくれたのですね~
しかも、予告なしの突然の来場だったようで、島健さんのピアノだけの伴奏でしたが、
おもしろ、おかしいトークと、ちゃんとしたセリフがグチャグチャになりながら、お2人の息のあったアドリブに
「赤いコート」「私ほどお前を愛するものはいない」の2曲をデェット。
アンコールにスペシャルすぎます。
井上君は、まだ経験の浅かった頃、主役級の立場に、観客をいっぱいにしないといけない重圧に耐えかねて、
市村さんによく愚痴(弱音)を言っていたそうで、
その時の言葉が本当に救いになったと言う話を披露しながら、
途中声を詰らせてしまうと言う場面には、ほろり。
涙で話せなくなったのを市村さんが引き継いで当時の様子を話してくれましたが、
井上君はほんとうにいい共演者に恵まれているなぁと。
本人もこのコンサート中、たくさんの人に支えられてここまで来たことに感謝と強く言っていましたね。
才能+努力、人柄を含めての、10年間の成功だったと思います。
10周年、おめでとう~
これからもいい夢を私たちにお願いね~
今日のプリンス通りは人が多すぎて、握手なしでしたが、きちんとファンに対応してくれました。
ありがとう~
帰りは、会場で会った近所のママ友(お互いFC会員)と、コンサートの感想にお芝居の話を思う存分しながら帰ったのでした。
いつも、観劇後の感想を話す相手がなくて。
家では適当にしか聞いてくれないし、この感動を分かち合えないのよー
いつも消化不良気味なので、今日はそれも含めて、幸せな気分になりました♪
次は11月のモーツァルトだぁ~