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おごじょの気まぐれ日記

人生いろいろあるけど、
すべてを楽しもうっていうのがモットー。

シェルブールの雨傘 2回目

2009年12月21日 | 井上芳雄君


今回はファンクラブ貸切公演。

ファンクラブのイベント自体初めての参加となります
全員が井上君のファンの集まりかと思うと二の足を踏むところがあって。
みんなが同じ方向を向いているかと思うと、なんだかね。
微妙なファン心理です。

ところが!!
なぜ、今まで参加しなかったのか?と悔やまれるほど、この貸し切り公演のあとのイベントはよかった~
ミニコンサートといったようなもの。(おみやげ付きだし)

舞台終了後、瑛太、小栗旬、妻夫木聡、三浦春馬の“イケメン”4人がビートルズ風にロンドンの街を騒がせている資生堂uno FOG BARのCMのイメージ曲が流れ、
井上君は最近来日した韓流4人組を意識したらしい真っ黒なシャツに真っ黒なスーツで突然2階客席に現れました。
この曲は、「ディ・グ・ディン・ディン」。これもミシェル・ルグランの作曲なのだそうです。

井上君は楽しいトークを繰り広げながら、そして歌いながら2階席からグランドサークル、そして1階席をくまなく回ってくれました。
おかげで、本当に間近かで熱唱する姿が見られて、ファンにはたまりません。

今日はミシェル・ルグランの曲を4曲。
「シェルブールの雨傘」では熱唱する場面が少なかっただけに、もう、うっとり

来年6月の公演予定の「キャンディード」でもファンクラブ貸し切り公演が決定しているそう。
是非とも、申し込むわ。

この日、うっとりしながら、駅から自宅へのバスを待っていたら、息子の小学時代の同級生のお母さんに会う。
とーっても久しぶりだった。
お互いこんな時間に(22時ごろ)?と思った。
なんと、手には同じファンクラブイベントのふくろ!
まさか!こんな近くにファンクラブの仲間がいたなんて!!
帰りのバスの中では二人して大いに盛り上がりました。

シェルヴールの雨傘

2009年12月16日 | 井上芳雄君


ついに井上君の「シェルブールの雨傘」を観劇。

今回、私の井上君への思いをよく聞いている(聞かされている!?)友人2人が、一度見てみたいと嬉しいことを言ってくれて、3人で日曜のお出かけとなりました。

相変わらず井上君は素敵。トレンチコート姿にはうっとり
恋をして、失恋をして、立ち直って幸せになる(どういうまとめ方!笑)ギイの役を表現豊かに熱演。

そして、その井上君の歌の上手さと伸びやかな声にぴったりとはまっていたのが、
相手役のジュヌヴィエーヴを演じる白羽ゆりちゃん。
宝塚退団後初の舞台だそうですが、うまい!

あまりに2人がしっくりいっているのと、内容上仕方ないのだけど、やたらラブシーンが多く
先に見た同じく井上ファンの友人もあまりの二人のはまり具合に危機感を感じ、幕間にメールをくれるほど。
まさに・・・・キスを11回も!!
ちょっとファンにはつらいです

映画と同じく全てセリフが歌!
先日のトークショーでも歌が大変とのベテランの香寿たつきさんの発言もわかるなぁ~
ずーっと歌っているんだもの。


さて、セリフが全て歌ということが面白いかどうか?

この映画の製作時も「たわいない日常を歌にして、それを登場人物が歌うのを1時間半も聞いてくれる人がいるのか」と反対されたとか。
ところが、それに反して、カンヌ国際映画祭で賞をとったり、世界的なヒットを飛ばすのであるが、
先日の試写会での映画は私にはちょっと退屈だったし、全てが歌っていうのはなじまなかった。

なので、友人たちのミュージカル&井上君入門編としてはどうかな?と、とても心配していたわけで。
1幕目は淡々と話しが進み、映画に忠実。
いつものような井上君が歌い上げるような場面もなくちょっと寂しく。
これじゃー井上君の魅力が伝わらないじゃないと心配する。

しかし、2幕目は映画には具体的に出てこない戦争シーンを加えていた。

ギイが徴兵制度で兵役につき、ジュヌヴィエーヴと離ればなれになり苦悩する姿と手紙もなかなか書けない状況、
そのギイを待ち続けるジュヌヴィエーヴが岸田敏志さん演じるカサールと結婚するいきさつが同じステージ上で同時に進む演出。
香寿たつきさんの声も加わり、4人歌声がきれいに交差したり、はもったり。
すばらしい演出!に拍手。
映画よりも別れわかれの二人の気持ちがよく伝わって、涙をさそった。
あとに続く話にも深みを与えてくれた。

最後に、それぞれが結婚して家族を持った二人が再会するのだが、
それまでの雨が雪に変わり、とても美しいシーン。
ここでの井上君の演技にまたほろりとさせられる。
演技が上手くなったなぁと成長を感じたシーンでもあった。

一緒に行った友人たちが「鳥肌が立つほど感動した」と満足してれたので、一安心。
井上君の魅力も分かってくれたかな。
感動を分かち合える友人がいるというのはホント楽しみを倍増させてくれます。





シェルブールの雨傘上映会

2009年11月09日 | 井上芳雄君
東宝が「シェルブールの雨傘」の舞台化を記念して、
舞台開幕に先駆けて、映画上映会を企画。

六本木ヒルズのTOHOシネマズにて、マイケルの「This is it 」の上映の合間にたった1回きりの上映という、コアなイベントです。
そして、上映後は、ミュージカルに出演する井上芳雄、白羽ゆり、ANZA、出雲綾、岸田敏志、香寿たつき、謝珠栄 のトークショー付き。


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Happinet(SB)(D) (2009-07-17)売り上げランキング: 1242
おすすめ度の平均: 4.5
5 これぞまさにおフランス!フレンチ・ミュ−ジカル映画の決定版!
5 甦る想いに溢れる涙
4 画質やその他のこと
3 特典盤に大きな価値を見出す。本編には仏語字幕が欲しい。
4 CGが無くたって・・・・・・


音楽はよく耳にしますが、映画を見るのは初めて。
動画のような、静止画のような・・・
単調だけど、場面展開も速く、45年も前の作品とは思えない映像のきれいさ。
全く初めての感覚の映画でありました~

そして、全部のセリフが歌!
「今日は何食べる?」みたいな普通のセリフまでもです。面白すぎる~

さすがフランス! 寝ても覚めても「愛している」という内容。
舞台もラブシーンは多いんだろうなぁ。
公式HPの制作発表の動画にも、思わず嫉妬してしまうラブシーンが

演出の謝さんのお話によれば、いろんな愛の形を味わってくださいと。
そして、ダンスシーンもあるし(井上君も最初のシーンから華麗なるダンスを披露するらしい)、雨のシーンもお楽しみにということ。

井上君は「小林多喜二」から、今はフランス人「ギイ」になろうとしているハーフの状態だそうで、
「ギイのように恋人と2年も離れたらどうか?」という質問には、「遠距離恋愛はムリでしょう」と自分の過去の経験から発言。
一瞬、会場がざわっとしました~

白羽ゆりさんが「私は待ちます」と言うと「若いねぇ~」と岸田敏志さんに突っ込まれたり、
東宝の社員の素人MCのハチャメチャ振りが面白すぎるて、それを出演者の方たちが上手にかわしつつ、フォローしつつの楽しいトークショーでした。

出演者全員、音楽が難しい!とおっしゃっていましたが、
実力者ぞろいの役者さんたち、どんな舞台を作ってくれるのか
あと、1ヶ月弱での開演が、楽しみ~




組曲虐殺 2回目

2009年10月27日 | 井上芳雄君
先日「組曲虐殺」も東京千秋楽を迎えました。

どうしても2回目を見たくて、愛するおけぴねっとで、チケットをゲット。


今回は、話の筋も分かっているし、ゆっくりと細部まで鑑賞。
井上君がブログにアップしていた靴下の穴もしっかり確認できました。
そして、前回以上に、気持ちが入りすぎて、もう号泣!
本当にいい舞台だったなぁ~

この舞台の中でのキーワードの一つが「パン」
小林多喜二が身を寄せていたおじの家がパン屋。
そして、パンすら買えない貧乏はどこから来るのかを考えたのが、
彼のプロレタリア運動の始まり。
パンは、秘密の手紙を隠すところでもあったし、
地下活動をしていた時は、晩ご飯は卵焼きとパンのメニューだったりと
パンがよく登場した。

「パン」は、資本主義社会の矛盾を象徴するものとして表現されていたのかな。
そのパンが売店に。



大きな小豆の入ったアンパンで、パンの生地はちょっとぱさぱさでしたが、
まあまあのお味。


労働者たちの理不尽な立場を何とかしたいと思う多喜二は本当に優しい青年だった。
彼を取り巻く姉や恋人や妻たちも皆優しかった。
そして、この舞台では登場する特高の刑事さんたちも、人間味あふれ、コミカルでやさしかった。

「闇があるから光があるのです」とは、当時、酌婦だった恋人タキに送った手紙の有名な一文ですが、そんな舞台でした。

作曲、ピアノ演奏の「小曽根真」の存在も欠かせず、出演者が亡き多喜二を思い、やさしく包み込むように歌うところなんて、
胸に迫ってくる最高の場面でした。

感激のあまり、彼の最新のアルバムを買ってみました。

ジャングル
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3 選曲が・・・
5 ラテン系強烈スイング!

















組曲虐殺

2009年10月11日 | 井上芳雄君


♪カタカタカタまわる~という曲が頭の中をぐるぐる回っている~


久しぶりに井上芳雄君の舞台。

今回は、井上ひさしの新作音楽劇「組曲虐殺」
タイトルからしてちょっと怖い。
そして、題材はプロレタリア文学の小林多喜二。
拷問により虐殺されるまでの2年あまりを、多喜二と彼を支えた
姉、恋人、同士、そして彼を追う警察2人によって描き出す。

重いテーマなので、井上君が出なかったら、おそらく見なかっただろうなぁ・・・

しかし、井上ひさしはすごい!
どんなに筆が遅くて出演者を困惑させても、出来上がった作品は本当にすばらしい!

この重く、暗いテーマを
やさしく、丁寧に、そしてユーモアを入れながら、
小林多喜二の思いや、当時の理不尽さや厳しさ、
そして井上ひさし自身の訴えをあぶりだしていて、
切なく、あたたかくて、心に染みたいい舞台に作り上げていた。


今回、井上君は小林多喜二役。主役~
井上ひさし作品の「ロマンス」に続き2作目の出演だけど、
あの時より格段に演技力がUPしていて、違和感なし。
小林多喜二の苦悩と思いをいい具合に表現。

そして、多喜二の恋人役「田口瀧子」には石原さとみちゃん。
恋人といいなずけの中間の立場の切ない思いを好演。

この若き二人を支える脇がすばらしい。
姉役の高畑淳子、妻役には神野美鈴、特高刑事には山本龍二と山崎一。
この4人の演技力は、レベル一つ上をいく感じ。見ていて、安心。

井上作品はオペレッタのように歌劇の作風が多いが、
今回も幕開けは全員の歌から始まり、まるでミュージカル仕立て。
ただ、練習中、井上君は「いい声で歌わないで」と指導受けたぐらい、
のどを痛めるのでは?と心配するような声の出し方。
ミュージカルより、セリフに近い歌い方がいつもと違う。

しかし、上演中、ずーっと弾きっぱなしの小曽根真のピアノは秀逸。
出演者の神野美鈴のご主人とか。夫婦共演なんだぁ~
伴奏はこのピアノ一つで、音楽は美しく悲壮で、これも素晴らしかった。

劇場の入り口近くから、ホワイエまでたくさんのお花であふれていました。




ミー&マイガール

2009年06月11日 | 井上芳雄君


待ちに待った井上君の「ミー&マイガール」
2006年に見たとき、面白くて楽しいミュージカルだっただけに再演ときいて
首をながーくして待っていました


舞台は1930年代のイギリス。
下町育ちのビル(井上君)は実は伯爵家の跡取り息子。その伯爵家に迎えられるのであるが、恋人のやはり下町育ちのサリー(笹本玲奈ちゃん)とは別れなければならない。
そんなことなら、地位も名誉もお金も要らないという直球勝負のラブコメディ。

久しぶりの井上君のミュージカル。
やっぱりうっとりしてしまう
本当に歌が上手い!
相手役の笹本玲奈ちゃんも申し分なし。

このミュージカルは王子に珍しい3路線。
言葉も動作も粗雑で、ボケや突っ込みも満載。
3年前の井上君はまだまだそのジャンルの演技は硬くて・・・・
本人も当時は役を受けたことを後悔したらしい。
しかし、今回は、思いっきり弾けて、スムーズに役をこなしていましたね。
タップダンスも軽やかに踊っていたし。

とにかくこのミュージカルはダンスに歌にエンターテイメント性の高い作品で、
特に1幕最後の「ランベス・ウォーク」は演者が客席に降りてきて観客と一緒に踊って盛り上がります。

さらに開演30分前からは歌って踊れる指揮者の塩田さんが楽器の紹介を面白おかしくしてくれます。
その後客席でランベスウォークの事前学習も。
このミュージカルは開演前から、楽しい雰囲気に満ちていて、本当に幸せな気分にしてくれます。



実はこの日観劇の予定は無かったのですが、都内で夜、用事があったので、ついオケピネットで新たにチケットをget。
このチケットはJCBの貸切公演だったらしく、カテコで井上君と笹本玲奈ちゃんのメッセージが・・・・
しかもこの日、デビュー10周年(本当は9周年の間違いだったそうですが・・・)だと。

とてもラッキーなチケットでした。

Triangle 2回目@パルコ劇場

2009年04月19日 | 井上芳雄君


今日が千秋楽の「Triangle」

もう1回観たくて、スケジュールとにらめっこ。
ウーン・・・別の用事もあるけれど、行けるのは土曜の夜しかない。
チケットは完売しているので、手に入れるならオケピネットしかないとのぞいて見たら、希望の日時のチケットにヒット!

そして、幸運にも譲ってもらうことになりました。
今回は劇場で直接手渡しでもらう手筈に。
前の用事がおして、約束の時間に遅れてしまってひやひやしましたが、
無事にチケットを受け取ることができ、ほっ!

こうして2回目を観ることができたのでした

この「Triangle」は木の実ナナ&細川俊之のキャストで上演された「SHOW GIRL」のような大人の作品を目指して企画された「SHOW STAGE」
セリフが歌になっているミュージカルとは違って、マイクスタンドの前で歌を歌ったり、ライブのようなシーンが切り取ってあったりという新しい舞台でした。

千秋楽に近づいて、ますます3人のリズムが合い、動きのあるテンポ良く気持ちのいい舞台になっていました。狙い通りの大人の「SHOW STAGE」
笑いあり、涙あり、歌にダンスにと見せ場がたくさん。
華やかでゴージャスで、エネルギッシュで、今回もとっても楽しませてもらいましたー★
ストーリーも展開も頭に入っているので余裕を持っての観劇なのでなおさら。
今日で終わるのはもったいないなぁ・・・

「ミュージカル界のプリンス」といわれる井上君のブログ(FC会員のみ)と「ミュージカルの異端児」と称される新納君のブログの文面からして、2人のキャラが何となく分かりますが、そのキャラが今回の役柄と妙にマッチ。
それもそのはず、演じられる役者を想定して脚本を書く「あて書き」とのこと。

落としたポテロングをきっちり拾ったり、テーブルをきれいに拭く几帳面なところは素の井上君に近い?でも、ちょっとダサすぎ・・・・
ファンキーでコミカルな感じは素のニーロ兄さんか?
いい加減な男のようだが、じつはとても友達思い。
それもしっかり表現されていました~

井上君は6月のミーマイに続き、次作は「シェルブールの雨傘」 日生劇場 2009/12/5~12/28の出演が決まったようで、これまた楽しみ!





トライアングル ~ルームシェアーのススメ~

2009年04月08日 | 井上芳雄君
久しぶりの井上君の舞台。
パルコ劇場にて。

今日のはミュージカルでもなく、お芝居でもなく・・・
お芝居に歌と踊りを加えた新しい感覚の楽しいショーでした。

いやー面白かった。
笑って、笑って、そしてほろりとさせるシーンもあり、あっという間の2時間半。

井上君は情けない作家志望の青年、偉大な小説家の父を負い目に思っているヘタレな青年、カッコ悪いったら・・・・
そしてそのとなりに住む自由奔放なロックンローラー役の新納君、井上君とは真逆のキャラ。
そして、その新納クンを追っかけ、結婚を迫る幼なじみ役の彩乃かなみちゃん。
この3人がなぜか同居することになり・・・

新納君と井上君の掛け合いはさすが息がぴったり!
私生活でも仲良しの2人なので、本当に楽しく演じているのが伝わってきました。
その2人に飲み込まれず、さらに効果的に彩乃かなみちゃんが絡んで、なかなかいい具合に3人が演じていたのでは。
もしかしてアドリブか?と思われるような場面もしばしば。
今日はかなみちゃんが多分とちったところを、上手く井上君がカバーしていたようなところも・・・

井上君の歌は相変わらず惚れ惚れ
しかし新納君の歌もダンスもお芝居もすばらしいマルチッぷりには脱帽。
去年の「ラ・カージュ・オ・フォール」でもなかなか見せてくれましたが、今回はさらに彼の才能が発揮されて、観客をひきつけていました。
そして、宝塚退団後の初仕事のかなみちゃんも堂々とした演技と歌唱力もOK。

テンポ良い流れと、歌にダンスとライブ感あふれるショーは大変満足のいくものでした。

そして販売中のオリジナルTシャツ。
ピンクのSサイズが売り切れの為、ライムグリーンを購入。



裏にはトライアングルに出演者の名前が入っています。




届かなかったラブレター

2009年02月18日 | 井上芳雄君


「わたしの青空」という歌がずっと頭の中をくるくる回っている~
この作詞をしたのが覚和歌子さん。
この人が構成、演出をしたステージ 「届かなかったラヴレター」ル・テアトル銀座へ今日は行って来ました。


久しぶりの井上君のステージです。

行き先を失った言葉を、音楽のように空気に溶かして、多くの方に伝えたいとの井上君のオープニングでのセリフ。
一般公募された届けることのできない手紙の朗読に井上君とクミコさんの歌で構成された新しいタイプの舞台でした。



久しぶりの井上君の歌声、たまりません
今日は情緒あふれる手紙の効果もあって、さらに情感あふれる歌声に響きました。
クミコさんとのデュエットも相変わらずすばらしいー♪
願わくば、リピートでずっと聞いていたかった。

そして、衝撃的だったのが井上君のなみだ。

伝えたい、でも伝えられない そんな手紙に素直な涙を流している姿に思わずキューンとなってしまいました。

井上君とクミコさんの組み合わせだと軽快な楽しいトークが繰り広げられるのが常ですが、
今日は最後までおとなしく、しんみりとしたステージでした。


夢のまにまに

2008年11月07日 | 井上芳雄君


やっとやっと「夢のまにまに」を鑑賞。

映画学校の学院長、木室(長門裕之)とその妻(有馬稲子)は戦争で多くの愛する人を失った過去を今も引きずっている。もっと生きたかった人たちの思いを忘れられずにいる。
木室の映画学校の学生の村上(井上芳雄)は心に問題を持った病める青年。
村上は繊細がゆえに自分の才能と日常を上手く調和できずどんどん壊れていく。
生きたいのに生きることができない村上の思いが、
木室に戦争の過去を思い起こさせる。

その村上と木室との交流を軸に、過去と現在が交差して、戦争とは…、芸術とは…、人生とは…、いろいろな問いかけをしています。

老夫妻の日常は静かでありながら、村上との書簡のやり取りも淡々としたものでありながら、監督木村威夫の強い主張を感じ、ストーリーを追うというより、感覚的視覚的に訴えかけてくる映画でした。

木村威夫監督のことは余り知らないが、美術監督として多くの日本映画に関わってきたというプロフィールを知れば、なるほどなぁと思われる手法があちこちに。
とても90歳の感性とは思えない斬新な作品でした。




そして悩める青年木村大輔を演じた井上君 ミュージカルで見る井上君とは別人みたいだった~
なかなか迫真の演技。
ミュージカルの舞台では悩める王子様であってもやはり華があってエネルギーがほとばしっている感じだが、
今回はどんどん壊れていく、まったく生気のない役をしっかりこなしていて、井上君の可能性を新たに認識

「OLにっぽん」でも《ラ・マンチャの男》の「見果てぬ夢」を朗々と歌ってくれましたが、この映画でも「夜のプラットホーム」という曲を披露~
きれいで悲しみのこもった歌声にジーンときました。

この映画は、東京近辺では岩波ホールだけの単館上映だが、
長瀬正敏、上原多香子、小倉一郎、桃井かおり、宮沢りえ、浅野忠信などそうそうたるキャスト。

もっと多くの人に見てもらいたいなぁ~
14日までです。