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おごじょの気まぐれ日記

人生いろいろあるけど、
すべてを楽しもうっていうのがモットー。

サントリー美術館 南蛮美術の光と影

2011年11月17日 | ミュージカル・舞台


私の中では、南蛮文化やザビエルなどの安土桃山時代ってさーっと流した時代。
そこを中心に据えた展覧会「南蛮美術の光と影」@サントリー美術館
なかなか珍しい着眼点だと思いながら出かける。

さすが、サントリー美術館。
毎回、満足いく内容だけれど、
今回も期待以上のとても面白い企画の展覧会でした~

 

まずは、南蛮人たちと当時の日本人との交流の様子を南蛮絵といわれる屏風絵に見て、
イエズス会のマークの構成をしみじみ理解し、
禁教令で迫害にあったキリスタンたちの災難などをより深く知ることが出来ました。

そして、教科書でよーく見ていたザビエルのあの絵の原画には感動し、
踏み絵を間近で見、隠れて信仰していた証拠品の数々に、またまた私の受験用知識が肉付けされていきました。


今回の目玉はサントリー美術館と神戸市立博物館がそれぞれ所蔵する泰西王侯騎馬図。
イエズス会がキリスト教を認めてもらうように、大名に贈ったのではという、
秘密の多い屏風絵だそうですが、今回、科学的な調査が行われたそうで、その様子をじっくり紹介していました。

科学を駆使しての調査では下絵の線や書き込まれた文字を読み取り、
さらに金箔の純度と厚さ、金箔の下層に塗られた下塗りの顔料成分などがわかったそうで、それらから、いろんな推察が出来るようです。
例えば、一対の屏風と考えられてきたのがそうでもないのではとか、金箔地の組成が異なると言うことは、同じ工房での制作でないのかもしれないとか、金箔地だけを別々の場所で拵え、それから同じ工房で制作を開始したのかもしれないなどなど。
まだまだ謎は深まるばかり。
面白そうだわ~


地味なテーマですが、お勧めです♪

ジキルとハイド 製作発表@東京會舘

2011年11月16日 | ミュージカル・舞台
東京會舘のクリスマスツリー
暖かいからか、ぴんとこないけど、あ~もう、こんな季節なのね。




今日はここ東京會舘での「ジキルとハイド」製作発表にオーディエンスとして参加。
ネットでの申し込みにラッキーなことに大当たり

ばしゃばしゃとカメラのフラッシュがたかれ、記者たちの質疑応答に、出演者の方たちのコメント。
これからの作品への意気込みとともに、関係者の緊張が漂う製作発表は初体験~

出演者は、演出家の山田和也さんに石丸幹二さんと浜田めぐみさんの元劇団四季組と笹本玲奈ちゃんの4人。
開口一番、山田さんが「歌唱力に不満も不安もないメンバーだ」と言う人たちなのよ。


5年ぶりの再演だそうだが、キャストを一新して、全く新しい演出をしていきたいとのこと。


石丸さんはNYで初演を見た時にジキル役は、歌と演技力のある俳優がやるもの。いつか自分もやれたらいいなと思ったそうで、今回のキャスティングに「まさに時が来た!」と思ったとのコメント。
これは、今回のナンバー「時が来た」に引っ掛けての発言でした。
その曲を披露してくれたのだけれど、なんとダイナミック、聴き惚れる~

そして、ジキルとハイドの二面性をそれぞれ別方向から愛するエマ役の笹本玲奈ちゃんとルーシー役の濱田さんのディエット「その目」も、
息のあったハーモニーはこのミュージカルへの期待を高める。

山田さんのブログにこの様子がアップされていて、「鳥肌が立った」そう。


というわけで、行く予定ではなかったけれど勢いでチケットを買ってしまいました~








初!劇団新感線~

2011年10月12日 | ミュージカル・舞台
舞台好きの友人が誘ってくれた劇団新感線の「髑髏城の七人」@青山劇場
怖いタイトルねっと思いながらも、一度は観てみたかった劇団。
しかも小栗旬、森山未来、早乙女太一、勝地涼、小池栄子、仲里依紗出演と聞けば、二つ返事で「行きますとも!」
先行予約で取ってくれたチケットは、公演が始まるや否や、入手困難なプラチナチケットだった模様。
ありがとう~

久しぶりに血が沸きました~
何ともドはでな舞台の演出、スピードありの迫力満点な舞台でした~
織田信長の本能寺の乱で生き残った3人が豊臣秀吉に立ち向かうという設定の時代劇に関わらず、
現代的でロック調な演出には片時も目が離せず、あっという間に終わったという感じ。
本当に面白かったな~

まぁーーー殺陣の凄いこと!!凄いこと!(三銃士の殺陣って何だった?って思ってしまいました)
真剣勝負と思わせるような殺陣の連続に、剣がぶつかった時の効果音が加わって臨場感たっぷり。
あの音はどうやって合わせているの?

中でも早乙女太一君の殺陣はほれぼれする身のこなしで、多くの人が戦っているシーンでも太一君に目が吸い寄せられてしまうのだ。
彼の回りだけ光が射しているようだった。
色っぽくて、しなやかで、20歳の青年とは思えない存在感は、さすがに天才と言われているだけのことはある。

森山君もダンスが上手いだけあって殺陣の動きもよく、切れのある現代的なロック調の殺陣には違う魅力あり。

小栗君もオーラあるのね。
すらっとした長身に着流しの着物姿。
立ち姿が素敵すぎ~
殺陣の実力では2人にはかなわないけど、それでも、荒削りな豪快さにさわやかさのある殺陣はよかった。
声の出し方も舞台向きだったわ。

そして、勝地君、あまり画体は大きくないけど、舞台栄えする演技力にははっとさせられる。
セリフも聞き取りやすく、のびのびとした演技はよかった。

小池栄子ちゃんも堂々たる姐御肌の役をきっちりと色っぽく演じ、
仲里依紗ちゃんは、TVドラマに出てきた時から注目していた女優さんなので、舞台でも力のある演技をしていてほっとする。
重要な役回りだった。
ただ、初舞台?声をつぶしちゃったのね。
かすれていて可愛そうだったけど、最後までがんばっていた。


そのほか新感線のメンバーの脇役が深みを出しているそんな秀逸な舞台でありました。
ストーリーも申し分なく、終盤の小池栄子ちゃんの切ない思いには思わず涙が出てしまいました。

さすが、評判の劇団!と納得です。


コーラスライン@アクトシアター

2011年08月30日 | ミュージカル・舞台


夏が終わるのね~

今年の夏もちんまりとしたものになってしまいました。
思い出といえば、三銃士3回とコーラスライン1回のミュージカル観劇だけ。


コーラスラインは本場アメリカブロードウェイから。
1度は観たいと思っていた演目でしたが、なかなか手が回らず。
今回も気にはなりながら、逡巡していたところにちょっとお得なチケット情報があり、
最近ミュージカルにはまりだした友人と出かけたのでした。

8月11日 アクトシアターにて。

久しぶりに英語のミュージカルだったけど、
字幕の出る装置があるから英語のセリフでも大丈夫。

さすがに歌もダンスも上手い!とほれぼれしたけど、
告白タイムが長い上に、
場面展開もない、ワンシチュエーション物語なだけに、飽きちゃった時間帯もあり。
もう少し歌があるとよかった。


舞台上の装置もシンプル。
だから、身軽に日本でも公演できるのね。




暑い日には辛いものを @タイ料理

2011年06月30日 | ミュージカル・舞台
毎日、暑い!!

扇風機も売り切れだというし、
すだれを買いに行ったら、ほとんど残っていなかった~

節電の夏に、ライフスタイルを変えようとしている日本人の実直さを感心する。

さて、6月の終わりに、この日も暑かったが、
暑い時には辛いものを食べて、あついーーーと叫びたいと職場の仲間とタイ料理を食べに行く。
打ち合わせを兼ねて。


連れて行ってもらったお店は「イーサン食堂」
南林間駅のすぐそば。

同僚の1人が毎月1回は行っているのよとお勧めのお店。

お店は、外観の写真を撮るのを忘れたけど、いわゆる食堂で、
お店の中もごちゃごちゃしているのだが、
外観からのイメージを裏切り、何とも美味しい料理の数々。

タイ人の奥様の腕はなかなかのもの。


青パパイヤのサラダはピリッとした辛さにさくっとした食感がいい。


この焼きそばもめちゃくちゃ美味しかった。


そして、トムヤムクン。


酸味と辛さと魚貝のいい出汁が出ていて美味~!!!

かなりレベルの高いタイ料理とみた。
手作り感漂うHPに載っている「タイ国産業省公認のプライドオブタイランドの食堂です。」は、
あながち、誇大広告ではないわ。

リピ確定ね。



レ・ミゼラブル@帝国劇場

2011年06月11日 | ミュージカル・舞台

子ども店長(加藤清史郎君)の姿を最近見かけないなぁと思っていたら、
帝劇にいたのね~


「レ・ミゼラブル」6月3日マチネ

観に行くかどうかぎりぎりまで迷った演目だったけれど、
25年続いてきたロンドンバージョンの演出が最後と聞き、
やはりもう一度観ておこうと決心。
最近ミュージカルにはまりだした友人がA席を取ってくれた。

ぎりぎりで間に合った感じで、その後すぐに、チケット完売のお知らせ。
おけぴネットでも交換しかない人気演目。

さすが、レミゼ!!
あの帝劇を連日満席にしているなんて、
ミュージカルの王道中の王道。

スケールも大きく、内容のよく、歌もいい。
感動ものの大作である。



今回のジャンバルジャンは別所哲也。
もう少し声に貫禄がほしいところ。

シャルベールはKENTARO
今までは脇役の彼しか知らないが、今回、重要な役も問題なくこなせる実力の持ち主だと思った。

エポニーヌは新妻聖子ちゃんで、ファンテーヌが笹本玲奈ちゃん
申し分ない歌唱力の二人。
お二人がよく似ていてびっくり。

そして清史郎君。
演技も大きく、歌もしっかり歌えていて、ミュージカルの子役もこなせる。
「ひとつめは~」のあの曲が耳からはなれない。

この日は、終演後にトークショーつきのお得な公演日。
レミゼの感想とともに、回転舞台の仕組みとバリケードの細かな演出の解説をしていただいた。

1幕で荷馬車の馬が暴走するシーンでは
スローモーションな動きと馬の影による照明でよくできているところだけど、
回転舞台が動きを効果的にしているそう。
ただ、役者さんたちは舞台が回転しながらスローモーションの動きをするのはとても難しいらしい。

2幕の山場のバリケードでの戦いのシーンでは、銃で打たれてやられている様を一人一人がきちんと役割を持って計算された動きをしていることにびっくり。
観ているほうは、ひと括りで観ているのだが、実は一つ一つの動きがリアリティを持たせていることに気がつく。


次なる新しい演出のレ・ミゼはどんなものだろうか?
楽しみだ。
その時は井上君の出演もあるといいな♪









ライブハウス@六本木

2011年05月24日 | ミュージカル・舞台
またまた、この年にして初めてのこと。
なんと!ライブハウスへ行く。

場所は六本木のSTB(スイートベイジル)139


このこじゃれたライブハウスで開かれたのは和太鼓のライブ。
世界で活躍する和太鼓ソリスト林英哲さんの手によるもの。
そこに、スペシャルゲストとしてミュージカル界の井上芳雄君が加わった何ともイメージしにくい不思議な組み合わせ。

どんな風にコラボするのか興味しんしんで出かける。

ライブハウスの中はこんな感じ。


まずはビールと軽食をオーダーし、


席は、やや、端だったけれど、ステージのこんな近く


ゆっくりお酒を飲みながら、井上君の歌を楽しめるなんて、なんて素敵なことなの~と舞い上がっていたら、
和太鼓の迫力に恐れ入りました。

林英哲さんとその弟子2名(田代誠・辻祐)の和太鼓演奏はおなかの底にどんどん響き渡る迫力。
バチさばきの凄さと幾重にも重なる和太鼓の音。
筋肉りゅうりゅうのマッチョな身体全体での演奏には圧倒されました。

その和太鼓にハープ、ピアノ、パーカッション類の楽器が加わって、
和太鼓と言う日本の伝統芸能からさらに進んだ音楽を感じたライブでした。

井上君はゲストと言いながら、ほとんどの場面でからんでくれて、
林さんとのトークも絶好調。
この2人の出会いは井上君のマネージャーが以前プロディーサーとして林さんたちと仕事をしていたことがきっかけとか。

お弟子さんも含めて井上君評は「さわやかな風が吹いている青年」だそうで。
マスプロの主役を演じる彼が楽屋でも率先して食事の片付けをしている姿には感心すると。


ピアノをスマートに弾いたかと思うと突然タップを踏み出す朝川朋之さん。
井上君とタップ競演を繰り広げたり、
民謡調の歌を井上君が歌ってみたりと意外さがたっぷり。

中でも一番は、和太鼓の伴奏であの大好きな「闇が広がる」を聴くとは!!
しかもトート役はまさかの林さん。
なかなか味のある「闇広」でした。

和太鼓の魅力とともに、井上君の良さを上手に活かしてくれたライブだと感心したが、
これも林さんの才能によるところのようだ。

このライブをきっかけに初めて知った林英哲さんは、多彩な才能の持ち主で、
演劇、ミュージカルなどにも造詣が深く、トークも実にたくみ!
井上君の歌ったミュージカル曲の説明にも井上君が聞きいるほどの詳しさ。

多種多様な太鼓を用いた独自奏法など、新しい様式の舞台や音楽的な試みに挑戦しているパイオニアとして活躍しているそうで、
今回の絶妙のアレンジはすばらしいものだった。

また、是非とも聴きたいものだ。

トークの中であったサントリーホールの公演が実現するといいけど、
このライブハウスの演奏会もまたお願いしたい