tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

オッ、12時間の花「沙羅の花(夏椿)」咲いてました。

2010年06月24日 | がーディニング・園芸
ここのところ、蕾は見えていたのですが、
正午まえ庭へ出て発見。




沙羅の樹は、日本では「夏椿」といわれるものです。
平家物語の巻頭に「沙羅双樹花の色・・・・」と続きます。
平家の没落をこの花により、比喩にしたものですが、
本当にこの花、
朝咲いて夕刻には間違いなく落下してしまいます。
(また、沙羅双樹という樹はなく、お釈迦様の没後の棺の端、
     対角線に2本この花を立てお供えした古事から
   「2本の沙羅」という意味で、沙羅双樹と、つかわれます)
超短命の代名詞。

本当の「沙羅」の樹は、インドなど
南洋の地域に多く有るもので、
一説には、第二大戦にて南洋地域でがんばった兵隊さんが、
復員したら、自分の田舎の神社などにある花「夏椿」、
これがそっくり。
現地を懐かしんで、この花を、「沙羅のはな」
と呼ぶようになったとも言われています。



我が家のこの樹、「沙羅」という木の名に引かれ、
長女の結婚の記念樹として、植えたものです。
朝、咲いて、夕刻散る花が、お祝いの記念樹とは。
顰蹙を買っていますが、ごらんの通り
今では樹高3mともなり、毎年花をつけ健在。
かつ、長女には二人の子供も授かり、幸せに暮らしています。

この花、泰山木より、さらに悲しい・・・。
なんと花の寿命は12時間です。
それで、も柔らかな絹地のような品の良い白いろ。
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