新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

有名人の年齢が気になる

2017年04月07日 | 日記

 新宿御苑の桜。上は陽光、下はアメリカという名札がついていた。いずれも4月6日に撮影した。

 有名人が死ぬと、その人の年齢が発表される。先日、俳優の渡瀬恒彦が死んだ。72歳だった。もっと若い、自分よりちょっと上程度だと思っていたので、72歳にもなっていたのか、というのが正直な感想だ。5日に86歳で死んだ大岡信クラスになるとあまりに年上、あまりに偉大で、まるで雲の上の人だから自分と比べる気にならない。
 自分の年齢に近い有名人が、実際には自分より年上なのか年下なのかはいつも気になる。若いころは自分と比較して、若いのに活躍している人にあこがれたり、発憤の材料にしたりしたものだった。十代のころから同い年の人として知っていた有名人にジュディ・オングと由美かおるがいた。この2人は十代の早いころからテレビに出演していた。40歳を過ぎたころだったか、神田正輝が同い年であることを知った。たぶん松田聖子と結婚したころだったと思う。それからというもの、彼が出演している番組を観るたびに、ああここに自分と同い年で活躍している人がいる、と思うようになった。最近、池上彰氏がやはり同い年であることを知った。池上氏のメディアへの露出量の多さやそのための勉強量を考えると、忙しくて寝る暇がないのではないかと心配したりもする。ほかに森田健作がほぼ同い年で、笑福亭鶴瓶は1歳下になる。精力的に活動している姿を見て、自分もがんばろうという気になる。
 また自分と年齢が近い有名人の訃報に接すると、死因が何だったのかを知りたくなる。渡瀬恒彦は胆のうガンを患い、最後は多臓器不全になったようだ。78歳で死んだかまやつひろしは肝臓ガン、膵臓ガンだった。6年まえに死んだキャンディーズのスーちゃん、田中好子は乳ガンだった。私よりずっと若かったはずだが、当時の職場の同僚が自分の時代のシンボルが逝ってしまったとその死を悼んでいた。ガンで死ぬ人が多い。
 田中康夫が「なんとなくクリスタル」で華々しく文壇にデビューしたのが鮮烈な記憶として残っているが、いまあらためて調べると1956年生まれになっている。私よりはだいぶ年下だ。「ノルウェイの森」の村上春樹は1949年生まれだから、私よりほんの少し上になる。自分と同年代の人たちの活躍をみるのは一面誇らしい気持ちにもなるが、いっぽうで自分がはたしてそれほど社会に貢献できているだろうかと自省する材料にもなる。
 いまラジオのパーソナリティをつとめる久米宏は70をすぎているはず。古館さんはもっと若いのかな。
「団塊の世代」として一括りにされることを好まない。一人ひとりの特徴を発揮して生きていきたいものだ。



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