新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

4日間、入院

2022年05月26日 | 日記

 4日間、入院した。入院はいやだなあと思っていたのに、ふたたびケガをしてしまった。整形外科の病室に入った。右肘骨折だった。
 入院の翌日に手術。それから丸一日ベッドに縛り付けられる。実際にロープで縛られるわけではないが、点滴が続くのでベッドから降りることができない。仰向け状態で24時間過ごすのはつらい。手術の翌日、ラクになった。点滴は断続的に続くが、食事もとれる。トイレにも行ける。点滴を受けている時間以外なら、院内を歩き回る程度の運動ができる。
 整形外科だから、入院患者はなんらかの骨の異常がある。気の毒だったのは腰の骨を折ってベッドから起き上がることさえできない同室の若者だった。腰以外は元気だし、精神的に落ち込む性格ではないらしく、しょっちゅう友人と連絡をとって退屈を紛らしていた。トイレが困る。ベッドの上で、おまるのようなものに排泄する。
 私の場合、右腕をギプスを当てて固められている以外、体の他の部分はピンピンしている。手術の翌日にはもう院内を歩き回っていた。
 7年まえにも入院した病院だったが、コロナ禍で一転していた。患者同士のふれあいがほとんどない。ベッドごとにカーテンで仕切られ、隣のベッドにどのような人がいるのか分からない。病院側が患者同士の接触をさせない方針をとっている。7年まえは、朝になると看護師さんが「おはようございます」といいながら、ベッドごとの仕切りカーテンを開いていたが、いまカーテンを開くのは看護師さんがその患者に用事があるときのみだ。用事が終わればカーテンをピタッと閉じていく。6人部屋なのに他の5人の顔を見るのは、なにかのきっかけで顔を合わすわずかな瞬間だけだった。看護師さんと会話する声だけは聞こえるので、その人がどのような人かを想像して楽しめた。
 入院当日はのんびり。翌日朝から手術。3日目の朝までベッドに縛られる。3日目午後はのんびり。4日目朝、退院。右腕のギプスを外せるのは2週間後か。



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