北九州で豪雨の被害にあわれた人たちには心からお見舞い申しあげます。
他人事ではありません。昨年公表されたわが家周辺の災害マップでは、やはり裏山で土砂崩れが起きた際、わが家まで土砂が流れてくることが予測されていますから・・。
さて今回の豪雨災害のようすをテレビの映像で見るかぎり、流されてきた流木はほとんどが白くてまっすぐな木です。あれは杉か檜に違いありません。
杉は成長が速く、枝打ちすればまっすぐに育つので、戦後は杉の植林がおおいに奨励されました。しかし根が地面に深く入っていかないために、すこしの雨で倒木しているのをあちこちで目にします。
檜は根の深さは杉ほど浅くはありませんが、やはり成長が速い木です。苗木が安いせいもあるのでしょうか、私の地元でも杉、檜を植える山林所有者がおおいようです。
また杉も檜も切り出してすぐの段階でなら皮をはぎやすいのです。今回の流木の樹皮がほとんど剥けているのを見ると、土砂崩れのあと、あちこちに擦れあって樹皮が剥けたものと思われます。
植林を広葉樹に変えることを考えるべきです。クヌギ、コナラなどいわゆるブナ科の木なら土に深く根ざし、そう簡単には倒木しません。豪雨時の安全が確認されないかぎり、杉と檜を植えることはやめたほうがよいでしょう。
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