新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

筑波山梅林

2018年03月16日 | 日記


 筑波山へ行ってきました。山の中腹にある梅園は天下一品でした。山の斜面一帯に植えてある梅は、下から見上げ、上から見下ろし、なかをくぐり抜けながら鑑賞できるようになっています。水戸の偕楽園、越生梅林よりも見応えがありますし、小田原近くの蘇我梅林とは質の違ったよさがあります。平面に広範囲に広がり、梅林ばかりでなく民家の庭の梅をも観賞しながら延々と歩けるようになっている蘇我梅林にたいして、山の斜面に密集するのが筑波山梅林の特徴です。山の中腹にありますから、紅白の梅の花から目を上げれば、学園都市が見え、その周辺にはだだっ広い関東平野が広がっています。そして天気さえよければ富士山や秩父連山がのぞめるはずです。
 梅園から筑波山神社、ケーブルカー駅近くまでを結ぶ無料シャトルバスを利用させてもらい、ケーブルカーで筑波山に登りました。海抜877メートルあります。
 天気さえよければ関東平野が一望できるはずですが、残念ながら靄がかかっていました。家であらためてグーグルマップの航空写真をみると、関東平野の広大さがわかります。日本一の平野です。ここに首都をおいた理由がのみ込めました。グーグルマップで見るかぎり、濃尾平野がそのつぎに広いようですが、関東平野の広さにはかないません。首都機能移転を考えるより、首都機能をこの広大な平野のなかで分散するほうが効率的ではないか、と思いました。車で走っていて感じたのは、この地域が穀倉地帯でもあることです。たしかにいまは首都圏の穀倉地帯としての役割をいかんなく発揮しています。
 ケーブルカーの駅から女体山山頂方向へすこし歩くとガマ石があります。横に立ててあった説明書きには「元来「雄龍石」といい傍らに「雌龍石」もあり、この場所で永井兵助が「ガマの油売り口上」を考え出したとことでガマ石と呼ばれます。」と書いてありました。
「ガマの油って馬油のことなのよ」「そういえば馬油の色をしている」とバス停で噂しあっている人がいました。馬油も成分に入っているかもしれませんが、そんなに高価なものを使ってつくっているでしょうか。
  




最新の画像もっと見る

コメントを投稿