新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

最後の晩餐2

2015年10月05日 | 日記

 前回に引きつづき、「人生の最後に食べたいもの」として著名人があげた料理を載せていきます。今回はフランスに滞在して料理、ワインの研究をする宇田川悟氏によるインタビュー集「最後の晩餐」のさわり部分です。インタビュアーの宇田川氏が料理研究家であるためか、いわゆる食通と目される人を選んでインタビューしています。ですから最後の晩餐としてあげられる料理も多種多様です。インタビューは2003年に始まり2011年に終わっています。

島田雅彦(作家)  鮒鮨
        死後、自分の肉体を乳酸菌の巣とするため
奥本大三郎(昆虫学者)   大阪・和歌山近海の鯛の刺身、水茄子のぬか漬け
        子どものときに食べていた。家の裏木戸を開けると一面、水茄子の畑でした
猪瀬直樹     ゆるい〆鯖、おいしい秋刀魚の一夜干し、スルメの一夜干し、粒々がはっきりしている新鮮な明太子。
            ヨコ飯は食わない
荻野アンナ(作家)  シャンパン
南部靖之(人材派遣会社パソナ社長)    欲望なし
      モノにこだわらない、もたない主義
磯村尚徳     3日ぐらい煮込んだブフ・ア・ラ・モード(牛肉の煮込み)
    自分で煮込む。プロセスが大事
小山薫堂(放送作家「おくりびと」など)
         軽井沢にあるフランス料理店エルミタージュ・ドゥ・タムラの桃のスープ
山本容子(銅版画家)  御飯と和の出汁
西浦みどり(国際コンサルタント)
         自分で作った、烏骨鶏卵一と鶏卵二を使ったふわふわのオムレツ、
         最上級のゴールデンベルーガキャビア入り、シャンパーニュ(シャンパン)
         オムレツはみずから考案した調理法
羽仁進(映画監督)  無食
   自分は生物の多様なメンバーの一人、動物さまの召し上がる分に割り込むつもりはございません
逢坂剛(作家)  カツカレー
岸朝子(食生活ジャーナリスト)  白米と信州味噌の味噌汁、具はジャガイモとタマネギ
田崎真也(ソムリエ)
          土鍋で炊いた御飯とお味噌汁とお漬物の三点セット、その場で提供されるワイン
辻芳樹(調理師学校理事長)
          鍋料理、鮨、アンコウ、スズキ、キャビアなどを食べたい(あまり食べてこなかったから)
    寮生活で食べさせられたスコットランドのフィッシュフィンガーは絶対に食べたくない
千住明(作曲家)  小学生のころ、自由が丘アマンドで食べた「車海老のパンケーキ包みグラタン」をもう一度食べたい
    レシピが残っていたら、生きているうちに一回でいいから食べたい
楠田枝里子(司会者、エッセイスト)
         ベネズエラ産クリオロ種カカオ72パーセントのチョコレート一片、シャンパンを添えて
    チョコレートは私の万能薬
宇田川悟(ワイン、料理研究家)  フランス料理のフルコース