樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

近場の山

2014-09-29 22:52:41 | 日記
「秋山」という雑誌に掲載されていた埼玉県の山
飯能市名栗湖 というところから入っていく
下道を走ってもストレスフリーの道を2時間弱で着く

「棒ノ嶺」または「棒ノ折」という

杉木立に入っていくと川の流れに沿って歩き始める
関東ふれあいの道 と称して
川を渡ったり岩場を越えたり鎖がある岩場を登ったり
ひたすら階段を上がったり
色々なパターンの道を歩く事ができる。
ちょっとした山なのに、何でも屋

めがねと私のご機嫌が合わなくなったのか、
私の目の度合い(老眼)がすすんだのか、
ちょいとふらふら・・・
写真までぼ~としか映せない

       
        こんな岩場を登っていく

                  
                   途中に小さな 白孔雀の滝

                                   
                                     秋にはちと早すぎた
                                      娘のザックのオレンジが映える?!

2時間ほど歩くと頂上に到着
平らな頂上
遠くは新宿副都心、日光白根、燧ケ岳などがすっきりした空気だと見えるらしい
朝10時、1時間の休憩で早すぎるお昼ご飯と
またまた温まった岩の上でお日様浴びてお昼寝を愉しむ

             


晴れてはいるが・・・



      

                        

日本は火山国
山はたいてい火山、温泉があるということは地下にマグマがあるということ

桜島も噴火している
現在活火山で噴煙を上げている焼岳、浅間山、雌阿寒岳
火山観察を続けている富士山や草津白根、安達太良、日光白根、鳥海山、白山・・・
全国にまだまだ沢山ある。

山を歩く事は種種様々な危険性が伴う、ということを肝に銘じつつ
それでもやっぱり歩きに出てしまうのは、自己責任

私はもう年だから何があっても諦めがつくけれどねぇ~

御嶽山 噴火

2014-09-27 19:53:00 | 日記
2011年10月に登り
つい先々週末、白山から眺めた優雅な穏やかなたたずまいの
御嶽山が今日お昼少し前に噴火し、火山灰をふらし
負傷者をだしている。

登山道の途中に地震計?火山観測計?が埋め込まれ
頂上直下の「御嶽教御神火祭斎場」近くでは
不気味な硫黄のにおいが強い噴煙があがっていた。
ずっとずっと活火山だったのだ。

7合目までは気持ちよく登り
童子が佇む場所からの眺めはすばらしかった。
にもかかわらず、後半何かぞわぞわっとするものがあり
不気味さがぬぐえなかった信仰の山

女人禁制を破って?(明治何年か以降はOK)登った
私は山では初めての激しい頭痛に見舞われたあの日

山は少なからず、こんな危険と隣り合わせ
でもやめられない、カッパエビセンよりやめられない。
明日はどこへ行こうか・・・



ジンクスを断ち切る為に

2014-09-24 23:15:29 | 日記


天気予報で丸1日「晴れ」とでた日曜日
急遽伊豆の天城山へでかけることにした。

こちら方面を計画するといつも雨
だからあえて計画せずにその日の天候で思い立ち
雨のジンクスを断ち切る為に 朝決めて出発

東京からは100キロちょっと
だがしかし、意外と時間がかかり3時間

天城高原ゴルフカントリーの脇に天城縦走路の入口がある。

朝の光にコケがすくすく伸びていくようだ


万二郎岳までの道は馬の背に出るまではしっかりした登り。
  でも 粘土質の土の登山道
やっぱり雨の日はごめんこうむりたい

         いつもと違って木肌が赤いヒメシャラの林
          
           緑の中に明るい幹
           そんな中を小一時間あるいていると万二郎山(1320m)に着く
           眺望はゼロ ちょっと先へ行くと展望がよいところがあるが
           海と街が見渡せるくらい

ここからはほぼ平行道を行く
  アセビ(馬酔木)のトンネルをくぐってせっせと歩く
              


一時間チョィで万三郎岳(1405m)に到着
あまり汗をかかずに歩いてきた。
いままで歩いた道とは随分雰囲気が違う。
何が違うのだろう。

てっぺんについても展望がなく、次の山はあれを目指したい!という
次に繋がるものがない。穏やかといえば穏やかな山


登山口までは別の周回コースでくだる。
秋をみつけながら

でも、いつもと何かが違う山
道の下側は植林の杉、右山側はブナであったりヒメシャラであったり
人工的な山と自然を残した山とがせめぎあっているのか
山が沈黙している。歩いていても安心感を感じられない。
さすが「天城越え」の道
歴史にふさがれている物悲しさが染み付いている
そんな気配があふれている


ブナの幹の太さをみれば
この山の古さが身にしみる







最後にわかった
コケが蒸す時間の経過があるにもかかわらず
小川や沢の跡があるにもかかわらず
ここには水の音、水が生まれる気配がない
ブナがあるにもしても
潤いがあるはずなのに
流れる水がない
そして下草がない

山を歩いていても
気持ちが落ち着かない訳はここにあるのかもしれないなあ




何度でも登りたい山

2014-09-20 16:08:52 | 日記
それは しらやま さん

今年は二十歳になった娘と金沢の山友と

市ノ瀬(車中泊)~別当出合(シャトルバス)~観光新道~室堂泊~釈迦新道~市ノ瀬
いつもとは全く違うコースに挑戦

 
観光新道はきつい傾斜のため、この連休めっぽう人が多いはずなのに
前後に人はおらず、すれ違う人々も二桁いかず。静かな静かな登山道


花をめでながら4時間かけてゆっくりゆっくり景色を愉しむ

黒ぼこ岩でほとんどの人が利用する砂防新道と合流し、混み始める

弥陀ヶ原

ここまでくれば室堂までは最後の登り40分


娘と二人、夕方前にささっと頂上を極めることに

               
                頂上までの道の途中、振り返れば弥陀ヶ原の木道がくっきりと2本見える


頂上の 白山神社 奥の院
今年も しらやま さんに登れた事を感謝して
そして しらやまひめ神社でお宮参りをした娘も20歳になり
一緒にこうして山を登れる喜びを伝え


室堂まで下りるのがもったいなくて
娘と二人、ケルンをつくったり広々とした空の下に遊ぶ
           

室堂まで下りるころには夕闇迫り

美しき御嶽山(おんたけさん)のお姿


夜は自炊で
ソーセージ入りバジルパスタ
1分半でゆであがる山にぴったりのパスタをみつけ、
パスタとソーセージを茹でバジルのオイルソースを混ぜあわす。
軽い上にお味はバッチリ!
山友持参のお酒をちょっぴりなめただけで
前夜2時間ほどしか寝ていなかったので8時消灯時には高いびき

翌朝6時半出発
すっきりはれた秋晴れの
薄い空気もしっとりとしたいい朝~!


朝日を浴びる目覚める前の静かな室堂 と 別山


今日は白山連邦(白山という独立峰はない)のもう一つのピーク
大汝山(おおなんじ)を目指す。
こちらのほうがちょっぴり高い。

途中、中宮道との分岐点

雪渓が残る


これからまだまだ14キロを歩かねばならない?!



振り返れば 御前峰の後姿
火山であっただけに猛々しいお姿
視点を変えるといつもと違ったしらやまさんが見える


                         
                           お! あれは UFO? (ほしがらす)

最後の岩場を越えると
目の前に広がるアルプスの面々



左端には剣先輩をはじめとする立山連峰


正面は槍ヶ岳やらの穂高連邦
目を右に転じれば御嶽山のお姿


ちょうど山のお師匠は百名山99座目として
正面の奥穂高に登っている筈、雲のない快晴
一応手を振る




何度も登っている 白山 だけど
大汝峰には初めて到達した二人



        
          お池めぐりのできる 翠が池

                 
                   お手鉢の水 岩にうがかれた穴に溜まっている水だけど
                   枯れる事はないという

                           
                            朝はやかったのでちょっと休憩 朝食タイム


またまた娘の 朝寝タイム 
確かにお日様に温められた岩はぬくぬくっと暖かい


ここまでくれば後は下るだけ
ひたすら下り ここまでやってきた。

       
          いつもと違った方向から白山全体をながめると 全く違ったお姿
           歩いてきた道も見える
    
                  
                    奥深き 懐深き しらやま さん

          



いにしえより開かれたる福井県永平寺より続く白山禅定道
それと途中でぶっつく釈迦新道



頂上への道はいくつもあり
違った視点でながめると また違った表情を見せる しらやまさん

今年も登れて幸せでした。














石川県 白山の動植物

2014-09-20 12:28:03 | 日記
9月3連休の2日間、晴天の白山中に身を置く
秋に突入し始めた草花も、目に優しく登山途中の憩い

まずは、どろの木 の綿毛がまっている穏やかな市ノ瀬から


目にも心にも優しい花々達!

     
         オヤマ?リンドウ

                 
                  ヒメかハクサンか シャジン

                           
                             ゴゼンタチバナ の実

     
 

      
          マツムシソウ


                  
                   ハクサンフウロ

                            
                             トリカブト でござる

     
       あいらしい シラタマノキ

                   
                    葉っぱの紅葉が始まっている ハクサンタイゲキ

                                    
                                      これはなんだろう??

     
       風に吹かれてユ~ラユラ イブキトラノオ


                    
                       ウメバチソウ

                                   
                                      ツリフネソウ

         
           たぶん イワショウブ

このほかにも
白い ボウフウ、アマニュウ、サラシナショウマ
ピンクのシモツケソウ、カライトソウ、アザミ
下唇をつきだしたような ミヤマコゴメグサ
ちょっとかわった名前の カニコウモリ、カメバヒキオコシ
ナナカマド、オオカメノキの赤い実
おいしく口にしたコケモモとヘビイチゴの実



全部一時停止して写真を撮っていたら先へ進まないほど

そして、室堂周りの朝はすでに零下のようで霜がしっかりおりる朝
 

                 


今回は動物を目にすることも多かった。
恥ずかしがり屋なのかいつもちらっと姿を垣間見るだけだけど

それでも
一瞬驚いて目があうおこじょ?耳がきつね?しっぽがりす? の動物達と
へび、ほしがらす、いわひばり とはっきり確認できる動物達

そしてご本尊にはお目にかからずすんだ熊さん
彼らのうんちを二桁は目にした。手のひらサイズのうんち、でも臭くない。
熊さんも登山道の平らな所をトイレとしているわけで
ある意味、お互い共存している、ということでしょうか。
こちらが、熊さんの領域に足を踏み入れさせていただいているので申し訳ない。

でも、まぼろしかどうか・・・
振り返ったハイマツの上のほうで
黒いまるい塊がハイマツに飛び込んだところを目にしたのだけど・・・
あれはなんだったんだろうか


懐深き しらやま さん