樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

北上~ 神話の国へ

2016-02-15 09:33:23 | 旅行
鹿児島から一気に熊本へ海沿いを北上
とはいえ、ちんたらちんたら道の駅をめぐりつつ・・・

途中、漁港の道の駅に寄る

そこは鰹漁で有名らしく
日本橋の「にんべん」に鰹節をおろしている商店のおじちゃんにぶつかった

勝男武士(かつおぶし)を作って70年
80を過ぎたおじいちゃん、見た目70才くらいでとてもお元気
そこの鰹節、試食したがほんまに美味しい
味噌漬け、醤油漬け等、素朴な味が染みいる

とても頭の回転がはやいおじいちゃん
話がおもしろうて。そのうちに
今晩この町に泊まっていかんかい?
熊本の町に泊まりよるより美味しい魚がたべれるよ~って

残念ながら先へ進むことを伝えると、
じゃ、またおいで!と近くの旅館を教えてくれる。
でも、なるべく早く来るんじゃよ、でないとお迎えがきてしまうかもしれんけんね・・
だって。


北上して熊本へ
翌日、折しも建国記念日
古事記に出てくる高千穂の遊歩道を汗をかきかき歩く





遅めのランチは黒毛和牛バーガー(古代の黒米粉をつかったパン)



そのまま阿蘇の大観望へ
っとその前に、阿蘇一の宮さんへお参りしその門前町
水基めぐりを少々








町中、至るところに水が湧き出ていて自由に飲める。
口に含むと 甘露甘露~

火山灰にろ過されたおいしい水があちこちから沸いている恵まれた土地
さぞやお酒もうまかろう~とあるいていると とうふや のちいさな看板が目につく



豆腐をあげている匂いにつられ
のれんをくぐると大豆のかおりも漂う



できたての豆腐、人肌の温かさの豆腐をいただく
あまく、大豆の香りがしっかりする
熊本産大豆と地元のあの水でつくった正直なお豆腐
ここのおかあちゃんの笑顔とともに これだけで満腹満足!

こんなことしながらの旅
大観望に着く頃には陽が傾いていた。




西郷どんの鹿児島

2016-02-15 08:32:13 | 旅行


明治を開いた歴史上の人々
果敢に欧州へ人を送った藩主

兄弟子が若者へ勉学も含め教え伝え一緒に学ぶ制度

どうしたらあの広い視野と意志が育つのか。
大海へ門戸を開いている南開港
その風土に磨かれたのか、回りの人に磨かれたのか

仙巌園


島津藩主の別邸
鉄を作る高炉も作っていたという反射炉跡もある

有名な 桜島大根 どでかい!




園内にはミカンがなっている木も多い。
聞くところによると、カナダでは日本で売っている普通のみかんを
「SATSUMA」というらしい

お茶やさんでほっこりと「両棒」というお団子をいただく





九州百名山

2016-02-15 08:13:20 | 旅行

開聞岳(かいもんだけ) 924m





九州鹿児島、初上陸
南端の突端に海に囲まれた開聞岳がある。

半島がすべて山

ぐるりと回りながら2時間半かけて上っていく
山の上から 海や半島が見え、
ぼんやりとだけど 種子島も見える。

ここをメインにきままな鼻ナビ頼りのたび

山をおりれば暖かな日差しにもう桜が咲いていた。





麓には 砂風呂 で有名な指宿(いぶすき)温泉

さすが火の国
あっちっちの温泉
町中の桜島は今日は大人しいと地元の方はおっしゃるが
つい4日前真っ赤な火を吹いた

本州ではかいだことのない香りに鼻がうごめく

京都観光

2011-06-28 23:57:14 | 旅行
6/18 アメリカから一時帰国をしている友人が京都に用事で行く、というので
4年ぶりに会うために、向かう。

相変わらず、人を明るく照らすようなパワーと笑顔をもったその友人と
しっとりとした京都をゆっくりと歩く。

京都立命館大学に付属する「国際平和ミュージアム」
ここの通訳をボランティアでなさっている方にもお目にかかれた。
とてもすばらしい英知をお持ちで、されど自然態の方で、すぐに気にいってしまった。
林業の研究をしていらっしゃる。

友人を介してまた一人素敵な宝者を得た。
戌もあるけば人に当たる・・・

さて、京都だが
今回は水もしたたる緑の中を
時間の流れと逆行するが如くゆっくりと座り込んで
風景に溶け込んで過ごした。


まずは銀閣寺
この砂庭は富士山と海原?
                
                       


この高台から眺めたことは初めて
小高い岡に登ったところにある木々をみて
間伐のはなしを始めたところで、
今日初めて会った方に対してまるで旧知のような錯覚を覚えた。

不思議なご縁で、出身はなんと東京の某私鉄沿線で
私の出身地と2駅しか離れていなかった。
京都にて、なんと懐かしき話に花が咲いたことか。
                



次に向かったのは
                 
             石庭で有名な 龍安寺
私の座右の銘があるお寺
この境内の中にある湯豆腐さんでおいしいお出汁に浮かんだお豆腐に舌鼓

           



しっとりとした嵯峨野の竹林と天龍寺の庭に心癒される
アメリカで職を得て8年のその友は
こうして時々日本人にもどるのだろうか

内宮へ

2010-12-18 09:07:06 | 旅行
外宮で約1時間、土宮・風宮・をゆっくりまわり
天照大神の内宮へ

両側の歩道に大小の石灯篭が並ぶ御幸通りに導かれ
月読神社の横を通り過ぎ内宮へ

                 宇治橋と鳥居
                

神社はいくつかの橋を渡るのだが、
その度に神の世界へ一歩一歩近づき、足を踏み入れているということ
「ハシ」という世界への「ハシ」渡し

       
  25年に1回式年遷宮という祭事を行いお社も橋も移す。 
  その新たな橋の場所が既に選定・準備されている  
  
伊勢神宮のご神体とされているものは「八咫鏡」(やたのかがみ)
熊野大社の八咫烏である
鏡はそっくりそのまま映すもの
遷宮の「遷」は「遷す」(うつす)という意味
まったく同じ世界を遷す行事が式年遷宮
ついでに言うと、「うつす」の「うつ」は「現実世界」ということ
と聞いたことがある。

2000年の時をこの神宮はこうして越えてきた。
次の式年遷宮は平成25年

2時間半かけてゆっくり玉砂利を踏む
しかし、
ここはもう既に観光地
40年前の静寂さ、神聖さは残念ながら微塵もない
ただ、変わらぬものは森だけかもしれない。

伊勢参りは人の少ない朝早くか、夕方に来なければなるまい