樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

ダブルストックデビュー

2010-04-28 21:28:31 | 日記
山を歩き始めて4年
毎年5月の連休が私のスタート。
初めて「楽しい!」と思って歩いた山が5月の連休だったから。

そして今年は雲取山と大菩薩嶺を予定している。
その前に体を目覚めさすためのお試し山へ週末出かけた。

滋賀の暖かな山を歩こうと思ったが、思った以上に晴れ渡った金沢の
名前のとおり雪に覆われた「白山」の、その美しさに目を惹かれ
白山が電線にさえぎられることなく見れる場所を回っていたら、時間的にアウト・・・
それでも福井県にある姿が美しく、高速を走っているといつも
「あの山何の山?気になる山・・・」とナビをスクロールする山へ出かけることにした。

裾野の、この村にはちょっと荘厳すぎるような霊験あらたかな神社から
春の芽生えを肌で感じられる新鮮な山歩きが始まる。

今回の目的は今年から足の負担軽減のためにダブルストックを使ってみようと思っていたので
それに慣れるためのお試し山歩き
しかし、登りはこのくらいでは必要ない・・・そんな気がして使わなかった。
4本足になってしまうと、二度と2本足にはもどれない・・・と誰しもが言うものだから、
必要最低限、下りの時だけにしようと(今年は)心に決めている。

途中に室道(5合目)があり、御岳の滝も眺め、心地よい水の流れの音と
まだ鳴きなれていない鶯の声、ほかの鳥のさえずりに包まれる。
          足元ばかり見ていると地面がうっすらと白くなっている。
          ふと、見上げればハラヒラと舞う花びら
          青い空の手前には終わりかけてはいるが見上げるほどの大きさの山桜。
         

                   足元にはたくさんのショウジョウバカマや他の花々
            
                      

持っている五感すべてに 春 と 山 を感じながら歩くこと2時間。

頂上には立派なお社と登山者用の立派な休憩所もあった。
ここは白山を開山した同じ泰澄大師が開山した山だった。
360度の眺め!
               
               白山連邦 向かって右は別山、左が白山

          福井県側に目を移せば、能郷白山、冠山などがくっきりと見渡せる。

帰途わき道に入ると

     長命池
 ぼけ封じの水ならば飲むのだけど・・・長命は願っていないので飲む気にならず。






帰り道、日本海には大きな太陽が沈むところだった。
        
      飛行機(左の黒い点)と渡り鳥(右の黒い点々)も小さく見えるほどのお日様の大きさ!

穏やかな1日だった、と心地よい疲れに早くに寝てしまった。

なんと翌日!
    ダブルストックデビューを飾るように、左腕上腕が筋肉痛!(やられた~)
                 これでは、連休明けが思いやられる・・・

父の退院

2010-04-26 19:57:03 | 日記
4月24日
リハビリ入院していた父が退院した。

12月末に入院した時の父とは違った姿となってしまった。
ほんの数ヶ月で、年をとった人間は坂を転がるように
退化してしまうことを、知識として知ってはいたが、
事実をつきつけられている。
よもやあの運動好きの、骨格も筋肉もついていた父が
こうなるとは想像できなかった。

そんな状態でも、リハビリを続けた結果、
時間をかければ一人でベッドから起きて、車椅子にすわるか、
杖で隣の居間までそろそろと歩いて移動できるようになった。
日常で私たちが訳もなく当たり前のように行っているズボンや
靴下をはくという動作も、いろいろな筋肉と能力を使っていること、
父を見てると、認識する。
据わった状態で片方の足をもう片方の膝の上に上げて靴下を履く。
この行為も、まずは足を上げるための筋力がいる。
幼い子供が靴下をはけるようになることは一種の能力を身に着けた
ことだったんだ!そんな日常の簡単そうに思える行為をリハビリして
脳に呼び起こして帰ってきてくれた・・・はず。

時間が来ればなんでも運ばれ、連れて行ってくれる病院より
時間はかかるが自分でしなければならない家での生活のほうが、
薄れ掛けてきた能力を少しでも維持できるのではないだろうか。

人間一度怠けると易きに流れるもの。父よ、がんばれ!ほどほどに。

パーキンソン病・アルツハイマー病と、昔は人間がここまで長生きし
なかったから表に出てこなかった症状が、長生きしていると表に出てきて
病気と診断されてしまい薬を飲まされる。

もしかしたら、パーキンソンなどの老化に伴う病気は、
  「老人の勲章」かもしれない。

体力検査

2010-04-24 21:53:45 | 日記
己を知るために、体力検査を受けた。
担当のトレーナーさんに、前回いつ受けましたか?って聞かれて
思わず「大学生の時以来かなあ~」と答えた。ら、当スポーツセンター
に受けた記録があるかどうかの確認だったらしく、ニヤッと
されてしまった(冷汗)
最初からおばさん体制・・・

さて、本日食前メニュー
 ・身体測定(身長・体重・体脂肪率)
 ・骨密度測定
 ・血圧
 ・肺活量測定・
と一通り形態測定などが終わるといよいよ体力測定
その前に年齢、性別、上記の測定結果を登録

そしていよいよメインメニュー
 ・平衡性測定(閉眼片足立ち)いつものあれ、です
 ・瞬発力(垂直跳び)そのまま上へジャンプして滞空時間で測定
 ・柔軟性(長座体前屈)足を前に出して座り机を押して移動させ、距離計る
 ・心肺持久力(エアロバイク)年齢により最高脈拍数を設定し、そこへ到達するまで
  負荷をかけながらペダルをこぐ。その時間を計る
 ・筋力(握力・背筋力)これも昔からのあれ、です
 ・敏捷性(全身反応時間・反復横跳び)全身はランプが点滅したらジャンプする、
  その反応時間(0コンマ何秒の世界)、反復はあれ!ちょっと違うのは、センサーつき
 ・筋持久力(上体おこし)所謂腹筋/30秒で何回できる?

結果は瞬発力・背筋力・平衡性が悪くて50歳代、あとはすべて~
パンパカパ~ン 体力年齢20代!!でした。

実は山を歩いていて自分の平衡感覚の無さは自覚していたので、
やっぱり・・・という結果。自分の感覚もまんざらではないと思った次第。
岩の上を平気にひょいひょい歩く人の後を追えない自分が歯がゆかったのですが、
思ったとおり平衡感覚がやっぱり悪かった。多分背筋と腹筋のバランスが悪かったり
S字側湾症のため、腰の筋力のバランスも悪いのだろう。

今後は膝上の筋肉とともに背筋と腹筋をこのまま維持するか、少しでも
増やすトレーニングを続けてみようと思う。骨格筋量はしっかりあるが、
体幹の筋肉が少なくバランスが悪かったから。

もうひとつ、今回受けてよかったと思ったことは
骨密度を計ってもらえたこと。
ちょっとショックだった。年齢標準値の82%しかなかった。
今のままでは骨がぼろぼろになりやすい~
努めてカルシウムをとり、太陽を浴びること!(笑
そういえば、このところ牛乳を飲んでないし、ヨーグルトも食べないし
外で遊ぶことがなかった?!小魚は口にしていたけど。
骨のために太陽を浴びて、ビタミンDを作りカルシウムを保持していかないと
いけないということがあからさまにわかったわけで、
今からでも遅くないと信じて外で遊ぶしかない(^^)V

山を楽しむために・・・


トレーニング

2010-04-17 18:29:00 | 日記
ちょっとストイックに?
トレーニングを開始した。

今年、山を怪我なく歩くため、
冬の間に落ちた体力と筋力、
一昨年痛めた膝を今年は痛めないようにするため
筋力をつけること! これが目標

今年歩きたい山は6~9時間の長丁場が2泊続くかもしれない。
荷物を背負って歩ける体力をつけておかないと
周りに迷惑をかけるから。

たった週2回だけどやるとやらないとでは大違い!

ストレッチ10~20分
バイク、インターバルメニューで30~40分
クロストレーナー、ステップを踏んでいく運動で、
階段で50階くらいまであがる感覚30分~40分
そしてクールダウンのストレッチ
クロストレーナーの代わりに、背筋や腹筋、太ももの裏表の
筋肉トレーニングをセットでする場合もある。
結構汗をかく!

寝ていた筋肉が目を覚ます感じが心地よい。

いつもは近くの金沢市総合体育館のトレーニングルーム。
夜10時までやっている。
今日は初めて石川県の総合体育館へ行ってみた。
開館2周年の特別ウィークだった。

http://www.ishikawa-spc.jp/facilities/gym.html
たくさんの機器が置かれ、ここのいいのはトレーナーが
見回りをしていて、その時々にアドバイスをくれる。
いくつかのプログラムも組まれていて、
重点的にここを鍛えたい!というと
どの機器をこうやって使うと効率的だとか教えてくれる。
新しい施設だけに料金が金沢市の体育館より高い。
とは言え、金沢市3時間200円、石川県2時間400円
シャワーの設備は石川県に軍配!
まあ、どちらも安いですわ~
スポーツジムになんて入会金など払って入る気しないわぁ(^^;)

自分の限界を知っておかないと・・・と
来週、何十年ぶりかに体力検査を受けることにした♪
果たして結果は?????

リハビリ入院、そしてお試し外泊

2010-04-14 21:33:14 | 日記
12月に食道の手術を受けるために入院した父が
術後1日だけベッドから動けない状態だった以降
一人で立てなくなってしまった。
決して寝込んだわけではなく、
たった1日だけ安静にしていただけなのに。
その後、手術後の経過はよく病院を追い出される形になり、
別のリハビリ専門に近い病院へ転院した。
今回、そのリハビリの病院から退院に向けて、自宅でのお試し
外泊が行われた。

85に近い父と80を向かえた母との二人の生活・・・
まさに老々介護である。
現状を把握することと、手伝いをかねて週末実家へ戻ってきた。
3月の年度末の忙しさがまだ尾をひき、忙しくて休みが取れない
状態だったので、すこぶる強行軍だったが、行って正解だった。
父と実際会って様子がわかり、母の具合もみながら、
今後の家での生活を思い描くことができたから。

もう少し入院している間に、身につけて(思い出してほしい)
もらいたい動作のリハビリをお願いし、退院してから少しでも
母の介護の軽減を図らなければ・・・

アルツハイマーもあいまって、少しづつ認知症が出始めている父。
家での、父の屈託ない笑顔、久しく見なかった口をあけて笑う顔、
やっぱり家は不自由でもいいものなんだろうなあ~。
すぐ車椅子に乗ろうとしていた父が、家の中では杖を付いて
一人で歩こうと努力する。が、返って一人で動こうとすると
危なっかしくて誰か一人お目付け役が必要になってしまう。

目が離せなくなる母には、不自由になるのだろう。
母は一人という寂しさからは解放されるのものの、その引き換えに
時間的拘束と介護という肉体的精神的労働を背負うことになる。
今度は母へのひずみを生んでしまうであろう。

我が家にもいやおうなしに、介護問題が起こってきた。

さて、私はどうしたらいいのか・・・
学校へ通うことを忘れている娘を抱え、生きる糧を得る仕事を抱え・・・
少なくとも月2回ほどの週末に上京するくらいしか手伝えない。
今になるとこの500キロの距離が恨めしい。

学校へ通うことが本当にできなくなったら、娘を実家に住まわせて
介護の手伝いをさせるほうが、娘にとっても社会復帰を促すいい機会に
なるやもしれぬ・・・と考え始めている。

金沢へ戻る日、隣の大学にある桜の花びらがはらはらと庭に舞い込み、
庭の槙の木に私の好きなメジロが飛んできた。
東京もまだまだ悪くない。