樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

雲 三昧

2014-09-18 21:44:20 | 日記

午前中の晴れ間
真っ青な空とのコントラスト 白い雲が湧き上がる


9月3連休の初日
空気の澄んだ空に添えられる雲

この日に見た夕焼けの風景は
冥土の土産にしたいほど 心に迫り来るものがある
雲の競演
そして日没










いつもは雲に隠れてしまう別山も
今日は雲の上に浮かぶ島の如く美しき姿を現す




湧き出でて迫り押し寄せてくる雲



寒さに凍えるまで魅せられ
ダイナミックな夕景に涙した

オマケの人生もまだ捨てたものではなさそうだ

中秋管絃祭

2014-09-10 23:55:50 | 日記

振鉾(えんぶ)


毎年賑々しく中秋の名月の日に行われているという
東京赤坂山王日枝神社 での
中秋管絃祭(招待客以外は無料)

神社には切っても切れない雅楽
それにあわせて
舞が加わり 神楽舞、舞楽 を堪能する。




まずは 万人にわかりやすい巫女さん登場で 剣の舞




悠久の舞


雅楽のオーケストラ
こんなにも大勢が一度に奏するとは思わなかった。


古鳥蘇(ことりそ)
高麗楽で ことりそ とはロシアと中国東北部との国境付近で
古くは渤海国の地名だったそうです。


シンメトリーでないところが面白い


ホンマに 雅
雅楽奏者の装束も
もちろん舞う人たちの装束も 雅

どこから始まってどこで終わるともわからない 雅楽
ゆったりとどこまでも 能管 の世界
神の国と現世との橋渡し

舞楽には2系統あり
赤系の装束は左方舞、元はインド方面から入ってきた唐楽
緑系の装束は右方舞、朝鮮方面を経て入ってきた高麗楽
こちらはどちらも ゆるりとした演舞だった。

名月とともに神の大前に奏でるお祭りは
残念ながら雨
それでもしっとりと和楽の祈りは延々と続く

これらの楽器、これらの装束を作る伝統
我々の知らぬ世界で脈々と日本の工芸は受け継がれていくのだなあ
とあらためて感じ入る。

秋祭り

2014-09-07 11:57:23 | 日記
9月に入り、めっきり涼しさを通り越し
寒い!と感じる気温になってしまいました。

各地で収穫祭の理由からか、お祭りの時期でもあります。

昨日早朝、笛と太鼓の音で目が覚めました。
毎日朝早くに音がするアパートお隣の大きなガレージのシャッターが
土曜日もガラガラガラ・・・とあがっていきます。窓から覗いていると
大きな太鼓を載せた山車が ガラガラと引かれて出てきました。
周りにはおそろいの法被を着たおじいちゃんやら若者がわらわらと。

同じ名前の町内だけれど
実家近くとはちょっと違って気合の入ったお祭りがあるようで
町内には先週あたりから提灯がぶら下がっていたのでした。

それもそのはず、このあたりは武蔵小山という大きな商店街の
端にあるのですが、この時期「両社祭」なる武蔵小山とお隣の
西小山にある神社(八幡様)合同のお祭りが毎年行われていたようです。

知らなかった・・・
まあ、ここ2年東京に戻ってもこの時期の週末、東京から出ていたから、
まったく地元のお祭りを知らなかったわけです。

昼間は子供達の山車が町内を巡り
夕方5時過ぎから大人たちが神輿を担いで練り歩きます。


お神酒を飲んでからさあ出陣!


隣の町内の神輿と途中で交差したり
おじいちゃん、中年、若い人達がこんなにいたんだ!と思うほど
交じり合って楽しそうに、粋に担いでました。

商店街の人ごみに行きはしないけど
今もリズムを刻む太鼓の音が聞こえてきます。
雨だけど、祭りは熱いのでしょう。

明日は赤坂にある
山王日枝神社の「中秋管絃祭」で雅楽を聴いてきます。

これからは、雅楽も秋の楽しみに加えてみようかな。



福島の山 第3弾 会津駒ケ岳

2014-09-02 22:45:57 | 日記


降水確率60%という予報にも拘わらず
雨なしの福島
8月最後の週末は 会津駒ケ岳
今年は福島によく足を伸ばしている。
風評被害の為か、登山者も少なく静かな山に遊べる。



会津駒ケ岳は燧岳の手前(東京から向かうと)にある登山道から
最初は木の階段で始まりいきなり急登が1時間40分続く
でも標高を上げるに従い
コナラ、ミズナラの林から太い立派なブナの原生林になり
大きく広げた枝の瑞々しい葉っぱが日差しをさえぎってくれる。
水場を過ぎ更に空へ近づくと、広葉樹林は少なくなり針葉樹林が
現れる。形のいいオオシラビソの林はちょっと翳りがあるけれど
少しだけ高さのある場所にいることを感じさせてくれる。

1時間半登りつめると木道が現れ上を見上げれば会津駒ノ小屋の
牧歌的な屋根が見えてくる



この小屋は食事はでないが宿泊は可能
  

         

                    

                           
                             手作り感のある小屋

                 


分厚い絨毯を敷きつめたような山肌


頂上(2,133m)は小屋を右に曲がり20分ほどで着く


お天気次第で富士山まで眺められるらしい

今日は・・・
先日登った 燧岳 がやっと


        この先こんな道が中門岳(2,060m)まで続く
          

                 空を映す池が点在している
                  


もっと晴れていれば空の蒼さが写りこむのにと残念に思うが
60%の降水確率を思えばハッピーハッピー


会津駒ノ小屋までの帰路
    
     フウロ やキスゲ、ワタスゲ、チングルマをめでながら

             

                       
                        女性的な柔らかさをもつ山に遊ぶ


                                    8月ももう終わり・・・



お盆の北海道 その3

2014-09-01 23:25:56 | 日記

白金(しろがね)温泉 青の池


木々の向こうに大雪山系が雄大に見えるはずだったのだけど
この天気。空の色を映すという池はちょっと沈んだ蒼
近くにアルミを含んだ鉱物があるために、この色となっているらしい。

朝から大学のサークル合宿で訪れたらしい若者達が観光バスからおりてきて
きゃっきゃきゃっきゃと賑やかな観光地

ここは雪が降る頃に来るほうがいいのかもしれない。

ここを初めに3日目は観光に徹する北海道の旅。
午前中は美瑛をまわる。


電線もない広くうねる牧草地と空が重なる風景


美瑛の人たちにとっては生活の場


農耕車も通り普段どおり牧草をまとめたり草刈をしている中
私達観光客はそれを眺める
住民は時々観光客を迷惑に感じるとも聞く

「哲学の木」「ケンメリの木」「セブンスターの木」など
名がついた木があるらしい。すべてCMに使われて有名になった場所
なんだか行く気がなく美瑛を後にした。

そうそう、ここに来る途中
ラワンフキのジャムをのせたフキソフトクリームなるものも食べてみた。
地物です!

その後、有名な旭川動物園のゴマフアザラシの泳ぎに結構な時間みとれ
愛嬌あるシロクマの豪快な泳ぎとあの手足の肉球に見入り
水の中を飛ぶように泳ぐペンギンに癒され
学校が明日から始まるという月曜日(北海道の夏休みは短い)だからか
小中学生の年齢の子供達が少ない動物園で
まったりと過ごした。

旭川動物園はやはり、きっと、冬に来るほうがいい。

旭川は作家三浦綾子の里
「氷点」50年記念フェスタ が三浦綾子記念文学館で開催されていた。
記念館の後ろには小説に書かれている「外国樹種見本林」が実存する。
その林にはチップが敷かれ、ストローブ松、ドイツトーヒ、ヨーロッパ赤松
など背の高い木々がうっそうと しかし風通しよく植えられている。
毎日こんな道を散歩できたら気持ちいいだろうなあ。
物事を考えるにとても静かでしっとりとした、慰められる場所。

そんな林を歩いていると
都会の車の音、電車の音、人々の声、歩く音などなど
遠いかなたへ忘れおいてしまう。

そろそろ現実に戻らなければならない時間
千歳から空を飛んでいる間に次元を元にもどさなければ、
と北海道の旅にすっきりとピリオドを打つ。