樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

十割そば

2010-10-30 19:55:53 | 日記
11月になると新そばの季節
先日懇意にしている蕎麦屋で北海道産のそば粉(すでに新蕎麦)で
十割蕎麦を打ってもらい食べてきた。
のど越しツルンとはいかない感じだが、噛むと蕎麦の香りがぷ~んとする。

今日は蕎麦を食べに行くつもりはなく
金沢の姉兼母としたっている知人と
金沢の隣町、鶴来を越えて山のほうへ紅葉を探しにドライブへ。
ところが、鶴来の旧街中を通っている際目に飛び込んだ
「十割そば」の看板
これは行かねば、と寄ってしまった。


                   

築150年は経っている建物の醤油醸造やの親父さんが打つ蕎麦だった。
囲炉裏に座って待つ。その間におばあちゃんがお茶請けにと
レンコンの煮付けを出してくれる。横にある丸いちゃぶ台が懐かしい

出てきた蕎麦は新蕎麦になる前の最後の古蕎麦ではあったが
まあまあの味。それより気になったのは
九州から取り寄せているという「十割」(とわり)という蕎麦焼酎の
蕎麦湯割り・・・ 親父さんによるとたまらない!そうで
ハンドル握る私は次回のお楽しみ。

このお醤油やさんの水はすべて井戸水なんだそうな。
別の場所で十割蕎麦を打つときも必ずこの井戸水を持っていって
打つそうだが、一度水を持っていくのを忘れた。仕方なく水道水
を使ったところ「そば粉がへそ曲げおって、まとまってくれんのよ」
との弁。地元、鳥越のそば粉は地元の井戸水でないとへそをまげるらしい。

   蕎麦でおなかを膨らまし、ドライブを続け、とある道の駅。
     お目当ての「三角おあげ」は売り切れいていた。
   近くにあった「かいもち」という地元のおばちゃんのつくる
      「おはぎ」を購入。なんとまあどでかい!
          

     とまあ、紅葉はそっちのけで食欲の秋を感じる
        きままなドライブとあいなった。

携帯の万歩計

2010-10-30 09:59:27 | 日記
この頃ちゃんと携帯電話を四六時中携帯している

涸沢へ行ったとき、
登り6時間の歩きで 約30,000歩 だった。
1時間で5,000歩 
1時間で約3kmとすれば(高度は加味せず)
1歩60cm 計算となる。
大河の流れも1滴から、ではないが
1歩、歩を進めれば
え~あの山の頂まで歩けるの?
という疑問が
あ~ここを歩いてきたんだ!
という感嘆、静かな足跡に変わる。

ところで、携帯の万歩計
待ち受け画面の木が歩数によって変わるのだが、
涸沢から下山したときには大木になり
葉っぱの間には赤いモミジの葉が散らされ
上からもヒラヒラとその葉っぱが舞い落ちていた。

ところが、金沢周りで歩いて木が大木になっても
モミジの葉は現れず、ピンクの得体の知れない花が咲くだけ

これって、GPSで地域を取得している関係で
絵柄が変わっているのだろうか。

ちょっと携帯に毒され始めている。

得がたい時間

2010-10-30 00:13:14 | 日記
               

     ある人のブログに下記の一文が掲載されていた。
            串田孫一さんの一文

   紅葉                                

  もう要らなくなった筈のものがこんなに美しい。
  赤と黄色と褐色と、その割り合いも実は大切なのであるが、
  こうした紅葉のトンネルの中にいると、何故か余計なことを考えずにすむ。
  というより、明るい、やわらかな光、
  教会の窓辺の光もこんなかと思われるような光の中で、
  私がどれほど気のきいたことを考えたとしても、
  それはみすぼらしいものになってしまう。

   (串田孫一『雲と大地の歌』より)

先々週に行った涸沢の紅葉は
例年より見事で2002年の特筆すべき紅葉を凌駕するものだったらしい。
今年の猛暑のためか、紅葉の時期が遅く始まったため先々週でもみることが
できたときいた。

落ち葉を踏みつつ歩き、3時間のひと登りの苦しさの先に広がる
見事な紅葉のアーチ
苦しさも忘れ、表す言葉さえも忘れる、その光景

串田さんが言うように、余計なことは考えられない。
色づいた葉っぱの中にただただ埋もれる。

この頃思う。
山になんで登るのか
歩いて着いたところに何があるのか
どんな光景が待っているのか
頂からは何が見えるのか
そんなことを考える時間を得たいがために 
     歩く・・・と

                          

きまぐれな秋の空

2010-10-29 23:36:07 | 日記
    本日4時半
        会社の窓からの夕焼けに思わず外に出て空を仰ぐ
             

夕焼け小焼けで日が暮れて・・・

「たそがれ」とは言わせない強さがあった
燃えるような太陽が、海に沈みかけているのであろう
惜しむが如く

              
         時を同じくして、娘も学校の傍の空で写真を写したそうな
               気持ちは同じ・・・

早朝の虹

2010-10-28 00:02:18 | 日記
今朝6:30過ぎ
朝食を食べながらふっと窓の外をみると
明け方からかかっていた灰色の雲のすぐ下に
青空が広がり始めていた

今日はお天気が良くなるのかな
と起きた時の朝日の美しさを思い出していたら
そこに縦に虹が昇った
まっすぐに

雲の水滴と太陽の光がぶつかって
織り成すプリズム

山ではアーチ型ではなくて
真横に一直線にきらめく虹を見たことがあったが
柱のようにまっすぐ上に昇る虹を見たのは初めて

おっ 今日は朝から縁起がいい!
ちょいと寒いが 気持ちはNICE!