樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

またまた火山になってしまった

2014-10-28 23:20:56 | 日記
日本は温泉に恵まれているが
それは火山の上に日本列島が?
日本列島の上は火山だらけ?だから? かな

だから、いつも山と温泉はセットになっているけれど
今回も娘と福島・栃木の山、那須岳へ

風もない山日和!

駐車場から約50分ほどで避難小屋の尾根まで到着
真っ青な空がシャープな稜線を引き立てる。
ここは向こう側からの風が常時吹きすさぶ場所らしいのだが
何故か今日は風があまりない。
そのためか、しゅ~しゅ~ご~・・・という音が常時聞こえる。

尾根の向こう川には 三斗(さんどう)小屋が小さく見える。
秋の紅葉も終わったダケカンバの中に品よく落ち着いている。
ダケカンバはなんだか「はけ」みたい!



避難小屋からガレた細尾根道を進み朝日岳へ向かう。
約1時間


岩の中に小さな窓
青い空が覗ける小窓
この岩は噴火の際の造形なんだろうか。

朝日岳を過ぎて三本槍岳をめざす
暫く行くと雰囲気はがらりとかわり
         
           
             穏やかな山容となる
             来春の準備が進んでいる木々
             火山地帯だから地熱で暖かいのだろうか。

             清水平という木道を進みハイマツの間をずんずん進むと
             360度の展望がある三本槍岳に到着
             燧岳、日光白根、安達太良、磐梯山、会津駒ケ岳などが連なった山々が脈々と

                     
 
なんとまあ~ 冠雪した冬姿の富士山もちょこっと雲の上に顔をだしているではないか!


写真には写りこまないが、肉眼では見えるのだから、
人間の目の機能ってすばらしい。

帰り道、ザレた瓦礫道にもほっとする葉っぱの紅葉
            
                 葉っぱも化粧をすると花のよう

一度最初の避難小屋までもどり、本命の茶臼岳=那須岳をめざす。
40分ほどの登りで頂上の「お鉢めぐり」到着
流石に活火山らしくごっつい頂上






頂上のこの標識の横に温度計がさがっていた。
地熱からあがってくる温度をはかっているのだろうか。
頂上に温度計、というマッチングは初めてだ。


ぐるっと回って裏側へ



斜面のあちこちから硫黄の煙
小さいの、大きいの、すぐ足元でも煙をあげているし
3年前の御嶽山でみた煙の比ではない。
それに都会の暑い夏によく見かける
アスファルトにあがる陽炎
あれが、斜面でゆらゆらとうごめいている


ここもロープーウエイがあり頂上まで楽に観光客が上がってこれるので
頂上はにぎわっていたが、この裏面の道はすれ違う人もなくひっそりとしていた。

やっぱりこの火山も生きているんだ・・・



夕方、影冨士ならぬ 影那須 をみながら下山する


お決まりの立ち寄り湯は那須温泉の元湯、鹿の湯
木枠の浸かるお湯があるだけのシンプルな温泉
脱衣所も温泉の湯船も同じ場所にある昔のスタイル
当然洗い場なんかはありません。ひたすらお湯に浸かる・・・

湯船は5つ
41度、42度x2、44度と46度
42度までしか入れなかった。
ゆっくり浸かりすぎたのか、ぽっかぽか。
体中そして車の中まで硫黄の匂いがぷんぷん

匂いはご迷惑様かもしれないけれど、肌のしっとりさ加減は
自分の歳を忘れるほど~♪

温泉天国の日本に生まれてなんて幸せ!






ご当地名物

2014-10-23 23:27:34 | 日記

家でも作る
おなか減らしのお助けメニュー 皿うどん

奥に見えるは 金蝶ソース?
ん?金鳥じゃないよね・・・
蚊取り線香じゃないね!

え? 皿うどんにソースをかけて食べる?



皿うどんと焼酎でよっぱらったあと歩いていると
コーヒーカップがわんさか棚にならんだ
コーヒーやさんの前にでた。


どのカップにしますか?
ときかれ
麦の柄のこのカップを選ぶ

どうも、名のある作家さんのらしい
このカップに直接たっぷりドリップ

都会の気取ったコーヒーより
気分をほぐすには嬉しいコーヒーや
お代は450円也

普賢岳

2014-10-23 23:03:31 | 日記

「岳の棚田」
日本の原風景の一つ
畝はきちんと石垣が組んである


いつも思うことだが、
農業と言うのは測量技術や土木技術が集まっている

山の上から水を田んぼの隅々まで行き渡らせるように
流していかなければならないのだから。
高低差がなければ水は淀み、流れないのだから。

こんな山と山の間の隙間のような土地に
こうして田んぼを作る

ここを通過して峠をぬけると
そこには地獄めぐりが待っていた




硫黄のにおいと ゴ~という煙を上げる音
ぶくぶくと沸くお湯
これがいつ噴煙になり噴火するかわからないにもかかわらず
人は「観光」と称して覗いてしまう


        
          1990年~1995年の火山活動で形成された島原の平成新山
           左下の普賢岳より高くなっている
        

                  

                                   
                                    今にも崩れ落ちそうな山頂 溶岩ドーム
                              
噴煙の上がり具合は、3年前の御嶽山よりずっとずっと激しい
ここは本当に収束したのだろうか
何が、噴火をもたらすか 
目に見えない自然の脅威を改めて思う





坂の町

2014-10-23 22:42:59 | 日記


                        
                         坂を上ったところで

                                       
                                        やっとたどり着いたドミトリーの宿



       
       近くにはお稲荷さん
         でも、ここもこんな階段を登りつめなきゃあきまへん

                       
                         
                           ありゃりゃ・・・




見方をかえれば
アメリカのサンフランシスコの風景と似てなくもない


               
               街のあちこちに猫がいる                                            
               こんなキティたちも。そして近づいても逃げないのはなぜだろう


舟越保武

2014-10-22 22:58:08 | 日記
岩手県盛岡市出身の彫刻家
主に相手は石

息子は舟越桂
どこかで作品を目にした方も多いと思う
楠を彫る

一度見ると忘れられない
不要な?ものをそぎ落とし
どこを見ているともわからない
決して視線が交わらない 視線をもった人
を彫る

父親の保武氏のデッサンは力強く
こちらも無駄のないラインが走る
でも
作品(女性)の表情は
心の奥底に強い意志を秘めてはいるが
思わずいとおしさを感じずにはいられない柔らかな表情をしている

一瞬 湖の水面が平らに止まる瞬間のような
静けさをたたえる。

それを石に彫り込める
やはり神業・・・




日本にもガウディがいたのか? と思うような教会の塔
その横にある記念館に
舟越保武氏の作品が置かれている

日常とは違う世界に迷い込んできた。

10月下旬~12月上旬
縁の盛岡県立美術館にて20年ぶりに
彼の彫刻展が開催されると言う
そのポスターにここで出会ってしまった。

これは、行かにゃなるまい