樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

お盆の北海道 その3

2014-09-01 23:25:56 | 日記

白金(しろがね)温泉 青の池


木々の向こうに大雪山系が雄大に見えるはずだったのだけど
この天気。空の色を映すという池はちょっと沈んだ蒼
近くにアルミを含んだ鉱物があるために、この色となっているらしい。

朝から大学のサークル合宿で訪れたらしい若者達が観光バスからおりてきて
きゃっきゃきゃっきゃと賑やかな観光地

ここは雪が降る頃に来るほうがいいのかもしれない。

ここを初めに3日目は観光に徹する北海道の旅。
午前中は美瑛をまわる。


電線もない広くうねる牧草地と空が重なる風景


美瑛の人たちにとっては生活の場


農耕車も通り普段どおり牧草をまとめたり草刈をしている中
私達観光客はそれを眺める
住民は時々観光客を迷惑に感じるとも聞く

「哲学の木」「ケンメリの木」「セブンスターの木」など
名がついた木があるらしい。すべてCMに使われて有名になった場所
なんだか行く気がなく美瑛を後にした。

そうそう、ここに来る途中
ラワンフキのジャムをのせたフキソフトクリームなるものも食べてみた。
地物です!

その後、有名な旭川動物園のゴマフアザラシの泳ぎに結構な時間みとれ
愛嬌あるシロクマの豪快な泳ぎとあの手足の肉球に見入り
水の中を飛ぶように泳ぐペンギンに癒され
学校が明日から始まるという月曜日(北海道の夏休みは短い)だからか
小中学生の年齢の子供達が少ない動物園で
まったりと過ごした。

旭川動物園はやはり、きっと、冬に来るほうがいい。

旭川は作家三浦綾子の里
「氷点」50年記念フェスタ が三浦綾子記念文学館で開催されていた。
記念館の後ろには小説に書かれている「外国樹種見本林」が実存する。
その林にはチップが敷かれ、ストローブ松、ドイツトーヒ、ヨーロッパ赤松
など背の高い木々がうっそうと しかし風通しよく植えられている。
毎日こんな道を散歩できたら気持ちいいだろうなあ。
物事を考えるにとても静かでしっとりとした、慰められる場所。

そんな林を歩いていると
都会の車の音、電車の音、人々の声、歩く音などなど
遠いかなたへ忘れおいてしまう。

そろそろ現実に戻らなければならない時間
千歳から空を飛んでいる間に次元を元にもどさなければ、
と北海道の旅にすっきりとピリオドを打つ。





お盆の北海道 その2

2014-09-01 23:23:26 | 日記
斜里岳の麓から移動して
阿寒湖畔の オントネー温泉民宿へ
混浴もできる露天風呂もある白濁した硫黄泉の温泉

2日目は朝食をおにぎりにしていただいて
おにぎり背中に「雌阿寒岳」のリベンジ登山

7年前山を始めて、ほんとに最初に山らい山を登った最初の山かもしれない。
でも、その時は活動期で、頂上は危険区域。その上、帰りのフライトの時間も
あり、時間切れで8合目か9合目で引き返した。そう、そしてファインディング
ルートを間違えて道迷い・・・けれど、中腹から振り返ってみたオンネトー湖の
蒼色湖面が見えた時の感激は忘れられない。


本日天候はまあまあ
朝もやに空気の粒が見えるよう



5合目
こんな風景は以前、目にしなかったような気がするが、
最初の山で必死だったから覚えていないのかしらん?

途中岩場でお日様に温められた岩に背中をあてて、15分ほど目をつぶる
ここちよい暖められた風が鼻をかすめ 7年前の映像を掘り起こす
3兄弟の元気な声で現実に引き戻される。
5歳が一番下の弟、真ん中そして兄貴は5年生くらいかな
下の子が「あとどれくらい?」と私に聞いてくる。

活火山なのだけど、意外と花の種類が多い

大文字草



3時間ほどで頂上の火口へ到着


以前は8合目あたりで「ゴーゴー、シュ~シュ~」と噴煙を上げる音がしたが
今回は噴煙を上げてはいるが音はせず
火口の下の方から イワツバメらしき鳥達が集団で矢のように飛んであがってくる


第二火口はブルーの水


山の天気は30分毎に変わる。
あんなにいいお天気だったのに、頂上は霧。寒い

反対側のオンネトー湖方面へ下る。
と、どこかで目にしたことのあるような風景


阿寒冨士
岩肌も富士山そっくりで形も山~という形
さすが「○○冨士」と名がつくものだ。


この風景は記憶にある!
よくよく思い出してみると、

               
                 こちら側から登ってきたように思う


寒さ対策されている?と思うほどに細かい毛が生えている リンドウ


今回はしっかりリベンジを果たし
雄大な活火山を踏んできた。

北海道は本州にない山の味わい。