樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

森の中

2017-10-30 21:27:06 | 日記


今度の週末
森の中 
が、金沢本多の森の博物館前の広場、公園で
開催される。

金沢でそれぞれお店を出している若いご亭主たちが
趣向をこらして時々こうしたテントでのイベントを
開催している。

乙女かなざわ の会





このパンフレット
なかなかよい色、よい味をだしているなあ~

台風一過

2017-10-25 23:08:15 | 日記


以前はまれだった、こんな時期に
台風がやってきた。
首都圏は月曜の出勤時間に暴風雨となり
その前は九州、関西にも豪雨をふらせ
普段はやってこない石川にもお寄りになった・・・

その週末は大学祭であったが、
日曜日午前で繰り上げて終わった。

近くの川も氾濫寸前、金沢市にも土砂崩れ警報が鳴った

翌日、近くの川沿いにあった大きな柳の木が
根こそぎ倒れていた。
水曜日には撤去されたけれども



しなるはずの柳もあの暴風にてしなり過ぎ
支えきれなかったのであろう
柳がなくなってしまった。
その回りは明るく感じられるようになり
風景が変わった。

柳のない風景にもいつか慣れるのだろう。

Anyway,
千振尾根のブナ達は老木を庇えただろうか。



舟あそび

2017-10-25 22:28:32 | 日記


ずいぶん以前にこのブログに書いた覚えがある。
珠洲に移ったギャラリー 
名前も「工人」(こうじん)から「舟あそび」と変わった。

何年ぶりだろうか、ここへ来たのは。
ここを訪れるといつも思う。
しつらえがとても温かく、丁寧で作品を生かしている。

今回拝見したなかで、奥の床の間に飾られ
金色の薄い後輪を配した藍色の中に銅色の満月
その下に置かれた博多人形「月宮」



敵に囲まれて四面楚歌の諸葛孔明が
たおやかに二胡を弾き終えた。
その、肩の荷を下ろし
万策尽きすべてを達観した 柔和なお顔

神々しいまでの人形に涙する




そしてその夜、
縁あってわが部屋へやってきた珠洲焼きの一輪挿し
游戯窯 篠原敬 氏作品

奥能登 珠洲(すず)

2017-10-22 21:45:27 | 日記


週末、台風が来る前に
最終日前日の奥能登国際芸術祭へ行ってみた。


奥能登、珠洲市
朝市で有名な輪島よりまだ奥地
石川県の最北端、狼煙(のろし)も珠洲市であり
金沢市より車で2時間半ちょっとの地

途中、冬になると海の華がとびかうことで有名な曽々木海岸
から海沿いの奥能登風情を感じながら
冬を近くに感じるたれこめた曇天のなか
侘しい漁村の道に車を走らせる


垂井の滝 の海岸はまるで翡翠のような色の岩だらけ


村、街全体を芸術作品の対象としてるがごとく
ポツポツっと現代美術作品がほどこされ、おかれている。
これをしかけているのは、
新潟の妻有芸術祭や瀬戸内海の芸術祭をプロデュースしている方のようだ。


さざえHouse






古いたぶん舟小屋にサザエを張り付けて創ってある。
小屋の中もサザエの中のようになっていた。
近くのおばあちゃん達も、スタンプラリーの楽しみか
芸術祭パスポートを持って回っていらっしゃる


漂流物をくっつけて造った鳥居
ちょっとメッセージ性が強かった



さいはてカフェ という映画のロケ地と
その際に使われたカフェ小屋




2畳の茶室



たぶん、流木を使って創られている作品



夜暗くなって浮き出る作品
廃線になったのと鉄道の駅舎上に作られたもの


40近い作品がちりばめられている。
1日ではとても観きれるものではない。

現代アートは???なものが多い
何も感じれないものもあったりするけど
人々が集まり論じるだけでもいいのかもしれない。

現代アートから
美 という概念を論じる、感じる必要はないし
堅苦しいことは言わず、我々一般人は
へ~! こんなんがでも作品なんだ~!って
驚きをもって楽しめばいいのだろう

こうして、若い人が集い
ここの暮らしもいいもんだ!
と思うきっかけになったり
町の人たちから伝わるものもあり
間違いなく町は続き
あるいは変化していき続けるていくに違いない

3連休の白山 秋

2017-10-12 22:09:10 | 日記


金沢の古い山友よりお誘いいただいたので
開山1300年の白山に登る三連休後半
お天気は上々・・・のはずであったが


途中は時折 曇りだったり霧がかかったり


色づきはちょっと期待はずれ


今回は室堂泊まり予定でのんびりと上がる



室堂には3時頃到着
着いた時点では頂上に霧?雲?がかかり
この通り



ところが30分ほどでさ~っと風が吹いたのやら



これは頂上へいかねばなるまい!と
やおら腰をあげ
すでに戸締まりをしていて拝殿に入れなかったが
白山神社社務所に頭をたれてから
頂上目指して40分

一歩足を前に出せば少し近づく
そんな事を繰り返しているうちに
青石を過ぎ高天ヶ原を過ぎ天上界に近くなる


緑の屋根の奥社が見えてくる


ここまでくれば
あとは期待感で膨らみ
いままでの疲れはどこへやら






どこまでも空を歩いて渡っていけそうな
素晴らしい雲海が迎えてくれる



立山・剣・北アルプスの槍・穂高などもくっきりと雲の上に顔を出し、見渡せる。
夕方の夕食時間が近づいていたせいか、人がめっきりすくなくて
最高の天気と見飽きない景色
胸一杯に吸ってもまだまだ入る秋の空気
贅沢な1/1300を刻む

下りは夕日と紅く色づくナナカマドの実の群生を見ながら 室堂まで下る。






ミント味のする シラタマノ木 を口にする


翌朝、零度に限りなく近い早朝
夜中に起きてみた曇と霧でご来光を諦めていたのだが
これまたさっと雲がどき、快晴になっているではないか!

これは上らなければとやおら起き
重い足、眠い目を見開きながら頂上を再度めざす

でも、途中で訪れたご来光




お日様は乗鞍岳の横から現れた


右は御岳山


思わず手を合わせ
あっと想う

何度も白山にきているのに
白山でご来光に出会ったのは今日が初めてではないか!



朝御飯の準備が始まった室堂の
太陽の動きと同調する
ゆるりとした時間の流れが見えるようだ

下山は 急傾斜の観光新道 を降りる


ガレ場の中のこんな紅に目をひかれつつ


夏の名残を探しながら


そして 冬の訪れを艷やかに待ち受ける草 を横目に



おまけ・・・

天然白峰産なめこの なめこそば うまし!