樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

箱根の山

2013-05-26 22:02:07 | 日記
昨日友人と山の話をしたからか
歩きたくて歩きたくて足がムズムズしてきたので
箱根の山、「金時山」にでかける。



金太郎伝説?のある
公時(きんとき)神社に詣でてからトレッキング
御祭神の坂田公時は平安時代の武将 源頼光(みなもとらいこう)に仕えるまで
幼名を金太郎といい、大変力持ちであったという。
それで「ま~さかりか~ついだ きんたろう~」という童謡になっているわけ。

ここには小さいけれど土俵とこんな鉞(まさかり)がある。


駐車場の車が多い割りに人にあまり逢わない。
ちょっと出遅れたのが幸したのか?



意外と小さな子供連れの若いご夫婦何組かとすれ違う。
ここは登り1時間半弱、下り1時間のお手頃の山だからかもしれない。

今日は息をきらさないよう
ゆっくりペースで歩くことを心がける。
あっという間に終わってしまうのももったいないし。


頂上には茶屋が二つ。これはその一つ




頂上には人がわんさか
芦ノ湖方面はしっかり開けてよく見えたが
皆さんお目当ての富士山は雲で見えず。

そして古い石のお社、オダマキが一輪花をつけている。



道案内の金太郎さん


なかなか力強い事!

復路は矢倉沢峠経由 仙石原別荘地へ抜ける。
往路と違いあまり起伏のない楽な道
こちらは確かに「ハイキング」コース

終点には大きな看板

約2時間ちょっとの気持ちよいトレッキング
だけど箱根往復とも渋滞で合わせて6時間の道のり

あれ~金沢に着いてしまう時間だわ!




夏の先取り

2013-05-26 21:49:25 | 日記
今年はどうも梅雨がはやそうで
来週から梅雨模様?のニュースが流れている。

その前に・・・
波の音を聞きながらのんびり過ごしたくて
横浜の友人が誘ってくれた「由比ガ浜でゴロン」計画

まずは鶴岡八幡宮にお参り
お日柄がよいのか結婚式やお宮参りで沢山の人々

雅楽も生演奏!
境内に笙の笛や篠笛・太鼓が厳かに響く

いつかの台風で倒れてしまった大イチョウ

その横から若芽が芽をだしている
生命力が強いものだなあ、と感心してしまう。


境内の脇に池があり弁財天様が祭られていた。
そこにはマジックショーでしかお目にかからない
真っ白な鳩が。なんだかいいことある予感?

海に続く参道を歩くと由比ガ浜の海岸にぶっつく


シートを広げて本をだし
ぼーっと ゴロン
朝は寒いほどの冷たい風だったが
着いた頃にはお日様も出て、海を渡る潮風がここちよい。

途中で仕入れたワインを・・・
と思いきや、蓋のラベルをとったら あら!コルク~

さて、どうやって飲んだでしょうか?

と、ひがな半日寝転んでいたら
しっかりこんがりまっかっか・・・

ご近所界隈のお散歩その2

2013-05-21 23:15:05 | 日記
我が家の周りにはちょっぴり有名な商店街が二つある。
その一つは武蔵小山商店街
アーケードになっている。

そこから中原街道を挟んで反対側に
テレビでも有名になりつつある
戸越銀座商店街



ここはここを越えると江戸に入るという昔の村
本命「銀座」以外に全国○○銀座と名が付く所はたくさんあれど
最初に「銀座」と名乗らせてもらった栄えある第一号銀座
今では 「とごしブランド」まで立ち上げて頑張っている商店街

第2京浜という大きな国道をはさんで南北に広がっている。

国道を越えるとちょっと看板が違う


2/3あたりに東急池上線 「戸越銀座」駅





端から端までぷらぷら歩いて片道30分ほど
途中にお稲荷様


ちょっと横道を見ると
長屋のような風情の裏?通り、決して車は通れませぬ



1本100円の焼き鳥などの串焼きや
生ビールやワインもあって賑やか

個人商店のうなぎやさんも


途中お休み処もあって

よっこらしょ。

お店開いて60年、すっごいおじいさんが一人でやっている中華やさん


ここの暖簾の文句がいい!

「お勧めの料理なし
 自分の
 食べたいものを
 たべりゃいい」







蜻蛉のこと

2013-05-19 16:02:12 | 日記
目黒の大円寺の手などを清めるところに何故 蜻蛉の柄杓置き?
と、あれを見てからずっと考えていた。



左横にはチョウチョだったかな?もあったのだけど。
装飾だけでなく何か意味があるのだろうか。

どちらも飛ぶ、水周りで飛ぶものであるのだけれども。

つい最近読み直していた本に
「変態の美学」という項目があった。
羽化による変態を通じて成虫になる、ということへの美学

どちらも羽化するもの。

トンボは「勝ち虫」と言われていたことがあるようで
縁起のよい生き物として武士や茶人に愛されていた
親しみのある昆虫なんだそうだ。
また、蚊や蝿を食べてくれる益虫で害虫から米を守るとも。
その上秋、稲穂に実が実るそんな頃に沢山飛び交うため
豊穣のイメージもあったらしい。

日本人には身近なトンボ、東京でお目にかかれるのかな?

ご近所界隈のお散歩

2013-05-19 00:07:38 | 日記
やぼ用で五反田方面へ歩いて出かけた。
用事終了後、なんだか歩き足りずに
目黒川沿いの桜並木の下を目黒方面に歩く。
散歩途中のおじさん、おばさん、犬たちとすれ違いながら
目黒雅叙園下まで行き、その横にある結構急な古道「行人坂」を上がる。

途中にあったのが「大円寺」
山の手七福神の大黒様で有名らしい


ご利益あるといいなあ~
(こちらは布袋様?)


有難くもすべて7人がそろっていらっしゃる。


やっぱりめでたい 恵比寿様と大黒様



           

         それだけではなく、ここは五百羅漢の石像で壮観な眺め
                         
ここのお寺は江戸の大火、市中をほとんどを焼き払った大火の火元として知られ
その火事による焼死者を供養する為に祀られたものらしい。

もう一つ、歌舞伎の題材にもなっている「八百屋お七」
大火によって避難していたお七が避難先で出逢った吉三(きちざ)にまた逢いたし
と家に放火しのち火あぶりの刑に処せられた。その吉三が後々出家して先ほどの
行人坂を石畳にし、ここの地に身を寄せたという。この大円寺は火事の火元であった
ために76年間も再建を許されなかったが、後々再建され出家した吉三(西運)の
位牌などを引き取ったらしい。


トンボが柄杓置き、センサーで水が出る龍の口

大きな年輪を見せるイチョウの木は切られていたが、その周りには
その子孫達が新鮮な葉を茂らせている。


ここから目黒に一気にあがり、一休み
それから権之助坂(ごんのすけざか)を下りかむろ坂を上がり
目黒不動尊に寄る。ここは毎月28日が縁日で「目黒のお不動様」
として親しまれている。そう、子供の頃ここで心うきうきと縁日の
露店を「眺めた」記憶がある。露地物は食べてはだめよ!ときつく
言われていたので眺めるだけの縁日。ちょっと寂しい記憶も蘇る。
池ではのんびり亀が顔をだし、のんびりした境内。
幼き頃はもっと大きな境内だと思っていたのに・・・
今見ると思ったほど広くない。
自分が大きくなったからなんだろうか?

ここのすぐ脇に元農林水産省の林業試験場であった「林試(りんし)の森」が残っている。
どこへでも入っていってよく、原っぱもあり大きく成長した木々も
自然のまま育っていてのびのび感じる。



手足を好きなように伸ばした樹木は枝を広げ私たちに木陰を与え
新鮮な酸素を与えてくれる。ここに漂う空気は優しい。
鳥達も集い「共存」という言葉が浮かんでくる。

林試の森を抜けると最寄の駅、目黒線の「武蔵小山」が近い。

12,000歩を歩いた午後