樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

三三

2011-11-28 23:30:53 | 日記
縁あって
柳家三三(さんざ)の独演会へ行った。

いや~ 涙を流して腹筋使って笑ってました!
なんだかすわっていても走ったあとの爽快感と一緒?!でしたのお~

落語を聴くのは何十年ぶりだ・・・
祖父が大好きで、よくテレビの落語を見ていたし
ラジオから流れてくる落語も聴いていた
そこから何十年と経っている

「落ち」があるから落語
いつも思うにその「落ち」を言葉を飲み込んで引くように「落とす」
それが落語の作法なんだろう

笑をきちんと仕舞って収めてくれる、そんな気がする。

独演会
まくら話や小話を挟んで2つ、2時間 あっという間に引き込まれてしまった。
まくらは富山にまつわるかまぼこなどのこと、
小話は例えば「隣のうちに囲いができたってさ」「へえ~」
とかちょっと近代的に?「隣のうちに囲いができたってさ」「か(っ)こい~」
とこの手をずらずらと。

本題は
あわび夫婦の噺とお代官の噺

三三の顔の表情や間のとり方に
勢い引かれ、涙を流して流し笑ってしまった
つぼに入りましたねえ~

噺家の噺や表情をみて、見ているほうが頭の中に場を描き膨らませ
それぞれの想像の中で笑うのが落語
噺家の噺がうまいへたではないんだ!(責任はないんだ?)と言っていたが
これも「落ち」なんだろうな

そういえば林やきく蔵とは小学校の同窓生らしい
三三、ちょっとご贔屓にしてみようかな。


Women in Jazz 野々市

2011-11-27 23:52:37 | 日記
第17回 BIG APPLE in Nonoichi 2011

今年の11月11日に石川郡野々市町が「野々市市」として誕生した。
毎年この時期野々市で開催されている BIG APPLE コンサート
ジャズメンを本場ニューヨークからよんで愉しくスイングする。

今年は女性のピアニストRenee Rosnesと
クラリネットおよびテナーサックス奏者Anat Cohen 
を迎えて市誕生記念にふさわしい華のあるコンサートだった。

ベースはピーちゃんこと実力派のPeter Washington
ドラムは正確なリズムを刻む第一人者Lewis Nash

Anatはものすごい肺活量でいながら繊細な一本気な音を出す。
まるで自分の体の一部のような、声を出して歌っているような
そんな風に自在に繰り出されるクラリネットの音
Reneeのピアノはそれこそ音がキラキラと輝き
星くずが散りばめられているような音だった。

この4人に加え、ギターの井上智、アルトサックスの石崎忍
野々市が誇るビッグバンド Moonlight JAZZ Orchestraの面々

今回も大いに SWING 満点

このコンサートにはるばる芦屋から駆けつけてくださったご夫妻。
その方々を乗せて今晩さっと金沢夜景ドライブスルーを試みた。

21世紀美術館はオープンスペース10時(土日?)まで
タレルの部屋から漆黒の空を眺める。

ちょうど兼六園では紅葉のライトアップで無料開放中
私、こちらに住んで26年目にして初めて秋のライトアップ兼六園を拝観
いつもと違う顔の、ちょっと粋な兼六園だった。
ご夫妻、満足していただけただろうか・・・



金沢、冬の名物 「雪釣り」


紅葉と灯篭



鈴木大拙

2011-11-27 10:39:46 | 日記

金沢に生まれた仏教哲学者 鈴木大拙


週の半ばからアラレや霙が降る寒い冬が到来していたが、
土曜日26日一転して晴天
自転車ででかけた。

今年10月にオープンした鈴木大拙館
奥まったわかりにくい場所にひっそりと佇む。
NYにも暮らし、95歳で亡くなるまで英訳に手をつけていたという哲学者 
石川県では西田幾多郎という禅の哲学を説いた哲学者も輩出しているが
鈴木大拙もまた仏教の哲学を海外に広め、コロンビア大学でも教鞭をとり
学習院や大谷大学で教えていた一徹な哲学者である。


建物の中に入ることなくも「考える」空間を提供し
硬いことは語らずとも
自由に思考の時間を与えてくれる場所だった。


  概観

              
                  エントランスから中を見る


   
    「浮島」の中をのぞく

                 
                  




 
 建物を回りこんだところ





「浮島」全景




波紋が広がる


映しこむ空







晩秋の散歩

2011-11-23 14:50:41 | 日記
ここ2~3日、周りの山々もうっすらと白くなり
タイヤもそろそろ冬タイヤに交換しなくっちゃ・・・
と思う寒さだった。

が、
今日11/23(祝日)は生暖かな変な風が吹いている。
晩秋の風?に誘われて久しぶりに犀川の散歩を楽しむ



東京では定番の色づく イチョウ



おう!邪魔だ~ どけどけ
君も枯れてしまったか
保護色になってちょっと疲れている カマキリ
誰かにフンずけられないといいけど・・・


    
     メタセコイヤ の道
 
                     
                     秋定番の まゆみ


これでもか!


これでもか~!と

今年の秋は これにて
終 了




自然の利

2011-11-23 14:08:54 | 日記
今日読んだ某会報誌に書かれていた
新幹線500系、最新のモデルデザインについて

最大の命題はまず
静かに走る ということ。
一番の騒音原因はパンタグラフ
そこで改良がなされ
フクロウの静穏飛翔の原理
が採用され、翼型パンタグラフが開発された。
そして最も明らかなる最先端の顔は
カワセミの嘴から頭部にかけての形状が原型。
先頭車のデザインはカワセミに極めて近似させたそうだ。
流線型の角度が風を
上手く流すのだろう。こうしたことで
あのトンネルを抜け出した時に出る
トンネルドンを克服したそうだ。

神の為せる技かイタズラか
それぞれの形状には
深いわけが隠されていて
人間はそれを最先端の技術として
取り込む。
鳥達の形状は生きるために
それぞれの環境下であたわった利。

自然界にもっと寄り添って
自然の形を取り込んでいくと
科学技術はどんどん進化してしまうのだろうか?