樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

何度でも登りたい山

2014-09-20 16:08:52 | 日記
それは しらやま さん

今年は二十歳になった娘と金沢の山友と

市ノ瀬(車中泊)~別当出合(シャトルバス)~観光新道~室堂泊~釈迦新道~市ノ瀬
いつもとは全く違うコースに挑戦

 
観光新道はきつい傾斜のため、この連休めっぽう人が多いはずなのに
前後に人はおらず、すれ違う人々も二桁いかず。静かな静かな登山道


花をめでながら4時間かけてゆっくりゆっくり景色を愉しむ

黒ぼこ岩でほとんどの人が利用する砂防新道と合流し、混み始める

弥陀ヶ原

ここまでくれば室堂までは最後の登り40分


娘と二人、夕方前にささっと頂上を極めることに

               
                頂上までの道の途中、振り返れば弥陀ヶ原の木道がくっきりと2本見える


頂上の 白山神社 奥の院
今年も しらやま さんに登れた事を感謝して
そして しらやまひめ神社でお宮参りをした娘も20歳になり
一緒にこうして山を登れる喜びを伝え


室堂まで下りるのがもったいなくて
娘と二人、ケルンをつくったり広々とした空の下に遊ぶ
           

室堂まで下りるころには夕闇迫り

美しき御嶽山(おんたけさん)のお姿


夜は自炊で
ソーセージ入りバジルパスタ
1分半でゆであがる山にぴったりのパスタをみつけ、
パスタとソーセージを茹でバジルのオイルソースを混ぜあわす。
軽い上にお味はバッチリ!
山友持参のお酒をちょっぴりなめただけで
前夜2時間ほどしか寝ていなかったので8時消灯時には高いびき

翌朝6時半出発
すっきりはれた秋晴れの
薄い空気もしっとりとしたいい朝~!


朝日を浴びる目覚める前の静かな室堂 と 別山


今日は白山連邦(白山という独立峰はない)のもう一つのピーク
大汝山(おおなんじ)を目指す。
こちらのほうがちょっぴり高い。

途中、中宮道との分岐点

雪渓が残る


これからまだまだ14キロを歩かねばならない?!



振り返れば 御前峰の後姿
火山であっただけに猛々しいお姿
視点を変えるといつもと違ったしらやまさんが見える


                         
                           お! あれは UFO? (ほしがらす)

最後の岩場を越えると
目の前に広がるアルプスの面々



左端には剣先輩をはじめとする立山連峰


正面は槍ヶ岳やらの穂高連邦
目を右に転じれば御嶽山のお姿


ちょうど山のお師匠は百名山99座目として
正面の奥穂高に登っている筈、雲のない快晴
一応手を振る




何度も登っている 白山 だけど
大汝峰には初めて到達した二人



        
          お池めぐりのできる 翠が池

                 
                   お手鉢の水 岩にうがかれた穴に溜まっている水だけど
                   枯れる事はないという

                           
                            朝はやかったのでちょっと休憩 朝食タイム


またまた娘の 朝寝タイム 
確かにお日様に温められた岩はぬくぬくっと暖かい


ここまでくれば後は下るだけ
ひたすら下り ここまでやってきた。

       
          いつもと違った方向から白山全体をながめると 全く違ったお姿
           歩いてきた道も見える
    
                  
                    奥深き 懐深き しらやま さん

          



いにしえより開かれたる福井県永平寺より続く白山禅定道
それと途中でぶっつく釈迦新道



頂上への道はいくつもあり
違った視点でながめると また違った表情を見せる しらやまさん

今年も登れて幸せでした。














石川県 白山の動植物

2014-09-20 12:28:03 | 日記
9月3連休の2日間、晴天の白山中に身を置く
秋に突入し始めた草花も、目に優しく登山途中の憩い

まずは、どろの木 の綿毛がまっている穏やかな市ノ瀬から


目にも心にも優しい花々達!

     
         オヤマ?リンドウ

                 
                  ヒメかハクサンか シャジン

                           
                             ゴゼンタチバナ の実

     
 

      
          マツムシソウ


                  
                   ハクサンフウロ

                            
                             トリカブト でござる

     
       あいらしい シラタマノキ

                   
                    葉っぱの紅葉が始まっている ハクサンタイゲキ

                                    
                                      これはなんだろう??

     
       風に吹かれてユ~ラユラ イブキトラノオ


                    
                       ウメバチソウ

                                   
                                      ツリフネソウ

         
           たぶん イワショウブ

このほかにも
白い ボウフウ、アマニュウ、サラシナショウマ
ピンクのシモツケソウ、カライトソウ、アザミ
下唇をつきだしたような ミヤマコゴメグサ
ちょっとかわった名前の カニコウモリ、カメバヒキオコシ
ナナカマド、オオカメノキの赤い実
おいしく口にしたコケモモとヘビイチゴの実



全部一時停止して写真を撮っていたら先へ進まないほど

そして、室堂周りの朝はすでに零下のようで霜がしっかりおりる朝
 

                 


今回は動物を目にすることも多かった。
恥ずかしがり屋なのかいつもちらっと姿を垣間見るだけだけど

それでも
一瞬驚いて目があうおこじょ?耳がきつね?しっぽがりす? の動物達と
へび、ほしがらす、いわひばり とはっきり確認できる動物達

そしてご本尊にはお目にかからずすんだ熊さん
彼らのうんちを二桁は目にした。手のひらサイズのうんち、でも臭くない。
熊さんも登山道の平らな所をトイレとしているわけで
ある意味、お互い共存している、ということでしょうか。
こちらが、熊さんの領域に足を踏み入れさせていただいているので申し訳ない。

でも、まぼろしかどうか・・・
振り返ったハイマツの上のほうで
黒いまるい塊がハイマツに飛び込んだところを目にしたのだけど・・・
あれはなんだったんだろうか


懐深き しらやま さん