樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

福島県 安達太良山

2014-07-27 16:49:53 | 日記



百名山45頂目 富士山 をのぼって1週間
辛い割りに消化不良気味だったので
ちょっと娘と遠出して 福島県の安達太良山へいく。

登り口は 奥岳温泉

遊歩道から歩いてみた。


チップの引かれた階段を川の流れる音を聴きながら歩いていくと
清流とぶつかる

              

                          

川面を渡る風は冷やっこく
下界36度を忘れさせてくれる。

が、ロープーウエイの山頂駅までの道の半分は
太陽の熱を遮るものがないあだたら高原スキー場の道
ただただ暑く、1週間のデドックス・・・

五葉松平近辺まであがると気分転換できる花々がお目見えする

      

                     

                                  







ロープーウエイ頂上駅より1時間半ほどで本当の頂上へ


緑の左端にポコッと見えるボタンみたいのが頂上

ここから本当の「空」がある・・


最後の岩頂上を極める前にジリ貧になった二人
手前で頂上を眺めながら
1時間ほどラーメンつくって、お茶してのんびり晴天の山を味わう
そうこうしていると頂上の人ごみも一段落




ただただアキアカネ(とんぼ)がやたらめっぽう飛び交う頂上となる


帰路は反対側の道をたどる



麓、岳温泉に恩恵を与えている火山の火口
山の表情が一変する
不思議の国日本・・・


最後はまた遊歩道のせせらぎで心を癒し、心身を落ち着かせ
泥靴を洗い、最後は名門 岳温泉 で汗を流す

地元民の行く熱い源泉湯
一人350円


随分と昔、福島三春出身の父に連れられて
このあたりの看板前で撮ったどや顔の5歳の頃の写真を思い出す










冨士山は 霊峰?

2014-07-22 21:04:34 | 日記

三日月がシューティングスターのように撮れてしまった
朝焼け


さて、登りきれるかどうか
修行の時間が静かに始まる


2日目 朝4時出発

4:45くらいにお日様が雲海から顔を出す。
7合目が手に届くくらいの位置からお迎えさせていただく。
今日1日、佳き日でありますように!

神社の方々も山頂からはお日様を拝まないと聞く。
上から目線でお日様を見てはならないらしく、
この7~8合目から迎えると聞いたことがある。

         

                         
                           力強さはないけれど、見守ってもらえそうな穏やかさ


本七合目で私は荷物をデポ、小さなリュックに貴重品と3時間分の飲み水だけ持って
身を軽くした。3200mの空気はやはり薄い。
一歩が重い。



上を見上げると9合目の小屋まではっきり見える。

が、その前後は人人人、人の列が道を模っている。
吉田口ルートと8合目で合流しているから多くなるのだろうけれど

げんなり。
ただ人の動きは下へ向かっている。下山の人たちだろう、と
空気も意識も薄い中、都合のいいように考える。

歩き出した時は「禿山の一夜」を頭の中に流していたが、
この頃からは、ほんとに辛くて曲を換えた。
リベラの Far away

ここは霊峰、「六根清浄六根清浄」と唱えながら乗り越える道であろう。
決して岩場があるわけでもなく、歩きにくい細かい黒い火山性砂ではあるが
以外と整備された道をひたすら歩を出せば必ずや頂をふめるはず。

         

                   

土が赤土に変わり
八合目、頂上が手に取るように見えてきた!





下山の団体客の長い列、登り優先も分からず?道を譲ってくれず渋滞をおこす。
そんな横を「すみません、通してください」と言って登ったのは初めて。
ここ8合目からは浅間神社内、観光地と思わねばなるまいか。

九合目の鳥居の柱には
沢山1円玉が差し込まれている。
なんのおまじないだろうか。5円でなくて1円・・・



空気が薄い薄い
九合目で頂上は目の前、
しかし目の前には韓国人の一団らしき人たちが固まって道を譲らない
へばっているのは分かるけど、ちょっと脇にそれてくれてもいいものを。
空気が薄い
大きく息をはいて鼻から入る分を吸う呼吸
その呼吸ににんにく臭さが混じる。
ちょっと高山病?にかかり始めている私には辛い臭い
「清浄」はどこへいったのやら・・・


7時50分、全員無事に奥宮前に到着
全員で記念?証拠写真に納まる


奥宮にお参りし、
剣が峰・お鉢めぐりもすべきところであったが、
あまりに多い観光客
頂上には飲み物の自動販売機もあり
レゲエの曲もかかっている。
海の家から出稼ぎに来ているようなランニングシャツの
上から下まで真っ黒な若者が土産物をすすめてくる。

風はあまりないとは思うが
それでもウインドブレーカーを着ていても私には寒い。

           
              右手から湧き出していた濃い灰色の雲と雷鳴に促され
                    お参り後朝食もとらずに早々と頂上から退散いたし候

くだりは「大砂走り」

こんな斜面をほぼ垂直に50分ほど滑り降りる。
一歩だすとズズーっと滑る。


リズミカルに一歩を出すと案外面白いが、流石に50分それをやっていると
膝も痛いし飽きてくる。ただ、今日は後半霧に包まれたので
下から上がるであろう砂煙もなく、崩れる砂も少なくて、ぎらぎら太陽にも向かわずに
最高のコンディションであったのではなかろうか。



地面から湧き上がる靄の中を気持ちよく下る。

そして、須走登山口 11:15発のシャトルバスにどど~と乗り込んだ
それぞれがそれぞれの目的を果たして。

だがしかし、「世界文化遺産」として山梨県と静岡県はこの 霊峰 冨士山 を
どう後世に残し継承していこうとしているのか。
利益を生み出す商業施設としか考えていないのなら、
守るべき「自然」がない分、潔くそれに向かってしまうがいい

だけれども、いつかいつかしっぺ返しをくらってしまうのではないか・・・


裾野が長く、懐深き 美しい輝く独立峰 富士山は
やはり、遠くにありて眺めるもの


「六根清浄」と唱えながら
信心の気持ちをもって登る人だけが
「修行」として山を労わりつつ登る山として残していってほしい。

(白装束にはならないけれど、私なりに気持ち、今回は山では初めて「白」のウエアー着用)




ここはチベット?


            





           

霊峰 冨士

2014-07-22 18:52:53 | 日記

六合目から頂上を見上げると
なんの変哲もない山 霊峰 富士山


富士山は眺める山
でも、登ってみました。いくつかの理由が重なって・・・

1日目、シャトルバスに乗り5合目登山口まで走っている1時間に
豪雨。下りるころには小雨になって、さすが私、晴女?

100名山にあと3つの親方(山の師匠)と
1度は富士山に登っておかねば、という屈強の石川県人3人に囲まれての
心強い山歩き。

今回は5つあるコースのうち、真東から登る「須走口」より

お茶屋さんがならぶ登山口(標高2000m)


空気はひんやり、気持ちがよい

ここから1時間半、雨の緑多き山中を歩く

1時間で7合目、森林限界を越える




眼下に広がる緑はゴルフ場?緑に育った田んぼ?自衛隊の野外活動訓練場?


2800mになると高山病の呪縛がかかるため、本日2700mの本7合目にある小屋に1泊して
高度順応を試みる。





海の日の連休2日目、雷雨・豪雨などアウトドアを控えるように天気予報が叫んでいたためか
人が思っていたより少なく、よい意味で肩透かしを食らった感じ。
宿泊客も20人弱、小屋の寝床も広々と使わしていただけてとてもラッキー。

この小屋の横に、富士山に3つある神社の一つ
玉輿里比賣命の胎内神社があるということで、探検に出かける。

                

安産の神様という話だが、この近くにお産に効く?薬草が生えていたからだとか。
ただし、この玉輿里比賣命、どうも白山ヒメ神社のククリヒメとご親戚
やはり、日本三大霊山の二つは古より繋がっている
神様は日本ところ狭しと飛び回っていらしたんだなあ・・・

胎内の洞窟は入り口が狭く頭をぶつけながらはいっていくと
結構広い空間にお社がおかれていた。
みんな真っ暗のなか、童心に返って写真を撮る姿、
ここには載せませんが
素の笑顔のいい写真が撮れてました。



翌朝4時出発予定
夜中頭が痛くて、ここでリタイヤーか、と心配したが
ちょっと空気を吸いに外へ出たら少し人心地ついた。
小屋前ではご来光を頂上で拝もうとする人たちが続々とやってきて
休憩をとっている。だからこんなに賑やかで、小屋も電気を絶やさないんだ。
山肌を見上げると光の線がジグザグに続いている。
ヘッドランプの灯の道

やっぱりここは観光地
世界文化遺産として守り引き継ぐべき文化とはなんぞや?
富士山講としての登拝文化ではないのだろうか。

宇宙には星空が広がり
明日の天候はなんとか雨に降られずすみそうだ、と安心して寝床にもどる1日目。







ザック

2014-07-13 10:31:49 | 日記
ザック監督のサッカーの話ではありません。
「海の日」を前に「山」の話です。

「海の日」にあの富士山に登る事になりました。
娘曰く、「禿山」だから覚悟しておくように、と。
だから、歩く時に頭の中に流す音楽はムソルグスキーの「禿山の一夜」
に決めました。

それはさておき、
長時間荷物を背負って歩くとき、荷物の重さが私のようにそろそろ60にも
手が届くか、という身体には重要になってきます。
中身は水と食料と着替えと雨対策用のギア。
だから、軽くしようとするとザック自体の重さを軽くすれば全体も軽くなるはず。

というわけで、とっても軽いザックをみつけ手に入れました。

以前のはドイツのドイターというメーカーの容量28リッター

これもその当時とても軽くて1200gくらい。


素材の進化がこの軽量化の成功の秘密。

ただ、荷物をつめると肩パットが薄い分、食い込んでちょっと後半肩というか鎖骨にあたる。
腰のベルトも腰骨に当たる・・・

しかし、機能的には表から蓋が全快するので、上を解かなくても
中身(下の方の物)が取れる、という便利さがありました。


今回購入したのはアメリカのオスプレーというメーカーの容量38リッター

900gです。


肩パット、腰パットも厚くしっかりしていて、7キロの錘を入れて担いで見ましたが
らくちん!どこにも当たる感じがしません。
機能はドイターのとはまた違った便利な機能もあり、プラスマイナスありますが軽いの一番!

これを最初見つけたとき、買うかどうか迷って2週間ほど間をあけました。
次にお店に行ったとき、あれば買おうと。

行ってみたらほかの色はなくなっていましたが、私が試してみたこの子は
私を待っていたかのように?残ってました。
店員さんも同じ方で、一度売れていきそうになりましたが、残りましたね~と。
まるで貴方を待っていたかのようです・・・なんて言うもんだから
やっぱり買っちゃいました。

お支払い終わった後の店員さんの一言
「この子を沢山いろんな山に連れて行ってあげてください!」

はいはい、承知のすけ

声の老化

2014-07-03 23:04:10 | 日記
この頃、声がでにくい
声がかすれている
声がしゃがれる

父が余りしゃべらなくなってから
声がかすれてきていた
スカスカのような声
あれとおんなじ現象のような気がする。

わたし、家ではしゃべらないし
もともとあまりしゃべらないほうだから
会社でも電話を取るときぐらいと
用事があってまわりと話しをするくらい

声帯を使っていないと
退化していくみたい
言葉も忘れていくし、
人間使っていないとどんどん
退化し老化が進んでいく、ということでしょう

ありゃりゃ