樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

ジンクスを断ち切る為に

2014-09-24 23:15:29 | 日記


天気予報で丸1日「晴れ」とでた日曜日
急遽伊豆の天城山へでかけることにした。

こちら方面を計画するといつも雨
だからあえて計画せずにその日の天候で思い立ち
雨のジンクスを断ち切る為に 朝決めて出発

東京からは100キロちょっと
だがしかし、意外と時間がかかり3時間

天城高原ゴルフカントリーの脇に天城縦走路の入口がある。

朝の光にコケがすくすく伸びていくようだ


万二郎岳までの道は馬の背に出るまではしっかりした登り。
  でも 粘土質の土の登山道
やっぱり雨の日はごめんこうむりたい

         いつもと違って木肌が赤いヒメシャラの林
          
           緑の中に明るい幹
           そんな中を小一時間あるいていると万二郎山(1320m)に着く
           眺望はゼロ ちょっと先へ行くと展望がよいところがあるが
           海と街が見渡せるくらい

ここからはほぼ平行道を行く
  アセビ(馬酔木)のトンネルをくぐってせっせと歩く
              


一時間チョィで万三郎岳(1405m)に到着
あまり汗をかかずに歩いてきた。
いままで歩いた道とは随分雰囲気が違う。
何が違うのだろう。

てっぺんについても展望がなく、次の山はあれを目指したい!という
次に繋がるものがない。穏やかといえば穏やかな山


登山口までは別の周回コースでくだる。
秋をみつけながら

でも、いつもと何かが違う山
道の下側は植林の杉、右山側はブナであったりヒメシャラであったり
人工的な山と自然を残した山とがせめぎあっているのか
山が沈黙している。歩いていても安心感を感じられない。
さすが「天城越え」の道
歴史にふさがれている物悲しさが染み付いている
そんな気配があふれている


ブナの幹の太さをみれば
この山の古さが身にしみる







最後にわかった
コケが蒸す時間の経過があるにもかかわらず
小川や沢の跡があるにもかかわらず
ここには水の音、水が生まれる気配がない
ブナがあるにもしても
潤いがあるはずなのに
流れる水がない
そして下草がない

山を歩いていても
気持ちが落ち着かない訳はここにあるのかもしれないなあ