![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/7f/60751e92b4f8ce3cdd95a70e1c15885e.jpg)
天気予報で丸1日「晴れ」とでた日曜日
急遽伊豆の天城山へでかけることにした。
こちら方面を計画するといつも雨
だからあえて計画せずにその日の天候で思い立ち
雨のジンクスを断ち切る為に 朝決めて出発
東京からは100キロちょっと
だがしかし、意外と時間がかかり3時間
天城高原ゴルフカントリーの脇に天城縦走路の入口がある。
朝の光にコケがすくすく伸びていくようだ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/30/065d85c5ab731ff8d7cc788af2a24f06.jpg)
万二郎岳までの道は馬の背に出るまではしっかりした登り。
でも 粘土質の土の登山道
やっぱり雨の日はごめんこうむりたい
いつもと違って木肌が赤いヒメシャラの林
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/7d/3efce73d6da0b5f1ed72729b953b7cff.jpg)
緑の中に明るい幹
そんな中を小一時間あるいていると万二郎山(1320m)に着く
眺望はゼロ ちょっと先へ行くと展望がよいところがあるが
海と街が見渡せるくらい
ここからはほぼ平行道を行く
アセビ(馬酔木)のトンネルをくぐってせっせと歩く
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/49/1f434cc029b4825d2ce5be4c5f766860.jpg)
一時間チョィで万三郎岳(1405m)に到着
あまり汗をかかずに歩いてきた。
いままで歩いた道とは随分雰囲気が違う。
何が違うのだろう。
てっぺんについても展望がなく、次の山はあれを目指したい!という
次に繋がるものがない。穏やかといえば穏やかな山
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/04/5882c1d14928f3afdecbd41d3b860f3a.jpg)
登山口までは別の周回コースでくだる。
秋をみつけながら
でも、いつもと何かが違う山
道の下側は植林の杉、右山側はブナであったりヒメシャラであったり
人工的な山と自然を残した山とがせめぎあっているのか
山が沈黙している。歩いていても安心感を感じられない。
さすが「天城越え」の道
歴史にふさがれている物悲しさが染み付いている
そんな気配があふれている
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/6d/5172e8f666f78d48fbd0f77191c8d643.jpg)
ブナの幹の太さをみれば
この山の古さが身にしみる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/b5/e904f49170e1c0e5f9aa05e4c8b4ec1f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/a9/f2224c41bd02440457fd00b43b732439.jpg)
最後にわかった
コケが蒸す時間の経過があるにもかかわらず
小川や沢の跡があるにもかかわらず
ここには水の音、水が生まれる気配がない
ブナがあるにもしても
潤いがあるはずなのに
流れる水がない
そして下草がない
山を歩いていても
気持ちが落ち着かない訳はここにあるのかもしれないなあ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/89/017b8e9751771f6270d13620df7e8715.jpg)