樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

ドラム式洗濯機

2009-07-28 23:09:28 | 日記
7年前、発売してすぐ飛びついて買ってしまったドラム式全自動洗濯機。7kgまでOK。
ラグビーをしている息子の分厚いしっかりした綿製ジャージを洗ってもへこたれず、乾燥までを一晩でやってしまう優れもの!北陸の雪降る季節の洗濯にはもうこれ以上望めない代物。うちの家電で一番よき買い物だった。

その大事な洗濯機、先日終わったよ~と叫んでいるので、出来上がった洗濯物を出すためにドアを開けたら・・・さあ大変、中の水が残っていてざば~!!!と床一面大洪水。 脱水ができていなかった。あれれ???  一度蛇口の水を止めて再度脱水だけかけるとちゃんと動いて脱水してくれる。な~んだちょっとした気分のノリが悪かっただけかと、ほおっておいた。
ところが数日後、水はざば~と飛び出さなかったが、今回も脱水ができていない。ありゃりゃ、家電製品の寿命は6年くらいというから、アレだけこき使った洗濯機、もうだめなんかな~とちょっと暗い気分。でもまあ修理やさんにみてもらうことにした。

土曜日の午後、製造元の全国サービスコールセンターに電話をしたら、土曜日には修理しない云々かんぬんと。まあでも地域のサービスに聞いて見ますとの事。地域のサービスマンは毎日使う生活品ですから、ないと不便でしょ!とすぐにすっ飛んできてくれる。ありがたや!
実はこの機種、もう6年も前にリコールを呼びかけた製品だったらしい。脱水できなくなる症状がでると。それをまったく知らずにずっと使い続けていたわけだから、よき製品に当たったというか今まで不具合がなかったのがラッキーだったのか。
というわけで当時の交換部品を全て持ってきて2時間かけて新品同様取り替えてくださった。もちろん無償で!!

お客の立場にたって休みの日にも駆けつけてくれて、6年も前のリコール製品を丁寧に修理してくれたサービスマンとこの製造ブランド。次回も必ずおたくの製品購入しますからね。これが顧客の水際に立つということ!やっぱりさすが日本製

                            

鯖談義

2009-07-27 23:21:15 | グルメ
先日このブログにも載せた福井の梅田家庭園。そこを教えてくれた友人が、福井の美味しい物を全国に紹介したい!と知人が始めた福井県の海産物をネット販売する会社を東京で手伝い始めたのです。福井の蕎麦と焼鯖が好きな私は早々取り寄せてみました。

   ↓
「昭和が見える食卓風景」
http://www.osakanaya.co.jp/

日本海で獲れた旬のものを、作り手やそれに携わった人たちのぬくもりが伝わるようなものを、という趣旨で始めた会社です。
海苔の佃煮はとっても美味!海苔だけでなくモズクやひじきまではいっていてミネラルたっぷり。白いご飯がすすむこと!そしてのど黒の一夜干し。ほっぺが落ちそうでしたわ。ところが、期待していた鯖の一夜干しがいまいちだったので、友人だからこそ辛口の評価を伝えたところ鯖談義になってしまいました。

まずは、
一見「鯖の丸焼き」には、「浜焼き鯖」と「鯖の一夜干し」がありますが、それぞれに、「地元鯖」と「ノル鯖(ノルウェー産の鯖)」 があるわけです、と講義を受けました。
次に「浜焼き鯖」は、生の鯖を内臓処理して串を打ち、炭火でじっくり焼いたもの。「鯖の一夜干し」はその名の通り干物。おろししょうがをたっぷり添えて食す。脂ののったさばはポピュラーな家庭の味、だったそうです。
ところが、ここのところ地球温暖化等の影響か、全く昔のあの旨い鯖が地元で揚がらない。で、最近はノルウェー産の冷凍鯖を地元で解凍→串打ち→焼く、又は、再冷凍して次の市場へ、という事になってしまっているとのこと。
彼女も言っていましたが、魚は世界中どこでも回遊しているのだから、どこで獲れても鯖は鯖。「どこどこ産」なんてナンセンス・・・と。
そう、やっばり脂の乗った鯖でなくっちゃ、と思う私。寒い冷たい海を泳いでいる魚の方が脂が乗るに決まっている。だから福井県産の鯖よりノルウエー産の「ノル鯖」の方が美味しいに決まっているんです。
ちなみに福井の越前海岸の漁師さん達は、あっけらかんとしたもんで、「ノル鯖は昔の越前の鯖のように旨い!」と皆認めているそうです。

昨日用事があって福井へ行って来ました。帰り道のSAで、売ってました!焼鯖寿司と鯖寿司、そしてご丁寧に富山の〆鯖寿司が。売っているおじさんに意地悪ばあさんの如く聞いてみました。「このお寿司どこ産の鯖つかっとるん?」と。おじさん曰く「鯖寿司」は「焼津産」と大きな声で(国産の鯖だからね)、じゃあこっちの福井名産の焼鯖寿司は?とたたみかけると小さな声で「ノルウエー」と小さな声でひとこと。私は裏をひっくり返して、ちゃんと「ノルウエー産」と記載されていた正直ものの富山の〆鯖寿司を買ってしまったへそ曲がり。
さて、わたしがご贔屓にしている福井放送膝元のそば屋で出してくれる焼鯖(一夜干し)は果たしてどこ産なんだろうか。次回寄った時にはきいてみよ!と思っています。多分あの脂の乗りは・・・「ノル鯖」と踏んでいるのですが。

たかが鯖、されど鯖・・・の私達なのです。

梅酒うめ~

2009-07-25 14:06:15 | 日記
巷では居酒屋で「梅酒」がブームになっている様子。
私が子供の頃は、夏になっておなかを壊すと必ず梅酒を飲まされた。祖母が作ったその味は、ちょっとおなかを壊してアルコールの匂いをかげるのが楽しい夏のあまずっぱい味。私の実家には今も老木となった梅の木が植わっている。
昨年その梅の木にたくさんの梅がなった。丁度実家に寄った頃だった。一粒一粒怪我させないように、いや傷をつけないように丁寧に落とした。その梅が母の手で今年の梅酒となっていた。奥の納戸には知らない間に3年ものそれ以前のものの梅酒のカメが並んでいる。

先日寄った時、若い今年の梅酒をもらってきた。
                          一粒食べると顔が真っ赤になるほどまだまだアルコール度が高い。これを食べて車を運転したら即免停、罰金200万ほどの高い梅につくこと間違いなし。



丁度時を同じくして近所の方から梅酒をいただいた。これはお姫様のような梅酒。多分黄色くなりかけた梅をつけたのであろう。それにしても・・・ブランデーに浸かっていた梅は本当にふくよかで、品がある。
            江戸っ子の梅酒はきりりと一杯、金沢の梅酒はのほほんと一杯。それほど違いがある。

            江戸っ子を牛乳割りして「飲むヨーグルト」状にし、寝酒にするのが今の私流


熊野古道

2009-07-25 10:51:07 | 日記
私の山歩きは3年前、熊野古道から始まった。
NPO法人白山の自然を考える会のメンバーの一人から熊野古道に誘われたのがそもそものきっかけ。紀伊田辺の「滝尻王子」から始まる中辺路2泊3日の修行に参加した。1日に6~8時間歩く2日間の計画に一時はひるんだものの、一度は歩いてみたかった「熊野古道」という響きに思い切って参加。杉木立ではなく、ヒノキの木立の道をひたすら歩く。
  小さな花も小川のせせらぎの音も新鮮で、やはりここは何かエネルギーを発散している山ではないかと感じる。5月の連休ではあったが、人もまばらで静かな中辺路。今作られたばかりと思うほど新鮮な空気を独り占めできそうなほど。
                             
                 滝尻王子

滝尻王子から大門王子、近露王子を経て継桜王子で一泊目を迎える。距離にして17.2km、高低差はほとんどないにしても約7時間は歩いた。人間歩けるのもだなあ~と。翌日発心門王子経由熊野本宮大社を目指す。さすが発心門王子辺りは観光バスで入ることができるためハイヒールの観光客も多くなり・・・リュックをしょったむさくるしい私達は奇異な存在にうつったに違いない。
                   
                 発心門王子/石楠花が咲いていた

2日目は湯の峰温泉泊。かけ流しの温泉で熱すぎて足も入れられないほど!!やむなく水を足し、湯もみをする。しかし、久々にいいお湯だった。サッカーのJAPANチームのユニフォームにデザインされている鳥はここの八た烏(ヤタガラス/「た」という字は「尺」+「只」)がモデルだったことをご存知だろうか?チームメンバーは遠征前にここでお祓いを受けたとのこと。なるほど!

     
この「八た烏」を絵文字化した御神札「熊野牛王符」を受けてきた。あらゆる災いを防いでくれる霊験あらたかな護符、わが身を守りたまえ・・・と祈りつつ。
最終日、バスを多少利用して熊野速玉大社、那智大社、那智山青岸渡寺(この寺は那智大社と同じ境内にある。昔の家では神棚と仏壇があっても不思議ではなかったが、古来より八百万の日本の神々はおおらかで多くを受け入れてきたに違いない)を詣でて帰路に着く。
                        
                  本宮          

              
                早玉大社

     
青岸渡寺                               那智の滝

林や山にいだかれて、土の匂いを嗅ぎ、水の音を聞き、五感をフルにつかって歩くことがこんなにもエネルギーを与えてくれるものかと、この3日間をもって身に染みた。
その後、「白山の自然を考える会」に入り、白山周辺を歩きそこの自然を育て・考える活動に参加し始めたわけである。と共に自然と山に足が向き始めたのである。

KICK OFF

2009-07-25 00:57:41 | 日記
ISOを試行して4日がたった。
自社にあわせて改良したはずの帳票や書類を実際実践で使ってみるとやはりそぐわない部分も見えてきて、あちこちで議論をする場面があった。しかし、これが狙い目なのではないだろうか。品質を上げキープし続けること、顧客に満足いただくこと、それを達成するための下固め。形骸化しないように、実質的にするために改善をし続けていくこと、この姿勢がISOなのではないか、と思うようになる。

9月の審査に向けてまだまだ改善の余地はありそう。