樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

第90回目の花火大会(大曲)

2016-08-28 22:14:56 | 日記
人口4万人ほどの町が
この日一気に
60万~70万人になるという
名物花火競技会
明治時代に始まって今年90回目
由緒ある大会なんだそうだ
確かに!

まずは昼の部から





夜の部が始まる前に夕食(お弁当)などピクニックのように食べ、
開始を待つ・・・
今年はNHK BSで生中継も入っていたのでご覧になった方々もあろう













昔のようにただ大きな尺玉を次から次へとあげるのではなく
音楽に合わせて創作花火を打ち上げる
ちょっとしたショータイム

それにしても
リハーサルのない本番ぶっつけの
花火なのに、音楽に合わせて打ち上げるこの技

日本の花火の水準は、花火師の技術は
計り知れない


美しさ儚さ、そして迫力
秋田の広々とした空にふさわしい

花火の豪華さの反対にある儚さに思わず涙があふれてしまう
冥土の土産にしようと思う
(動画をアップできないないのが残念)

実家の解体

2016-08-27 08:38:39 | 日記
先週末、8月19日
東京は台風の影響はなかったのかな?

この日から、実家の解体が始まった。
更地になるまでに、予定では、9月3日までかかるとか。

前回上京した際に、見納めた。けれど
やはり、もう見られないと思うと
頭に残った映像が色々と浮かび上がる。

母も、家を壊すのを見たくないと、
更地になるまで寄り付かない、と
言っていた。そうだろうね。
トラウマになってしまったら、大変だもの。

主だった大きな蛙はどうしたかしら。
ご近所の庭にお引っ越ししてるといいのだけど...


週末は秋田県さア ファイナル

2016-08-24 19:37:09 | 日記
タイトルの「さア」は
標準語で言う「~へ」
例えば、「東京へ行く」というのは「東京さアいぐ」となるのです。

さて、やっと到着した猿倉温泉は
鳥海山の登山口の一つ、祓川登山口に一番近い宿泊施設
ここの温泉は、石川県白山の白峰温泉と同等なトロリンさ。
とてもとても非常に柔らかく滑らかなお湯です。

早朝4時半、朝食をおにぎりにしていただき
鳥海山リベンジにいざ出発!


朝焼けの赤みがかった雲を纏う鳥海山


歩き始めは祓川神社の横の湿原から



以前チャレンジしたとき、初雪で敢えなく退散したけれど
下山途中から眺めたここの湿原から、またおいで!
と言われたような気がしたために、再度同じ登山口からのアタック開始

よう戻ってきたね!って

でも、やはり鳥海山は手強い山でした。

あちこちに、カチンコチンに固まった雪渓があり
        


巻くにしても、ヌルヌルのツルツルの草滑りあり
ゴツゴツとした岩の巻き道あり

だけれど、時々白い花々が萎えた気持ちを少しだけ起こしてくれます。


イワウチワ


アオノツガザクラ


ヒメコザクラ?




こうして高度を上げていくのだけれど
結構急登が随所にでてくるわけで


ヒーコラヒーコラ



登山口の場所で、結構風が強かったので大丈夫か心配していたことが
あ~やっぱり・・・
上へ行くほどに立っているのがやっと、止まない風に悩ませれ始めました。
そして霧?雲の中にすっぽりと入ってしまったように
眼鏡はワイパーがないと見えない状態になってしまいました。

鳥海山は海からせりだしたした独立峰
風が強いのは知っていましたけれど、思った以上でしたっけ。
それでもなんとか七高山の頂上にたどり着きました。



周りは真っ白け
この奥に見えるはずの新山の頂きも(20分ほどのところ)
日本海も見えず、山が今日はこれ以上は止めておきなさい、と
言っているようにも思えたので、「鳥海山七高山頂」(2229m)で
よしとしました。


チョウカイアザミ


折れた(裂けた)枝に小さな命


厳しくもありおおらかなそして美しい 鳥海山

また別の日に別の登山口からチャレンジしてみようかな・・・
と、「もう登るまい」と思いつつ足を運んでいたにも拘わらず
下りたそばから思わせる、私に魔法をかける山ですね。
なんでだろう・・・?

週末は秋田県さア その3

2016-08-24 00:18:36 | 日記
角館に到達する前に
途中のサービスエリアだったか道の駅だったかで
ちょっと有名になっているらしい
ババヘラアイス に出くわしました。


おがあちゃんがへらでシャーベット状のアイスをこそげ
バラの花のように塗っていく


暑い日の清涼感


胆沢(いさわ)を走っているときに
「田んぼアート会場」という旗をみつけ
一度通りすぎたけれどUターンしてやぐらに到着


2016年国体、胆沢では乗馬競技とアーチェリー?弓道?


毎年何かしらの絵を描いているようで
通常は葛飾北斎の浮世絵(富嶽百景)などを題材にしているようです。
ちょっと離れたその横にはお子さま用にバイキンマンやドキンちゃんも
描かれていて
ここがその昔、蝦夷(えみし)との戦いが繰り広げられ大勝利を納めた
戦場だったとは微塵も感じられませんでした。
平和そのものの田んぼが広がる、空が広い胆沢

車を気ままに北上させているうちに
またまた気になる看板を発見
払田柵跡(ほったのさくあと)





どこまでも広い田んぼのど真ん中に柵が作られている光景には
なにかしら惹き付けられるものがありました。
古代城柵跡なんだそうだけど、柵を潜り抜けるとローマの古代神殿を
思わせる、でも日本的な木の柱が立ち並び
ここで政治を司る政務官たちが国をどうやって納めていくか
おおらかな空間の中で話し合っていたのでしょうか。

ボランティアらしきおじさんたちがトラクターで広大な芝生を楽しそうに
美しく整備している光景も、またこの地にとてもよく似合うものでした。

今日の目的地に着くまでの間




こんなカフェでお茶をしたり
ぼーっと空をながめたり


ほんまに東北は気持ちをゆるりとさせてくれる
おおらかさが流れています。

秋田いいとこ一度はおいで!


週末は秋田県さア その2

2016-08-23 23:21:19 | 日記
気ままに秋田さ向かった週末
最終目的地は猿倉温泉

なんの下調べもせずに車を走らせ
途中で面白そうなものがあったら寄ってみよう!
そんな たび



さて、ここはどこでしょう?
黒塀でお分かりかと思いますが、
春、垂れ桜と桜と染井吉野が同時に咲く秋田県の町といえば・・・
そうです、角館!

要するに武家屋敷ですが
なかなか博学な方々が要らしたようで

杉田玄白が翻訳した解体新書は有名ですが、
その翻訳本の人体図などの絵を描いた人がここの大きな屋敷の
石黒家の近くにいたそうな。
名前は小田野直武
平賀源内が彼の絵の素質を見抜き
お江戸に一緒に連れて帰り、絵の勉強をさせて
その後、蘭学の解体新書の挿し絵を模写して出来上がったんだそうです。
だから、その人がいなければ、あの医学書の歴史的価値も評価も
違っていたでしょう。

ここは佐竹藩
その末裔が大学時代、クラブのひとつ上の先輩だったことを
ふっと思い出しました。

映画「たそがれ清平」のロケ地でもありました。

現在、町並みのその中で実際に人々は生活されていて
だからこそ、これぞ観光地!という浮き足だった感じもなく
ここだけスローモーションで時が流れていく、
そんな雰囲気のある
一角でした。

さて、ゆるりと散策し生まれて初めて人力車に乗り
回っていただきましたが、なかなかよいガイドさん。
武家屋敷と柏の木の話やひない鶏の話など、知らないことを
色々と教えていただきました。

やはり春にもう一度来よう!と決めました。