戦後の強大国たちは、「ここは私たちの植民地でもないし、支配もしていない」としながら、裏では強い影響力を及ぼす方法を好んで使うようになりました。
支配と気づかれない「支配」を目指しているのです。
投資方法を、「いろんな会社を経営する」から、「いろいろな会社の株を買っておく」に方向転換した。
とでも言いいましょうか・・・。
第二次世界大戦の終わり共に始まった冷戦時代。
旧ソ連や中国が朝鮮半島の「合法政府」として北朝鮮を認め、アメリカは韓国を認めました。
今もなお、北朝鮮と韓国はお互いを国家、すなわち合法政府として認めていません。
「違法占拠」「未修復地域」としているだけです。
それからも、ケネディ大統領の頃から本格化したアメリカの「親米国作り政策」。
その流れを受け入れた韓国の軍事政権「朴正熙~盧泰愚政権」の影響で、韓国は、まさに冷戦時代の申し子となり、「反共(反・共産主義)」の先鋒にならざるを得ませんでした。
もちろん、これは決して「韓国は被害者だった」という意味ではありません。
朝鮮半島の歴史は、もともと事大と処世術の歴史です。
そのおかげで生き残ることができ、発展できたとう見方もできます。