小麦や砂糖、スナック菓子、発酵乳などの加工食品に続き、ハムやツナなどの缶詰類も値上げを控えていることが分かった。豚肉など肉類価格の高止まりを受け、その代わりとして重宝されてきたハムまで値上がりすれば、消費者は物価上昇圧力をさらに身近なものとして体感することになりそうだ。
CJ第一精糖は18日、今月25日からランチョンミート「スパム」の価格を平均13%引き上げると発表した。200グラム入りは現在の3000ウォン(約225円)から3400ウォン(約255円)、340グラム入りは4500ウォン(約338円)から5100ウォン(約383円)へとそれぞれ値上げされる。スパムの値上げは2008年以来のことで、これに伴い大象清浄園の「ウリハム」やロッテハムの「ロースハム」も近く10%ほど値上げされるという。
ツナ缶も値上げされる。思潮産業は来月10日からツナ缶全商品の価格を10%ほど引き上げる予定で、同じく東源F&Bも値上げを検討している。今回の値上げについては両社とも「マグロの価格が昨年に比べ40%ほど上がっており、また缶の原料となる鉄の価格も上がった」と説明している。