鉄卓のブログ「きままに」

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「ヤマメ」に会う【JR九州夜明駅 鉄卓のフォト・ウォーク2016-21】

2016-11-11 | JR九州ウォーキング
2016年11月6日(日)


(今日のマップ)

JR九州ウォーキング夜明駅コースに参加。

九州新幹線久留米駅で、久大本線に乗り換える。「特急ゆふ1号」がウォーキング参加者の便利のために夜明駅に臨時停車するというので利用する。福岡県にある筑後大石駅から幾つかのトンネルをくぐって、大分県に入って最初の駅、日田市の夜明駅に到着。思ったほど、利用する人は少なかったようで、降りたのは数人だった。久大本線では久留米市の善導寺駅のコースが今日同じ日の開催だったので、そちらに参加する人が多かったかもしれない。


(久大本線の車窓、耳納連山)


(ゆふ1号)

夜明駅に降りたのは久しぶりたが今日のコースは初めて参加する。駅舎が新しくなっていた。日田彦山線と久大本線が合流する駅で、駅舎横に夜明の鐘が設置されている。これは、昭和30年代まで地元の小学校で始業のチャイムとして使用されていたものを地域振興のシンボルとして夜明振興協議会が設置したもので、日田杉を使用し、大分県特産の椎茸をイメージしたデザインとなっている。鐘は自由に鳴らすことができる。ということで、鐘を鳴らしてスタート。


(夜明駅)


(夜明駅の鐘)


(道沿いで)


(踏切から夜明駅、椎茸デザインの中に夜明けの鐘が入っている)

日田市の夜明・大鶴地区を歩く。昭和30年に当時の夜明村・大鶴村が日田市に併合されている。旧道を里山の風景や道沿いに咲いている草花を撮りながら進む。


(道沿いで)


(日田彦山線の列車)


(大肥川)


(大肥川で)


(田んぼ道)


(大肥川)


(道沿いで)


(稲刈り後の田んぼ)


(道沿いで)


(道沿いで)


(銀杏並木)


(道沿いで)


(道沿いで)

道は、日田彦山線とほぼ並行しているが線路と接近しているのは今山駅付近だけだった。


(今山駅)


(今山駅付近)

その今山駅を過ぎたところから線路を渡り、橋を渡って、ぐるりと回るコースになっていた。寄ったのは農事組合法人「大肥郷ふるさと農業振興会」の加工部「ももは工房」。おこわや饅頭など売ってあったが「野菜あられ」を買った。


(ももは工房)


(川の名前は?)


(稲刈り後の田んぼ)

旧道に戻り、途中、めだかの養殖をしている「日田天領めだか」に寄る。入り口で歩友のKさんご夫妻に会う。3日の大牟田駅コースでも会ったが、その時は久しぶりだった。不思議なもので、歩友の皆さんそれぞれと会うときは同じ方に続けて会うことが多い。今秋の前半はOさんご夫妻と続けてあった。
「日田天領めだか」は、日田市のホームページに、ふるさと納税の返礼品の一つとして掲載されている。


(道沿いで)


(道沿いで)


(道沿いで)


(道沿いで)


(日田天領めだか)


(日田天領めだか)

里山の風景を楽しみながら歩いて「大鶴ふるさとまつり会場」に向かう。


(製材所・日田は杉の生産地)


(里山風景)


(里山風景)


(道沿いで)


(道沿いで)


(銀杏並木)


(道沿いで)


(道沿いで)


(川の合流地点、右は大分側、左は福岡側から)

会場ではイベントや地元の生産物が売られていたが、早めに次の目的地へ向かう。手に買ったものをぶら下げているウォーカーも多い。


(大鶴ふるさとまつり会場)


(大鶴ふるさとまつり会場)


(橋と鉄橋)


(道沿いで。ここは大分?福岡?)

どこが県境かは分からなかったが、福岡県の「東峰村秋まつり会場」に着く。ここでもイベントや地元の生産物が売られている。一番人気は「牛」のようで焼肉が出来るようになっていた。長い列が出来ていたので諦め、ぶらぶら眺めて、米粉のパン180円、鶏の炭火焼きは250円だったがスタート受付で200円のサービス券をいただいたので50円、やまめ400円を買った。


(東峰村秋まつり会場)


(祭り会場で買った米粉パン)

ビールは見まわしたけど、売ってあるところを見つけられなく、先ずはやまめ。もう、これは初めて。こんな美味しいヤマメは。骨から身は直ぐはなれる。甘味もあって、脂ものって、舌に乗った身は喉へとスーッと入っていく。川魚は塩を食べているような感じがするときもあるが、塩味も絶妙、魚の味を引き出してくれる。なりふり構わずかぶりつく。トレイに脂が落ちる。一気に食べてしまった。川魚がこんなに美味しいなんて、これだけでも、ここまで歩いてきた甲斐があった。


(ヤマメを買った)

不思議なもので、その後すぐにビールの文字が目に入る。さっそく買って、座る場所を探していたら、地元のおじさんから「ビールはどこ。」と聞かれた、「あそこ。」と教えた。次はビールと鶏。地鶏というと硬いイメージがあるが、これは柔らかいとはまた違う歯ごたえでさくっと噛める。脂ののりと旨味がじわーっと歯と舌にくる。もうたまりません。ビールで今食べた感触を洗い流す。そしてサクッ、ジワーッと。ビールで流す。そしてまたサクッ、ジワーッと・・・。ビールをおいしく飲むためにつまみがあるような時が多いが、今日は逆。主役は鶏、ビールは添え物。テーブルの陽が当たるところに坐って食べていたら、同じテーブルに坐っていた老夫婦のお婆さんから「暑いでしょう。も少し中に入ったら。」と勧められたけど、暑いのは吹っ飛ぶ。最近、こんな美味しい鶏を食べる機会は無い。またまた、大満足で、ゴール宝珠山駅へ向かった。


(鶏の炭火焼を買った)

宝珠山駅でひたひこの新しいスタンプを貰い、JRのスタンプも押してもらって、駅横広場の木の下でお祭り会場で買った米粉パンを食べる。米粉パンは何度か食べたことがあるけど、これが米粉パンか、という位の印象しかもっていなかった。今のパンはいろんな味がついていて年寄りにはくどい感じがするが、このパンは「これが米粉で作ったパンだよ、食べてみて。」と主張しているようなシンプルな味がする。もちもち感というのがどんなものかよく分からないが、その感じを知っている人は、もちもち感たっぷり、と表現するのではなかろうか、と思いながら食べた。これなら毎日でも大丈夫と感じる。あのヤマメと鶏を食べた後、木陰の下で、美味しいパンにも出逢えたなぁ。


(宝珠山駅へ)


(宝珠山駅)

食後は、県境の駅の探検。ホームに県境の標識があった。県境にさしかかった列車を撮りたかったけど、電柱があって難しかった。


(ホームの県境標識、向こうの木の下で米粉パン)


(大分県から福岡県に入ろうとする列車)

宝珠山駅もそうだが、日田彦山線には気になる駅名が幾つかある。お隣の大行司駅も気になる駅名。行ってみよう。着いた大行司駅のホームは高台にあった。階段下りてところの駅舎は当然無人駅。以前の駅事務所は喫茶店になっている。駅舎を一回りして、コーヒー飲もうかと扉を開けたら、小さいお店ではあったが満員だった。珈琲は諦めて大きな通りに出たら楠の大木に囲まれた神社が見える。明治以前は大行事社と呼ばれていた高木神社と説明がある。楠木は樹齢500年位のようだ。駅のすぐ横の宝珠山小学校には、新しい校舎が建っていたが、古い校舎もそのまま残されていた。


(大行司駅、左上にホーム)


(駅舎の喫茶店)


(高木神社)


(宝珠山小学校から中腹が駅ホーム)

さて、戻ることにする。宝珠山駅ではゴールした参加者が大勢乗ってきた。列車は歩いてきた風景の中を逆に走り、夜明駅に着く。久留米へ向かう普通列車に乗り換え。善導寺駅では善導寺駅コースに参加しゴールした人たちが乗ってきた。夜明駅で満員状態だったのでほとんどの人は座れなかった。満員のまま久留米駅に着く。


(日田彦山線の車窓、窓ガラスは歴年の跡)


(夜明け駅でふゆふいんの森号がすれ違う)


(夜明け駅、乗ってきた日田彦山線の列車、左の2本の線路が久大本線、向こうが久留米方面)


(久留米行の普通列車)

駅のKIOSKでアイスモナカを買う。JR九州ウォーキングに参加してビールを飲めなかった時は、大体アイスモナカを食べる。久留米駅には地元丸永製菓が作っているアイスモナカが置いてある。今日はじがいもモナカ。
地元の美味しいものを食べて、ビールも飲んで、アイスモナカも食べて、大満足で今日のウォーキングを終える。


(久留米駅で、アイスモナカ)