たけじいの気まぐれブログ

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民謡をたずねて・その2

2024年05月18日 12時07分06秒 | 懐かしいあの曲

先日、不要雑物整理廃棄処分中に、記憶から完全に喪失していた小冊子2冊が出てきた。
表題は、「日本縦断お国ぶり・民謡文庫」
何時頃、入手したものやら、ページを開いてみても、まるっきり覚えが無く、巻末を見ると、
制作・発行は NHKサービスセンターで、1981、1982、(無断転記禁ず)となっている。
どうも非売品のようで、表紙には、「朝日新聞」と印刷されていることから、何かの進呈品だったのかも知れない。

              

「民謡」・・・、最近は、とんと聴く機会が無くなってしまっているが、子供の頃は、よくラジオ等から流れていて、NHKの素人のど自慢等でも、盛んに民謡が歌われていたような気がする。
子供のこととて、しっかり覚えるようなことは無かったが、なんとなく脳裏に焼き付いている民謡が、かなり有り、懐かしくもなる。
昭和20年代後半から30年代、小学生、中学生の内から、民謡が好きだった祖母と一緒になってNHKラジオ第1放送の夜8時台の放送番組、「民謡はこころのふるさと・・・・♫」のナレーションで始まる「民謡をたずねて」という番組をなんとなく聴いていたこともあって、どちらかというと、民謡に親しみを感ずる人間になっている気がする。
昔のことを懐かしがるのは、老人のもっとも老人たるところ・・・等と自嘲しながら、ページを捲りながら、ボチボチと ランダムに、日本全国の民謡をたずねて・・・、みよう等と思い込んだところだ。


民謡をたずねて・その2
「秋田音頭(あきたおんど)」
(秋田県)

「秋田音頭」 (YouTubeから共有)


ヤートセー コラ、秋田音頭です、
 ハイ キタカサッサ コイサッサ コイナー、
♫コラ いずれこれより御免なこうむり 音頭の無駄を言う、
 アー、ソレ、ソレ、
あたりさわりもあろうけれども サッサと出しかける
 ハイ キタカサッサ コイサッサ コイナー、

♫コラ、秋田名物八森(はちもり)鰰々(はたはた)、男鹿で男鹿ブリコ、
 能代春慶(しゅんけい)、桧山納豆、大館曲わっぱ
♫コラ、太平山から四方の景色を、のぞいて見たならば、
 船は沢山大漁万作、秋田は大繁盛、
♫コラ、秋田の国では、雨が降っても、唐傘(からかさ)などいらぬ、
 手頃な蕗の葉、さらりとさしかけ、サッサと出て行くわい、
♫コラ、秋田よいとこ名物たくさん、東北一番だ、
 金山木山に花咲く公園、美人が舞い踊る、
♫コラ、秋田の女ご、何してきれいだと聞くだけ野暮だんす、
 小野小町の生まれ在所、お前(め)はん知らねのげ、
コラ、何につけでも一杯呑まねば、物事はかどらね、
 呑めば呑むほど気持ちコ開けて、踊りコなど出はる、
♫コラ、秋田名物コの字づくしを、つまんで言うならば、
 坊ッコに、ガッコ、笠コに、小皿コ、酢ッコに、醤油ッコ、
♫コラ、時勢はどうでも世間は何でも、踊りコ踊らせ、
 日本開闢(かいびゃく)天の岩戸も、踊りで夜が明けた、
コラ、おら家(え)の兄貴生意気こきゃがって、月賦で車買った、
 ちょすもちょせねで免許も取れねで、あばあなんとせばえ、
コラ、隣の爺さま物好ぎたげで、月賦でバイク買った、
 運転するしび全然知らねで、ばばあなんとせばえ、
♫コラ、お前(め)達お前達(お前方お前方)踊りコ見るなら、あんまり口開ぐな、
 今だばええども春先などだば、雀コ巣コかける、
♫コラ、巡査が来たたて消防衆来たたて、ちっともおっかなぐね、
 えーごどしねたて悪いごどさねば、でっきりおっかなぐね、
♫コラ、汽車も速いし電車も速い、電信なお速い、
 何でもかんでも速いどこいったば、足袋はで足洗った、
♫コラ、妻君ある人秋田に来るなら、心コ固く持て、
 小野小町の生まれ在所、美人がうようよだ、
♫コラ、奥州仙台白石城下で、女の敵討ち、
 姉は宮城野妹は信夫、団七首落とす、
♫コラ、いろはにほへとちるぬるをわかは 昔のたとえごと
 今の人達ゃ見識高くて、さんきゅうべるまっちょ、
♫コラ、おら家のお多福めったにないこと、鬢取って髪結った、
 お寺さ行ぐどてそばやさひかがて、みんなに笑われた、
♫コラ、お寺の和尚さん法事さ行くのに、にわとり貝焼食うた、
 ナムカラタンノウトラヤーヤたば、頭さ羽根おいだ、
♫コラ、秋田のおばこ蕗刈る姿、みんなさ見ひでもだ、
 赤い襷にあねさん被り、本当に惚れ惚れす、
♫コラ、秋田の名所海では男鹿島、山では鳥海山、
 田沢の緑に、十和田の紅葉、絵描きも筆投げた、


 


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